ステンレス製のコーヒードリッパーは、コーヒー豆本来の風味を味わうことができ、洗って繰り返し使用できるため、環境にもやさしいのが魅力的です。
しかし、ステンレス製のコーヒードリッパーよりも紙のフィルターの方が一般的なので、「ステンレス製のコーヒードリッパーって本当に良いの?」と考えている方もいることでしょう。
そこで、今回はステンレス製のコーヒードリッパーの特徴やメリットデメリット、おすすめの商品について詳しく紹介していきます。ぜひ、最後まで見ていってくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/25674376?title=%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC_%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC)
ステンレスフィルターの特徴
ステンレスフィルターは、名前の通りステンレス製のフィルターのことです。
コーヒーのフィルターは紙が一般的ですが、ステンレス製を使用すると、コーヒー豆本来の風味を味わうことができるのが魅力的です。
紙のフィルターよりもおしゃれな製品が多いので、デザインにこだわりたい方にもステンレスフィルターは特に向いています。
ペーパーフィルターよりも、ステンレスフィルターは抽出が難しそうに見えますが、初心者の方でも簡単に使用できる製品ですよ。
コーヒードリッパーでステンレスを選ぶメリット
ここでは、コーヒードリッパーでステンレスを選ぶメリットを2つ紹介します。
- コーヒー豆本来の味わいを楽しめる
- 何回も使用できる
メリット①コーヒー豆本来の味わいを楽しめる
コーヒードリッパーでステンレスを選ぶ最大のメリットは、コーヒー豆本来の味わいを楽しめることです。
紙のフィルターは、コーヒー豆に含まれている油分や甘み成分がフィルターでろ過されてしまいます。コーヒー本来の味わいというよりは、さわやかですっきりとした味わいになります。
反対に、ステンレスフィルターを使用すると、コーヒー本来の成分を抽出してくれるので深みのあるコーヒーが楽しめますよ。
メリット②何回も使用できる
紙のフィルターでコーヒーを淹れた場合は、使い捨てなので1回の使用しかできません。しかし、ステンレスフィルターならば、洗って使い回しをすることが可能です。
ペーパーフィルターを使用してコーヒーを淹れると、フィルターのゴミが出てしまいます。
しかし、ステンレスフィルターを使用した場合はコーヒーを抽出したカスのみのゴミで済みます。そのため、アウトドアでの使用にもステンレスフィルターは最適です。
コーヒードリッパーでステンレスを選ぶデメリット
ステンレスフィルターを使用すると、コーヒー豆本来の味わいが楽しめますが、デメリットも存在ます。
そこで、コーヒードリッパーでステンレスを選ぶデメリットを2つ紹介していきます。
- ザラつくような舌触りがすることがある
- 洗う手間がかかる
デメリット①ザラつくような舌触りがすることがある
ステンレスフィルターは、網目状になっているため、紙のフィルターではろ過をしてくれる微細なコーヒーの粉がコーヒーに入ります。
そのため、ザラつくような舌触りを感じることがあります。細かい網目のフィルターを選ぶと、粉っぽくなってしまうのを多少は防ぐことができますよ。
デメリット②洗う手間がかかる
紙のフィルターは、使い捨てのため洗う手間がかかりません。しかし、ステンレスフィルターは、何度も使用するため毎回フィルターを洗わないといけないという手間がかかります。
しかし、紙のフィルターよりも環境にやさしいと考えると、メリットとも言えます。
ステンレスフィルターでコーヒーをおいしく淹れる手順
- ステンレスフィルターにコーヒーの粉をセットする
- 少量のお湯を注ぎ蒸らす(30秒ぐらい)
- 3~4回に分けてお湯を注いでコーヒーを抽出する
- 抽出が完了したらステンレスフィルターを外す
- 完成
ここでは、ステンレスフィルターでコーヒーをおいしく淹れる手順について紹介します。まずは、ステンレスフィルターに挽いたコーヒーの粉をセットしてください。
そして、少しお湯を注いで蒸らします。蒸らす時間は、お湯を注いでから30秒程度が良いと言われています。3~4回に分けてお湯を注いで、コーヒーを抽出してください。
抽出が完了したらステンレスフィルターを外しましょう。ステンレスフィルターは、挽き方によって、コーヒーの味が変わってきます。自分の好みに合わせて、コーヒーを抽出してくださいね。
