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ダイニングテーブルの脚と天板、二つ部位の修理方法を紹介!!

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家で使っているダイニングテーブルを修理するには、どうしたら良いか悩んではいませんか?

ダイニングテーブルの修理箇所は、大きく天板に分けられることが多いです。

今回の記事では、その二つの部位の修理方法について紹介しているので、ぜひ最後までみてみてください。

ダイニングテーブルのぐらつく原因は『脚』と『天板』

木製のダイニングテーブルでは、長年使っていればぐらつきが出てくるのは仕方ないこと。特に、機能性よりもデザイン性を重視したテーブルで起こりやすいトラブルです。

こういったテーブルのぐらつきは放っておくと、木と木が擦れあって隙間が大きくなり、割れたり、歪んだり、折れたりなど、二次障害が起きてしまい修理が一層難しくなってしまいます

そのため、ダイニングテーブルの不具合が出てきたらすぐに処置することが得策です。

ぐらつく原因は、木と木を繋ぐ接続部分各脚の不均衡によるものが多いので、その修理方法を知っておかなければなりません。この後の見出しから、それぞれの具体的な修理方法を紹介していきます。

【脚】ダイニングテーブルの接続部分の修理

ダイニングテーブルの接続部分がどのようなやり方で行われているかによって、修理方法が異なります。

一度分解して接着剤で圧着する

釘やネジではなく、木材に穴を開け、木材同士をつなぎ合わせる際に用いられる木材(ダボ)接着剤のみで組み立てられているタイプのものは、一度解体する必要があります。

解体する際には、ショックレスハンマーを使うことをおすすめします。金属のハンマーだと木が凹んでしまいますが、ショックレスハンマーであれば打撃力を保ったまま木の素材を守ることができるんです。

木工用ボンドを木材と木材の間に塗布した後は、木材と木材をくっつけ固定する器具(ハタガネ)で接着部分がしっかりくっつくように固定します。

ショックレスハンマーとは

ゴムやプラスチック製のハンマー。直接木を叩いても、木が割れにくく、叩いた衝撃の跳ね返りも少ないです。

工具を使って、ボルトを締めよう

近年のダイニングテーブルは、ボルトなどで木と木を繋いでいるタイプが多いです。六角レンチやスパナを用いて緩んだボルトを締めることを試してみましょう。

金具を使って、補強する方法もある

金具を使えば、天板と脚の固定が簡単にできます。天板を貫通しない程度の短いビス(1mm〜8mm程度の小さなネジ)と電動ドリルを用意することで出来ますよ。

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【脚】ダイニングテーブルの脚の不均衡の修理

接合部分を調整しても、それでもダイニングテーブルがぐらつくことがあります。そのときは、天板の下にある脚の長さが全て均等ではない可能性があります。

短い脚に合わせて、残りの脚の底をやすりがけで短くしていく必要がありますよ。

帯状のやすりを高速回転させて一定方向に送る仕組みを持つ研磨機(ベルト式サンダー)があれば、効率よく研磨できますが、粗めのやすり(#80)でも大丈夫です。

ここで注意しておきたいのは、削りすぎたら後戻りができないので慎重に研磨していくことです。1回の研磨で完成させるのではなく、何回も研磨しては、全ての脚が均等な長さかどうか、を床に置いて確かめてください。

【天板】ダイニングテーブルの天板修理の注意点

ダイニングテーブルの天板は、傷の種類によって修理方法が異なりますが、その前に抑えておきたいのは、天板が無垢材突板(つきいた)どちらでできているのか、です。

天板の修理には、表面をサンドペーパー等で研磨する工程がありますが、無垢材は大丈夫でも突板の場合は、数ミリの木のシートが貼られているだけなので相当慎重に研磨しなくてはなりません

突板の場合、木のシートの下層にある天然木まで傷が到達していたら修理は困難です。突板の張り直しは、設備がしっかり整っている工場でないと技術的に難しいので、天板ごと交換した方が良いです。

無垢材とは

無垢材とは、「木」そのもののこと。森で育った木を、切って、削って、製材してできるのが無垢材です。

いわゆる丸くて太い木を、四角形の柱状や、板状に整えて、その製材された木材のことを指します。

突板とは

突板(つきいた)とは、約0.2mmにスライスした木のシートを、ベニヤなどの板に張り付けたものを指します。

【天板】ダイニングテーブルの引っ掻き傷の修理

テーブルに物を置けば、多少の引っ掻き傷はつく物です。修理には、まず天板表面を均一にする必要があるので、サンダーをかけて、塗装を剥がしていきます。

このときは、木目に沿って、同じ力加減で天板全体を研磨することがポイントです。天板の角を研磨するときは、特に注意を払い丸みに沿って丁寧にサンダーを操作していきましょう。

