一般的なドリッパーとは少し違いクレバードリッパーを使用してコーヒーを抽出すると、濃厚なコーヒーに仕上がるのが魅力的です。
しかし、具体的に一般的なドリッパーとクレバードリッパーの違いや、クレバードリッパーについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、一般的なドリッパーとクレバードリッパーの違いやクレバードリッパーについて詳しく紹介していきます。ぜひ、最後まで見ていってくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2770032?title=%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%81%A7%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%972)
一般的なドリッパーとクレバードリッパーの違い
一般的なドリッパーとクレバドリッパーは、底の部分に違いがあります。一般的なドリッパーは、底の部分に小さい穴が開いているのが特徴です。上からお湯を注ぐと、小さい穴からコーヒーが流れてきます。
クレバーは、底の部分にシリコンラバー製の弁が付いているのが特徴。平らな場所では弁は閉じた状態です。
クレバードリッパーの中で、コーヒーがお湯に浸ってしっかりと抽出してから、カップやサーバーの上におくと、閉じていた弁が開いてコーヒーが流れてきます。
クレバードリッパーのクレバーは、英語で賢い(clever)という意味で、言葉の通りよくできているドリッパーです。
クレバードリッパーの抽出法は「浸漬法(しんしほう)」
クレバードリッパーを使用する場合は、浸漬法(しんしほう)で行います。浸漬法とは、コーヒーの粉をお湯に浸して漬ける抽出方法です。
粉をお湯にしっかりと浸してから、抽出するため、一般的なコーヒードリッパーよりも濃厚な味に仕上がります。
浸漬法以外にも、透過法(ペーパードリップを使用して抽出)がありますが、浸漬法の方が香りも豊かでこだわりのある美味しいコーヒーが抽出できます。
また、浸漬法は初めての方でも一定の味を出せるので、簡単に美味しいコーヒーを味わえることでしょう。
クレバードリッパーデビューに必要な機器
クレバードリッパーを試したいと思い立ったら、まずは機器を揃えましょう。主に必要な機器は、「クレバードリッパー」「台形のペーパーフィルター」です。「コーヒーサーバー」もあると便利です。
- クレバードリッパー
- 台形のペーパーフィルター
- コーヒーサーバー(あると便利)
クレバードリッパー
クレバードリッパーは、1部のコーヒー専門店やインターネットの通販サイトで購入ができます。
しかし、コーヒー専門店で取り扱いがない場合もあるので、その場合は問い合わせをしてみるか、通販での購入がおすすめです。
台形のペーパーフィルター
クレバードリッパーが準備できたら、台形のペーパーフィルターも用意しましょう。
台形のペーパーフィルターは、コンビニやスーパー、通販サイトから購入できます。
Sサイズだと約2~4人、Lサイズだと約4~6人用です。適切なサイズを購入しましょう。もし、サイズがぴったり合わない場合は、ペーパーフィルターの端を折りサイズを調整してくださいね。
コーヒーサーバー(あると便利)
コーヒーサーバーはなくても、クレバードリッパーで抽出したコーヒーを楽しめます。
しかし、1回の抽出でコーヒーを2杯以上淹れたい場合は、コーヒーサーバーがあると、とても便利です。
なので、コーヒーをたくさん飲みたい方は、コーヒーサーバーも用意してみると、いいかもしれませんね。
クレバードリッパーの選び方
クレバードリッパーの選び方は、「サイズ重視」「カラー・デザイン重視」「付属品重視」です。クレバードリッパーは、SサイズとLサイズの2種類があります。
普段飲む量などを考慮して、選びましょう。カラーやデザインを重視したいなら、クレバードリッパーは、クリアタイプと色付きタイプのものがあります。
クリアは、ブラックやブラウン。色付きは、ホワイトやブラック、レッド。意外とたくさんカラーがあるので、あなたの好きな色やインテリアに合わせたものを選ぶといいかもしれませんね。
また、ペーパーフィルターがセットで売っているクレバードリッパーもあるので、付属品重視で選ぶのもおすすめです。
クレバードリッパーでの抽出方法
クレバードリッパーで抽出するための必要な機器を揃えたら、抽出をします。ステップごとに紹介していきます。
【STEP1】クレバードリッパーにペーパーフィルターをセット