ちなみに、コーヒーの粉が細かいほど、苦みが強くなり酸味は弱くて、濃いコーヒーに仕上がります。コーヒーの粉が粗いと、苦みは弱く酸味は強くて、マイルドなコーヒーが完成します。
ステンレスフィルターでコーヒーを上手に抽出する方法
ステンレスフィルターでの、コーヒーの抽出の仕方が分かってももっと上手にコーヒーを抽出したいですよね。
そこで、ここではステンレスフィルターで、コーヒーを上手に抽出する方法について紹介します。
- お湯の注ぎ方に気をつける
- ドリップする時間は2分半ぐらいにする
お湯の注ぎ方を気をつける
紙のフィルターと比べると、ステンレスフィルターは表面がなめらかになっています。なので、蒸らした後のコーヒーの壁がどうしても崩れやすくなってしまいます。
そのため、お湯を注ぐ際には注ぎ口の高さをなるべく低くして、真ん中で小さな円を描くようにしてお湯を注ぐと、コーヒーの壁を壊さずに抽出することができますよ。
ドリップする時間は2分半ぐらいにする
1~2杯分を抽出したいなら、ドリップする時間は2分半~3分ぐらいに抑えましょう。
時間が短すぎると、コーヒー豆本来の風味が抽出できない可能性があります。時間が長すぎても、今度はおいしくないコーヒーの成分が出てしまう可能性があるので注意しましょう。
ステンレスフィルターのお手入れの仕方
ステンレスフィルターは、紙のフィルターとは違い使い捨てではないため、毎回お手入れをする必要があります。
コーヒーに含まれているオイル成分は、水だけでは落としきれない可能性があるので中性洗剤でしっかりと洗うのがおすすめです。
コーヒーを淹れた後に、長時間放置してしまうと、コーヒーの微粉がこびりついてしまい、中々取れにくくなってしまうので、使用後はできるだけ早く洗うようにしましょう。
ステンレスフィルターの網目の部分に微粉が詰まってしまうと、安定して抽出できなくなるので注意してくださいね。
ステンレスフィルターはアウトドアでの使用にも向いている
先程も紹介したように、ステンレスフィルターはアウトドアでの使用にも向いています。
紙のフィルターは、使い捨てのためゴミが出てしまいかさばってしまいますよね。しかし、ステンレスフィルターは洗って何度でも使用できるため、ゴミが出ずに済みます。
そして、コンパクトサイズな製品もあるので、持ち運びをしやすいのが魅力的です。
キャンプでコーヒーを楽しみたい方はステンレスフィルターを使用しておいしいコーヒーを抽出してくださいね!
ステンレスフィルターのおすすめ商品2つ
ここでは、ステンレスフィルターのおすすめ商品を2つ紹介します。ステンレスフィルターを購入して、コーヒー豆本来の味わいを楽しみましょう。
おすすめ商品①ステンレスフィルター
KINTOのステンレスフィルターは、ステンレススチールをメッシュ加工している円錐型のステンレスフィルターです。
ゆったりと落ち着いている色合いをしており、様々なインテリアとも合わせやすいのが魅力。忙しい日常の中で、ゆったりとマイペースな時間を少しでも楽しみたい方におすすめです。
おすすめ商品②キャプテンスタッグステンレスフィルター
パール金属のキャプテンスタッグステンレスフィルターは、マグカップやボトルにそのまま直接ドリップができるので、よりコーヒー本来の味わいを楽しめるのが魅力的です。
本体の部分と土台となっている部分を外すことができるので、お手入れも簡単にできます。
ステンレス製なので、割れてしまうという心配もないので、初心者の方でも気軽に扱えますよ。
まとめ:コーヒードリッパーはステンレス製がおすすめ!
今回は、ステンレス製のコーヒードリッパーの特徴やメリットデメリット、おすすめの商品などについて詳しく紹介してきました。簡単にまとめてみます。
- 深みのあるコーヒー豆本来の味わいが楽しめる
- ザラつくような舌触りを感じることもある
- 洗って何度でも使用できるため環境にやさしい
- お手入れをしっかりしないと安定して抽出できなくなる
- アウトドアでの使用も向いている
ステンレス製のコーヒードリッパーは、深みのあるコーヒー豆本来の味が楽しめたり、洗えば何度でも使用できるので、環境にやさしいのが魅力的です。
しかし、お手入れをしっかりしないと安定してコーヒーが抽出できなくなったり、ザラつくような舌触りを感じるというデメリットも存在します。
ステンレス製のコーヒードリッパーを使用すれば、初心者の方でも気軽に深みのあるコーヒー豆本来の味が楽しめるコーヒーを抽出できますよ。
「ステンレス製のコーヒードリッパーが気になっている」「紙のフィルターとどっちが良いのが悩んでいる」という方は、ぜひこの記事を参考にしてステンレス製のコーヒードリッパーを使用してみてくださいね!