研磨できたら、細かいやすり(#400)でさらに削り、塗料を塗るための下地作りをしていきます。

サラサラの表面が出来上がったら、ウエス(油や汚れを拭き取るための布)に塗料を染み込ませ木目に沿って平行に広げていきます。余計な塗料を拭き取り、1日乾燥させたら完成です。

【天板】ダイニングテーブルの凹み傷の修理

無垢材でできた天板の凹みであれば、スチームアイロンを使って修理できます。最初に、まち針で凹んだ箇所に穴をぷつぷつ開けて、水分が木に吸収されやすくするための下準備が必要です。

その後、木の膨張具合を確認しながら、スチームアイロンを当てます。そしてこの作業を、木が十分に膨らんでくるまで数回繰り返します。

最後に、細かいやすり(#400)で軽く凹んだ箇所周辺を研磨し、塗料をつけたウエスで木目に沿って、天板に馴染ませたら完成です。

【天板】ダイニングテーブルのえぐれの修理

引っ掻きや凹み程度の傷で済めば良いですが、テーブルに重いものを落としてしまった際には、天然木が露出するまでテーブルがえぐれる時があります。

この場合は、天板ごと取り換えることをおすすめしますが、応急処置としてパテ(欠けた部分を埋めるペースト状の素材)パテ用タッチペンを使えば、「シミかな?」ぐらいまで修理することができますよ。

パテを必要な量をしっかりこねて固まり始めたら、えぐれた部分に、ひとまわり小さいくらい量を塗ります。

最後に、パテと周りの木目の色調が合うように、タッチペンで木目を真似して書いて完成です。実はこの作業、職人だとできる非常に難しい技なのですが、集中力と根気で取り組んでみてください。

【天板】ダイニングテーブルの擦り傷の修理

ダイニングテーブルの傷の中には、塗装を剥がす必要のない小さな傷もあります。

しかし、ウォルナット(クルミ科の広葉樹)などの木材に、茶色のステインが塗られて、下地が白く露出したら遠くから見ても目立ってしまいます。

そんなときは、塗装を剥がすのではなく、あえてシミっぽく見せてごまかしてみましょう。テーブルについている手の脂やワックスの汚れは、塗装を邪魔するので必ず、ラッカーシンナーで拭き取っておきましょう

ラッカーシンナーが乾燥したら、その部分にステイン(塗料の一種)を数回塗り込んで周りの木目の色と合わせていきます。ガンスプレー(スプレー式の塗装器具)で塗料を吹けば、境目を綺麗になくすことも可能です。

ラッカーシンナーとは

ラッカーシンナーとは、塗料を希釈・洗浄するためのシンナーで、溶解力が高く、乾燥性が高いことが特徴です。

日頃のメンテナンス方法

一般的に、塗装の美しさをキープするには、定期的(半年に1回)にワックスをかけて塗装の劣化を防ぐ施しをします。

しかし、すでにテーブル天板の塗料がほとんど剥がれ、深い傷が目立っている時もありますよね。

傷が深くて黒ずんで見えるときは、ホコリなどの汚れが溜まっている証拠なので、ここにワックスを塗ると、返って汚くなります

そんなときは、ラッカーシンナーを使いましょう。ラッカーシンナーは、塗料を剥がす性質があり、ウレタン塗装などを剥がして綺麗にしてくれます。

まとめ

今回の記事では、ダイニングテーブルの修理方法についてまとめました。

テーブルは毎日の生活を支えてくれる家具の一つですから、不具合はできるだけ早く治してあげた方があなたの生活はより良くなっていくことでしょう。

放っておくと、修理ができないくらいまで悪化してしまう恐れもあるため、少しでもダイニングテーブルの不調に気付いたら、この記事に書いてあることを参考に、修理・メンテナンスをしてもらえたら幸いです。

ABOUT ME
ひろき
2019年10月より、ライター業を始めました。映画系・金融系・恋愛系など幅広いジャンルで執筆しています。Google検索で1位をとった実績あり。ブログリライトや見出し構成もしています。3つのブログを運営し、収益化に成功しています。