初めてのソファの修理。長年使ったソファをお持ちの方は、一体どんな仕組みでソファの修理ができるのか、一度は迷ってしまうのではないでしょうか？
この記事では、ソファ修理初心者の方でも分かりやすいように、見積もりの仕組み・流れ・目安の費用についてご紹介しています。
修理を依頼した後に「あの時、こうしておけば良かった！」と後悔しないように、大切なソファのためにも、ソファ修理の基本から学んでいきましょう！
（トップ画像出典：https://www.pexels.com/photo/empty-sofa-near-side-table-1631918/）
どんな内容で修理してくれるの？ソファ修理の内容とは
一言でソファの修理…といっても、一体、どのような内容で修理対応しているのでしょうか。
今回は、様々な修理店から、対応したソファ修理の例を大きく３パターンにまとめてみました。
- 生地の張り替え
- クッション材の取り換え
- 生地の張り替え+クッション材の取り換え
ソファのへたりが気になる場合は、内部のクッション材を交換します。ワンちゃん・猫ちゃんの引っかき傷が気になる場合は、ソファの張地を張替えたり、クッション材の交換も同時に行うことがあります。
状態によっては内部のパーツを取り換えるため、修理を行うことで、見た目だけでなく、ソファの座り心地もよみがえらせることができるんですね。
今、見積もりすべき？ソファの修理をするタイミングはある？
出典：https://pixabay.com/photos/concept-man-papers-person-plan-1868728/ソファを修理すべきタイミングが早すぎても遅すぎても、なんだか損した気分になりますよね。
ソファ修理のタイミングは、あなたがソファを使っていて「そろそろ修理しようかなぁ」と感じた時が一番でしょう。
全く同じソファでも、使い方によって、修理が必要なタイミングは前後します。頻繁にソファに座っている場合、修理までの期間が短くなりますし、たまにソファに座る程度なら、それだけソファが長持ちします。
詳しくは後ほどご紹介しますが、ソファの修理費用は10万円以上と、思ったよりも高額になることも。修理を考え始めたら、まずは見積もり依頼をして、修理費用をある程度把握しておくといいかもしれません。
ソファ修理の見積もり～納品までの流れ
ソファの修理を依頼した場合、納品までの期間は２～３週間程度かかります。ソファ修理は、すぐに対応できるものではないという事をあらかじめ知っておきましょう。
見積もりから納品までの流れは、修理店によって異なりますが、まずは以下の流れを頭にいれておくといいでしょう。
- 打ち合わせ
- 見積もり
- ソファの引き取り
- 修理
- 納品
- 支払い
ソファ修理の見積もり依頼前に、対応メーカーの確認をしよう
見積もり依頼先がソファの購入店と異なる場合には、他社製のソファも対応しているか、まずは確認するようにしましょう。
ソファの販売から修理まで、アフターサービスが行き届いているような店舗では、他社製のソファまでは修理を受け付けていない場合があります。
他社製の修理対応ができるかどうかは、見積もり依頼の画面で確認できますよ。
自社のソファしか受け付けていない場合は、「他社製のソファは現在お断りしています」と記載があります。
一方、他社製ソファも対応可能な場合は「メーカー名もお書き添えください」などと、記載があります。
急いで修理したい人は必見！ソファの見積もりに必要なものは？
見積もり依頼はメールでやり取りすることがほとんどですが、なるべく早くソファの修理を済ませたいときには、修理店とのやり取りを最小限にしたいですよね。
ソファの修理費用は、実際に現物を見てみないと正確には分からないことが多いです。ただ、見積もりの時点で、修理店へ必要な情報をうまく伝えられれば、なるべく正確な見積もり費用が分かるかもしれませんよね。
見積もり依頼の際には、あらかじめ以下の情報を伝えておくと、スムーズに対応してもらえますよ。
- ソファのサイズ（幅・奥行き・高さ）
- ソファの画像（ソファの正面・後ろ・クッションを取り外した状態で）
- パーツが脱着できるタイプかどうか
- 修理したいソファの数
- ソファの購入メーカー
- ソファの使用年数
- 張り替えたい生地の種類
- クッション材の交換をするかどうか
修理店を決める時は、複数の業者へソファの見積もりを依頼しよう
ソファ修理の見積もりを依頼するときに、１つの業者だけに絞って、見積もり依頼をしていませんか？
実は、修理店によって見積もり方法や修理対応の仕組みが異なるため、見積もりの段階から１つの業者だけに絞ってしまうのはもったいないんです。