まずは、クレバードリッパーにペーパーフィルターをセットしてください。ドリッパーにピッタリと密着させるため、底面と側面を互い違いに折ります。
ペーパーフィルターをセットしたら、コーヒーの粉をペーパーフィルターの中に入れます。カップ1杯分(およそ140cc)あたり、10~12gぐらいが適量です。
【STEP2】お湯を注ぐ
ペーパーフィルターをセットしてコーヒーの粉を入れたら、お湯を注ぎましょう。この際、クレバードリッパーは、テーブルやキッチンなどの平らな場所に置くようにしてください。
「弁」を閉じたままの状態で、お湯を絶対に注ぎましょう。お湯の温度は95度が適温です。そのため、沸騰してすぐに注ぐのではなく少し置いてから注ぐのがおすすめです。
お湯を注いだら、コーヒーの旨みや香りを出すため、30秒ぐらい蒸らしてください。
【STEP3】コーヒーの粉を混ぜる
30秒蒸らした後は、スプーンを使用してお湯とコーヒーの粉を混ぜてください。
ペーパーフィルターの中にあるコーヒーの粉を満遍なく浸すことで、コーヒーの美味しい成分を惜しむことなく出すことが可能です。
浮いているコーヒーの粉を優しく混ぜると、より美味しくなりますよ。混ぜ終えたら、3分半ぐらい置いておきます。
置いている間は、ドリッパーを動かさないようにしてください。付属している蓋をして静かに3分半過ぎるのを待ってくださいね。
【STEP4】サーバーやカップにセットしてコーヒーを抽出
3分半静かに待ち終えたら、コーヒーを抽出します。コーヒーサーバーや、カップにクレバードリッパーをしっかりとフィットさせましょう。
フィットすると、「弁」が開いてクレバードリッパーに溜まっていたコーヒーが勢いよく流れてきます。
この流れてくる瞬間は、クレバードリッパーでしか楽しめませんので、ぜひこの瞬間を楽しんでください!
抽出ができたら、クレバードリッパーを外しましょう。コーヒーサーバーの場合は、カップに注いで、直接コーヒーをカップに落としている場合は、クレバードリッパーを外すだけで完成です。
カップでそのまま抽出する場合は、カップの容量やサイズを確認しておきましょう。サイズが小さいと、コーヒーが溢れてしまう可能性があるので注意してください。
クレバードリッパーのおすすめ商品3選!
ここでは、クレバードリッパーのおすすめ商品を3つ詳しく紹介していきます。
クレバーコーヒードリッパー
最初に紹介するのは、E.K.INT’Lのクレバーコーヒードリッパーです。シンプルでオーソドックスタイプのクレバードリッパー。
ブラウンのスケルトンなので、長年楽しめるデザインをしているのが魅力的です。また、どんなインテリアにも合わせやすく落ち着きのあるデザインをしています。
クレバーコーヒードリッパープレミアムブラック
次に紹介するのは、クレバーコーヒードリッパープレミアムブラック。黒を基調としたデザインをしており、シンプルでかっこいいのが特徴的。
たくさんコーヒーを楽しむことができるLサイズなので、コーヒーをたくさん飲みたい方にもおすすめです。
コーヒードリッパーバリスタチョイス
クリアタイプで、すっきりと洗練されたデザインが特徴的です。ペーパーフィルターが100枚付属しているので、フィルターを買う手間が省けるのが魅力。
付属品が揃っているので、初心者の方でも手に取りやすい商品です。色もグレイ、ブラック、ブルーなど6種類あるので、自分の好みの色で選ぶのも楽しいでしょう。
また、付属している蓋にはつまみが付いているので、持ち上げやすいのも嬉しいポイントです。
まとめ:クレバードリッパーで美味しいコーヒーを
今回は、一般的なドリッパーとクレバードリッパーの違いやクレバードリッパーについて詳しく紹介してきました。
- 一般的なドリッパーとクレバードリッパーは底の部分に違いがある
- クレバードリッパーは浸漬法(しんしほう)
- 浸漬法は初心者の方でも一定の味を出せるのが魅力
- サイズやカラー、付属品重視でクレバードリッパーを選ぶのがおすすめ
底の部分に違いがあり、クレバードリッパーは浸漬法(しんしほう)で抽出します。浸漬法は、コーヒーの粉をしっかりとお湯に浸してから抽出するので、一般的なドリッパーよりも濃厚に仕上がります。
クレバードリッパーを試したいと思ったら、「クレバードリッパー」「台形のペーパーフィルター」を準備しましょう。「コーヒーサーバー」もあると便利ですよ。
クレバードリッパーを使用すれば、初心者の方でも簡単に美味しいコーヒーが楽しめますよ。ぜひ、この記事を参考にして、クレバードリッパーでコーヒーを淹れてみてくださいね!