修理方法が分からずに、座面にへこみのあるソファを使い続けていませんか?
ソファの座面のへこみには、原因が2つあります。それぞれの原因別に対処すれば、きっと、今よりも快適にソファが使えることでしょう。
この記事では、ソファのへこみの原因と、それぞれの対処方法についてご紹介しています。
また、記事の後半では、DIYでの補修方法や、プロへ修理を依頼するメリットについても解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/TIRg8VJzy6Q)
こんな症状で悩んでない?ソファのへこみは修理しよう!
「自宅のソファがへこんできたなぁ」と感じるあなたには、現在このような悩みがありませんか?
座面に座りグセができている
ソファに座ると、深く沈みすぎてしまう
実は、それぞれの症状ごとに、ソファのへこみの原因は異なるんです。
あなたのソファはどちらのへこみに該当するか、確認できましたか?
ソファの修理方法を確認する前に、まずは、へこみの原因から理解していきましょう!
あなたはどんな修理が必要?ソファのへこみ、原因は2つ
ソファのへこみの原因は、1つではありません。へこみの原因は大きく分けて2つあります。
- クッション材の劣化
- 内部のパーツが壊れている
今回はどちらの原因についても、DIYでの対処方法をご紹介しています。このあと、あなたのソファの状況が分かったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。
それでは、お手持ちのソファがどのような原因でへこんでいるのか、早速確認してみましょう!
次の項目からは、あなたのソファの状態別に、それぞれの原因・対処方法をご紹介します。
ソファの症状①座面に座りグセができている
1つ目の症状は、座面に座りグセができている状態です。ソファを使っていないときに、お尻の形に座面がへこんでいるなら、あなたのソファは”座りグセ”ができています。
この記事を書いている私も自宅にソファがありますが、2人掛け以上のソファに1人で座ると、どうしてもソファに定位置ができてしまいますよね。
座りグセの原因は、クッション材の劣化が考えられます。同じ場所に何度も圧力がかかってしまうと、内部のクッションがへたってしまい、その結果、よく座る場所だけがへこんでしまうんですね。
座りグセの修理は「クッション材の交換」をしよう
座りグセができてしまった座面を修理するには、クッション材を新しいものへ交換しましょう。
ソファのクッション材には、スポンジのような素材の「ウレタン」や「羽毛」がよく使われています。
2つの素材のうち、特に「ウレタン」が使われやすい素材ですが、ウレタンは”加水分解”といって、空気中の水分が原因で時間が経つと劣化してしまう性質があるのです。
加水分解がひどいと、ウレタンは粉っぽくなってしまいます。さらに、何度も同じ位置へ座っていれば、ソファ自体も傷みやすくなってしまうんですよ。
ソファの症状②座ると深く沈みすぎる
2つ目の症状は、ソファに座ると深く沈みすぎてしまう状態です。ソファの底が抜けているように感じたり、お尻に何かが当たって痛い!と感じたら、こちらの症状に該当します。
座面が深く沈んでしまい、ソファに底抜け感を覚えている原因は、ソファの上で子供たちが飛び跳ねてしまうことが多いようです。
また、長年使っているソファの場合も、内部のパーツが劣化して、座面が沈む原因となります。
いずれにしても、ソファのパーツがどこかしら壊れています。次の項目で、ソファの修理方法を詳しく確認してみましょう。
沈むソファの修理法は「壊れたパーツの確認」から!
沈むソファを修理するには、まずは、壊れたパーツを確認することから始めましょう。可能性として考えられるのは、以下の2つのパーツです。
- 「S字バネ」という、ソファのスプリングが折れている
- ソファのフレームとなる「木材」が折れたり、一部外れている
ソファ修理店の修理事例を調べると、ソファのフレームとなる木材よりも、金属製の「S字バネ」のほうが、パーツが壊れる頻度が高いようです。
それぞれのパーツを確認するには、ソファを一度裏返して、ホッチキスで止めてある布を取り外すことで、内部の確認ができますよ。
ソファのへこみをDIYで修理(補修)する方法:2通り
ここまで、ソファのへこみの原因・対処方法をご紹介しましたが、ソファのへこみをDIYで修理することはできるのでしょうか?
結論からお伝えすると、へこみを「修理」することはできませんが、「補修」することなら可能です。
あくまで応急処置にはなりますが、それぞれの原因別に、DIYでの補修方法をご紹介します。
①「座りグセ」でへこむソファは、クッション材を交換しよう!
ウレタンの劣化が原因で、ソファにへこみがある場合、DIYでウレタンを交換してみましょう。
こちらは椅子のクッション材を作る方法ですが、ソファのクッション材を作る時にも参考になりそうですね。
②「深く沈むソファ」は、S字バネの補修をしよう!
S字バネが壊れてソファが沈む場合、荷造りに使われる「PPバンド」で補修を行います。補修のコツは、PPバンドの留め具部分に「瞬間接着剤」を使うことです。
材料も入手しやすいものなので、S字バネの一時的な補修方法として、ぜひ挑戦してみてくださいね。
へこみ修理をプロへ依頼すれば、ソファのメンテナンスもできる!
へこみの修理をプロへ依頼すれば、修理と同時にソファのメンテナンスも対応できるんですよ。
これまでたくさんのソファを見てきたプロでないと、素人では分からないパーツの劣化もきっとあるはずですよね。
例えば、壊れたバネの交換だけでなく、他のバネは問題ないかの確認や、ソファのフレームにぐらつきや破損がないかなどの確認です。
愛着のあるソファを持っているなら、なんとか自分で対処しようとするのは、あまりおすすめできません。初めからプロへ修理を依頼するほうが、長い目で見ても安心・安全ですね。
へこみ修理は最小限に!座り方を工夫すれば、ソファは長持ちする
ソファの補修や修理が終わったら、これからへこみの修理を最小限にするためにも、ソファの賢い使い方を確認しておきましょう。
ソファは同じ場所に座らず、座る位置を変えていくことが、長持ちさせるポイントですよ。
ですが、そう言われても、テレビの位置やテーブルの位置で、無意識に同じ位置へ座ってしまう人がほとんどだと思います。
そこでおすすめなのが、お部屋の模様替えも兼ねて、家具の位置を変えてみることです。きっと、座る位置を意識するよりも、ソファが長持ちしやすくなるでしょう!
【まとめ】ソファのへこみ修理方法
今回は、ソファのへこみで困ったときの原因・対処方法についてご紹介しました。
へこみの症状ごとに対処方法は異なりますが、どのような症状でも、DIYでへこみの「修理」をすることはできません。DIYで対処する場合、あくまでも一時的な「補修」になることを知っておきましょう。
もしも、愛着のあるソファをお持ちの場合は、自分で補修をしようとせず、プロへ修理を依頼するほうが賢明です。細かいメンテナンスも同時に行ってくれるので、ソファが長持ちしてくれますよ。
座面のへこみは、ソファを使っていく上でどうしても避けられない症状ではあります。しかし、日頃からソファへ座る位置を変えて、工夫しながら使っていけば、へこみ修理は最小限にできるでしょう。