今回は、老舗家具メーカーであるカリモクの革ソファのお手入れ方法を取り上げました。革を使った家具は、普段から管理が大変ですよね。お手入れを間違えると、シミが出来たり、革がボロボロになったり…。
この記事を読み進めれば、カリモクの革ソファを購入したあと普段はどんなお手入れをすればいいのか、汚してしまった場合、どうすればいいのかわかりますよ!
カリモクのソファは手入れをすれば寿命が長い?
カリモクのソファの寿命は、10年〜30年です。ソファの耐久性は10年と言われていますが、丁寧に扱い、手入れをすれば長く使うことができます。
実際に、子供時代にトランポリンのように使っていたにもかかわらず、35年経った今でも傷みやへたりを感じることなく使っている家庭もあるようです。
革のソファってどうやってお手入れすればいいの?
革製品のお手入れって大変ですよね。傷がつきやすい、シミが出来やすい、カビが発生しやすい…などきちんと管理しないとすぐにダメになってしまいます。
特に高級な革のソファを買った場合は、普段から管理が大変ですし、一度汚してしまうと元に戻らない可能性もあります。高いお金を払って買ったのに、何かで汚してしまったらつらいですよね。
革のソファを購入した時に、普段の管理でどんなことに気をつければいいのか、ネットを見てもどれが正しい情報なのかわかりにくいです。そんな時は、家具メーカーが勧めるお手入れ方法や洗剤を調べるのが確実です。
今回は、老舗家具メーカー【カリモク】の商品の中でも革のソファのお手入れ方法を取り上げました。
カリモクソファの革のお手入れ方法:本革・ビニールレザー共通
カリモクのソファは、革の種類によりお手入れ方法を変える必要があります。ここでは、本革・ビニールレザーのお手入れ方法とその他の部分のお手入れ方法について解説します。
ソファの素材が革・ビニールレザーどちらでも注意しなければいけない点は、次の3点です。
- 直射日光が当たる場所に設置しない
- 冷暖房機の近くに設置しない
- 湿度の高い場所に設置しない
革は表面をオイルで保護しないと、乾燥して色があせていきます。日光があたると、表面が乾燥し、日があたる部分だけ変色するので、窓側を避けてソファを設置してください。
冷暖房機の近くに置くと、日光があたった場合と同様に、風があたる部分のみ乾燥して、変色が起こります。
また、湿度が高いとカビが生えやすくなるので、湿度が高くなる洗面所やお風呂場などの近くには絶対に設置しないでください。カビが生えると元に戻すための時間がかかるので、普段から管理に注意しましょう。
カリモクソファの革のお手入れ方法:本革の場合
本革の場合、管理方法を間違えるとシミが出来たり、全て革を張替したり…なんてことも起きます。革のソファを購入する時は、普段のお手入れの方法も確認しておきましょう。
- 普段はからぶきで汚れを取る
- 水分や油分は厳禁、シミが出来たら修復は不可
- 革の表面に塗装膜が無いため、定期的にオイルで保護する必要がある
革は水分や油分がついてしまうと、ついた箇所からシミが出来てしまい、見栄えが悪くなってしまいます。そのため濡れた布で汚れを取るのは、シミを作る原因となるのでやめましょう。
また、カリモクのソファに使われている革は、表面を保護する塗装膜が薄く、傷がつきやすいです。そのため、少し引っ掻いただけで傷跡が残ってしまいます。
表面のオイル感が無くなったら、専用のオイルで革を保護しておきます。(カリモクおすすめのオイルは、このあと紹介しますね。)
カリモクソファの革のお手入れ方法:ビニールレザーの場合
ビニールレザーのお手入れは、本革と比べると掃除がしやすく、管理しやすいでしょう。しかし、ビニールレザーも革の一種ですので、お手入れの方法を間違えると変形の原因となります。
- 普段はから拭きで、汚れを取る、すき間に入ってしまった食べ物やほこりは掃除機を利用して吸い取る
- 汚れが付いた場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で濡らした布でふき取る(アルコール等の使用は厳禁)
