「ベッドのスプリングが当たって寝にくい」「長年使用してきてキシキシ音がするけど、修理はできるのかな」など、ベッドのスプリングに悩んでいませんか?
今回はベッドのスプリングの修理や交換について詳しく紹介します。
この記事を読めば、快適な眠りに近づくことは間違いありません!
ベッドのスプリングに不安のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/photos/uy5t-CJuIK4)
こんな現象はベッドのスプリングが壊れているサイン
表面が凸凹している
腰やお尻などの体重がかかる部分はマットレスに集中した負荷がかかるため、スプリングに凹凸ができてしまいます。
スプリングが当たる
寝ているときに、スプリングが当たる感覚があると、マットレスの中でスプリングが飛び出している可能性があります。
放っておくと、スプリングが表面を突き破って飛び出してきてしまう可能性があります。
キシキシ音がする
寝返りを打った際に「キシキシ」と音がするときは、スプリングが寿命をむかえつつあります。
フレームから発せられる音の可能性もあるので、音の出所を確認しましょう。
ベッドスプリングが壊れたまま修理しないと、腰痛や不眠の原因に
凸凹なマットレスでは体を均等に支えることができません。一部分にだけ体重が掛かってしまい体に負担が掛かってしまいます。すると、疲れが取れず、腰痛や肩こりの原因になりかねません。
また、スプリングが当たって寝にくかったり、寝返りのたびにキシキシと音がなったりすると、快適な睡眠の妨げになってしまいます。
快適な眠りのためにも、スプリングの壊れたマットレスはそのままにせず、早急に対処しましょう。
実はベッドのスプリングの修理は非現実的
では、そのような壊れたスプリングは修理することができるのでしょうか。気になりますよね。実は、壊れたスプリングを修理するのは現実的ではありません。
マットレスは、破れなどであれば修理することが可能ですが、スプリングの修理は、新しくマットレスを作り出すのと同じかそれ以上の工程を必要とするため手間がかかりすぎるのです。
新しいものを買うほうが経済的にも良く、修理して使う例はほとんどありません。
修理以外の対策① ベッドスプリングの凹んでいない部分を使う
「修理」は難しいとすると、壊れたスプリングはどのように対処すればいいのでしょうか。今回は4つの方法を紹介します。
長年同じ寝方をしていると、同じ箇所に負荷がかかっているので、負荷がかかっている箇所が凹んでしまいます。傷んでしまったスプリングを労わってあげましょう。
例えば、頭を逆にして寝たり、マットレスを裏面で使用したりしましょう。凹んだスプリングは労わることで多少復活します。
この方法は根本的な修理にはなりませんが、スプリングの負担を分散し、より長く使うことにつながります。
修理以外の対策② 修理ができないなら応急処置で補修
あくまで「補修」となるので、スプリングを新品同様の元通りにすることはできませんが、凸凹を誤魔化すことは可能です。
補修に使うのは「ベッドパッド」や「敷きパッド」です。これらをマットレスに被せることで、スプリングによる凹凸を軽減することができます。
ベッドパッドや敷きパッドを使用してもなお凸凹が気になるときは、凹んでいる箇所にフラットになるように調節しながらタオルなどの布を敷くと解決しますよ。
修理以外の対策③ 保証期間を確認する
スプリングが壊れてしまったなら店舗やメーカーの保証期間を確認しましょう。保証期間内であれば、修理や取替えをしてくれるかもしれません。
保証期間は意外と忘れがちですが、例えばニトリではスプリングマットレスのスプリング部分は30年という長期間の保証がされています。
保証期間や返品・交換条件は店舗やメーカーによって異なるため、購入時の保証書をしっかりと確認しましょう。
修理以外の対策④ ベッドの買い替えを検討してみては?
スプリングが壊れたマットレスは、スプリングが飛び出したり、良質な睡眠の妨げになったり、腰や首に負担がかかったりと、即座の交換が望ましいです。
また、マットレスの交換は自分の眠りを見直し、改善する機会になります。あなたの眠り方や姿勢、体型に合ったマットレスの構造や硬さを確認するチャンスです。
体に合った理想のマットレスの種類や選び方はこちらの記事が参考になりますので、ぜひご覧ください。
修理せず、いらなくなったベッドスプリングの処分方法
買い替えの際には、古いマットレスを処分しなければなりません。一般的な処分方法を4つ紹介します。
買い替えの店で引き取り
新しくマットレスを購入すると、その店舗で古いマットレスを引き取ってくれることがあります。
わざわざ解体したり、自分で運んだりしなくていいので、一番楽な処分方法です。
自治体での引き取り
粗大ごみとして処分することができます。費用は自治体ごとに異なりますが、おおよそ1000円ほどで処分できます。
不用品引取り業者に依頼
費用は10000円前後と高いですが、運搬などはすべてやってくれるので、楽に終わらせたい方はこちらがいいでしょう。
自分で分解して一般ごみ
一般ごみとして捨てられるように分解するため、道具、時間、労力が必要となります。
道具代やごみ袋代を除けばタダですので、費用を重視する方はこちらがいいでしょう。
不要になったベッドスプリングを解体するときに必要なものと手順
スプリングを解体するときに必要な道具と解体の手順を紹介します。
- 軍手
- カッター
- ボルトクリッパー
- 防塵マスク
スプリングを細かくしたときの切り口が鋭利で危険なので、軍手は怪我を防止するためにつけてください。
細かい埃や、ダニの死骸やフンが舞ってしまうので、アレルギーなどがある方は特に防塵マスクが必須となります。
あまり聞き馴染みのないボルトクリッパーとは、ワイヤーを切断するときに使います。
- カッターで切り、カバーを剥がす
- マットレスの詰め物を剥がす
- スプリングを切る
- 袋に分別して捨てる
ベッドスプリングの修理・補修・対策 まとめ
今回はベッドのスプリングの修理・補修・対策について解説してきました。基本的にスプリングの修理はできないので、以下4つの補修方法を試してみてください。
- 凹んでいない部分を使う
- 自分で補修する
- 保証期間を確認する
- 処分して買い換える
スプリング自体の修理は非常に難しいため、補修をするか、買い替えるのかを選択しましょう。
まだ長く使用したい方は補修を、予算に余裕のある方は買い替えをおすすめします。ぜひ参考にしてくださいね。