一部をご紹介すると、「指定地域内では訪問見積もりが無料」や、「支払いは前払い制」など、業者によって特徴が異なります。
店舗の比較が手間に感じる場合は、匿名で修理店を比較できるサイトもありますよ。
なるべく複数の業者へ見積もりを依頼して、あなたの希望に沿った修理店を探してみてくださいね。
ソファ修理の見積もり金額は「加工費+材料費+送料」
ソファ修理の見積もりを依頼すると、修理店から見積もり金額の回答がもらえます。その際、価格が安いからといって、見積もり金額の比較だけで修理店を選ぼうとしていませんか？
ソファ修理の見積もり金額は、基本的に「加工費」「材料費」「送料」の３つに分けられます。それぞれの費用をあらかじめ理解しておけば、最もお得な修理店を選ぶことができるでしょう。
「加工費」とは？
ソファの加工費は、あらかじめ修理費用が決められている「固定制」と、ソファごとに一から金額を見積もる「変動制」の２通りがあります。
加工費が「変動制」の場合、固定制の料金よりも、修理費用が安くなることがあります。
修理店のホームページで、加工費が「固定制」「変動制」のどちらになるのか確認してみましょう。
「材料費」とは？
ソファの材料費は、生地の種類で変動します。手間のかかる生地かどうかや、耐久性などにもよりますが、最も価格が高くなる生地は「本革」です。次に「合皮」、最も安い生地は「布地」になることが多いです。
ソファの修理を行っている『FLANNEL SOFA』のサイトによると、生地の色はお部屋に合わせやすい「グレー系の色」が人気なんだそう。
「送料」とは？
送料は、配送地域までの距離によって変動します。そのため、なるべく自宅から近い修理店を選ぶと、送料がお得になりますよ。なかには、無料で配送してくれる修理店もあります。
ソファの搬入・搬出にクレーンが必要な場合は、クレーン代が別料金となることがあります。手持ちのソファが玄関から搬入・搬出ができるか確認しておきましょう。
ソファの修理費用の相場は？
ソファの修理費用の相場もあらかじめ知っておきたいですよね。今回は、椅子・ソファの修理を行っている『Repairchair』のサイトから、ソファの生地・サイズごとに、修理費用の例をご紹介します。
1人掛けのソファ（合皮）の場合
1人掛けの合皮製ソファを張り替えた場合、修理費用は約20万円が目安です。
| 修理費 | 送料 | 小計 | |
| 合皮ソファの張替え | 211,200円 | 20,000円（自社便回収） | 231,200円（税別） |
2～3人掛けのソファ（本革）の場合
2～3人掛けの本革製ソファを張り替え・ウレタン交換まで行った場合、修理費用は約30万円が目安です。
| 修理費 | 送料 | 小計 | |
| 本革ソファの張替え・ウレタン交換 | 313,800円（税別） | 12,000円（自社便引取） | 325,800円（税別） |
あくまで目安の金額です。ソファの状態や修理内容によっては、費用が増える場合もあります。
修理されたソファに納得できなかったら…どうしたらいい？
出典：https://pixabay.com/photos/person-little-boy-kid-child-731165/ソファ修理を依頼後、ようやく戻ってきたソファを見て「仕上がりに納得できない！」と感じることがあるかもしれません。
生地の柄がずれていたり、仕上げが雑だと感じる場合…ソファに対して不満を持ったまま、以前のように使うことはできないですよね。
若い職人の場合、経験が浅いことが原因で、あなたの希望する通りの対応が難しい時もあります。
困ってしまった時には、他店の再修理に応じている修理店もありますよ。希望通りの状態でソファが修理できなかった場合は、再修理も検討してみましょう。
あまり知られていませんが、椅子の張り替えには『椅子張り技能検定』という国家検定があります。
修理店を選ぶ際には、『椅子張り技能検定』の資格を持った職人が在籍している店舗を選ぶと、安心して修理依頼ができますよ。
まとめ
今回は、ソファ修理を依頼する場合の見積もりの流れや、見積もり依頼のコツ、見積もり費用の目安についてご紹介しました。
「自宅のソファをそろそろ修理しようかな？」と思ったら、まずは、複数の修理店へ見積もりを依頼することから始めてみてくださいね。
修理店は、見積もり費用が安いだけで選んではいけません。見積もりとは別途費用が発生することもありますので、明細の細かい点まで確認した上で、修理店を決定するようにしましょう。
また、修理店を選ぶ際には、『椅子張り技能検定』という国家検定を持った職人が在籍している店舗を選ぶと安心です。修理期間は2～3週間程度かかりますので、見積もりは早めに行うことをおすすめします。