- ビニールレザーとビニール製品が接触すると、表面が変形・変色するので、接触させないようにする
- ストーブなどの火元に近づけない
ビニールレザーは本革と違い、濡らした布を使用しても、そのあとにから拭きして、自然乾燥させれば問題ありません。汚れが付いた時は、すぐに対処しましょう。
ビニールレザーの注意点は、ビニール製品を接触させると、レザーの色が変わったり、表面がひび割れたりすることがあります。
日常生活でよく使うスーパーの袋、塩ビのおもちゃの人形など多くのものがビニールで出来ているので、ソファに物を置くときは、接触させないように確認してから置くようにしましょう。
カリモクソファのお手入れ方法:革以外の箇所
革以外の部分も普段から清潔にしておかないと、すぐにボロボロになってしまいます。木の部分が見えやすい場所にある場合は、汚れがつくと目立つので、すぐに掃除しましょう。
木の部分が汚れてしまった場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で濡らした布でふき取ります。汚れが取れたら、水拭きで洗剤をふき取り→からぶきをしてください。
また、水分・油分があるものを木の部分にかけてしまった場合は、すぐにからぶきし、乾燥させることが大切です。放っておくと、水がかかった部分にシミが残ってしまいます。
革の専用お手入れキットもあります
カリモクでは、普段の革のお手入れにユニタス社の【レザーマスター】をすすめています。革専用の洗剤でも商品によっては、シミが出来る、革が変形する可能性がありますので、注意して購入してください。
レザーマスターは、革の汚れを取ると同時に、革の表面に膜を作って乾燥を防ぐ機能があります。また、汚れもつきにくくするので、ソファを長持ちさせることが出来るので便利です。
合成皮革用もお手入れキットがあるので、これからカリモクのソファを買う予定がある人は、併せて購入を検討してはいかがでしょうか。
カリモクは家具修理のブログをやっている
今回、カリモクというメーカーを調べていて面白かったのが家具修理のブログでした。どんな修理をしたのか、材料を使用したのか、費用はどれくらいか…など詳細に掲載しています。
普段使用している家具がどんな構造をしているかを写真で見られたり、職人がどのような工夫をして修理をしているかわかったり…ついつい読んでしまいました。
カリモクの家具を修理依頼すると、どれくらいお金がかかるのかわからない…という不安もブログを見れば参考金額の記載があります。
家具を買い替えるか迷った時は、ブログを見てカリモクに修理の見積もり依頼をしても良いですね!
カリモクの商品なら修理も依頼出来る!
カリモクでは、家具修理や布のクリーニングをお願いすることが出来ます。カリモクの家具限定になりますが、古い商品でも可能です。(ただし修理の見積もりが別途必要になります)
ソファの張替えも依頼出来るので、「お手入れをさぼったら革がボロボロになってしまった…でも思い入れがある家具だから長く使いたい」という場合でも安心ですね。
修理の料金表は次のようになります。これに加えて配送料も加わるので、修理を依頼する場合は、必ず修理費用と配送料を確認しておきましょう。
ソファや椅子の布部分のクリーニングをお願いできるので、「大切な家具なのに汚してしまった…」という場合でも、職人にお願いすれば新品同様になるかもしれません。困ったら相談してみるのも良いですね。
まとめ
今回はカリモクの革ソファのお手入れ方法を取り上げました。家具メーカーで良い商品を購入したら長く使い続けたいですよね。
特に革は、自己流でお手入れをすると取り返しのつかない大変なことになります。そのため、革のソファを購入したら、普段のお手入れの方法や注意点を確認して、洗剤を購入するようにしましょう。
カリモクは、家具の修理や布地のクリーニングなど購入者が長く使い続けられるサービスを提供しているので、修理は出来ますが、自分で家具を管理できるよう基本的な知識は身につけておきたいですね。