ベッドが壊れてしまって困ってはいませんか?ベッドで特に壊れやすい部分は床に設置する床板ですが、壊れたのが床板なら修理することも可能です。
そこで今回は、ベッドの床板を修理する方法を3つ紹介していきます。ベッドの修理を考えている方は是非参考にしてみてください。
ベッドの床板が壊れた場合の修理方法
ベッドが壊れてしまった場合、床板自体を取り換えてしまうか、自分で修理するか、業者に修理を依頼するかの3種類の方法を取ることが出来ます。
どの方法にもそれぞれのメリット・デメリットがあるため、どの方法が自分に合っているかしっかり確認することが大切です。
自分に合っていない方法で修理を行ってしまうと、思いもよらぬ費用が掛かってしまったり、修理を失敗したりしてしまうこともあります。
次からはそれぞれのメリット・デメリットと修理方法の手順や依頼方法について詳しく紹介していきます。是非参考にしてみてください。
壊れた床板ごと取り換える場合のメリット・デメリット
- メリット……手軽で簡単。道具が必要ない。
- デメリット…すべてのベッドに合った床板があるわけではない。自分で修理するより値段が高い。
床板ごと取り換えると自分で修理するよりも値段は高くなってしまいますが、何より手軽で手間が掛からないのが大きな特徴です。
Amazonや楽天などのネット以外でも、ニトリやフランスベッドのような一部メーカーでは床板のみの取り扱いもしています。
手軽にベッドを使えるようにしたい、と考えている方は床板の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、購入する際には使っているベッドと購入する床板の大きさが合っているかしっかり確かめてから購入するようにしましょう。大きさが違うとベッドの枠に合わず、せっかく購入したのに使うことが出来ません。
次は、ベッドを自分で修理する場合のメリット・デメリットについて紹介していきます。
壊れたベッドを自分で修理するメリット・デメリット
- メリット……修理を依頼するより値段が安い。
- デメリット…手間と時間が掛かる。ベッドの構造によっては自分で修理出来ないものもある。
上記でも簡単にまとめましたが、自分で修理するメリットとして何より大きいのは、業者に依頼するよりも値段が安く抑えられるということでしょう。
掛かる費用は、壊れた部分を補うための材料と道具の金額だけです。また、既に道具を持っている方であれば、掛かる費用は材料費だけなので更に安くなります。
対するデメリットは、手間と時間が掛かってしまうことです。DIYなどを趣味としている方であればスムーズに修理が出来るかもしれませんが、今までに修理の経験がない方であればかなりの重労働に感じるでしょう。
また、ベッドの構造には様々なものがあり、中には自分で修理することが出来ないベッドもあります。そのため、自分で修理する前に自分で修理出来る構造のベッドか確認するようにしましょう。
自分でベッドを修理するメリット・デメリットが分かったところで、次からは具体的なベッドを修理する方法と修理に必要な道具について紹介していきます。
壊れたベッドを修理するために必要な道具
ベッドを修理する方法を紹介する前に、まずは修理に必要な道具を2つ紹介していきます。
ドライバー
修理に必要な道具の1つ目はドライバーです。取り換えた材料を固定するために必ず必要になります。
ドライバーは電動のものでなくても大丈夫ですが、手動だと時間が掛かってしまう上にいくつもネジを締める必要があった場合、とても疲れてしまいます。
また、釘を使う場合でも下穴を開けることが出来るので、多様性を考えても電動ドライバーを用意しておきたいですね。
釘、木ネジ
修理に必要な2つ目の道具は、釘か木ネジなどのです。釘かネジ、どちらを用意するのかは修理したいベッドを確認してから決めるといいでしょう。
例えば、ベッドに使われているのが釘であれば、同じように釘を使った方が見栄えが良くなります。
また、釘や木ネジは板に打ち付けたときに出っ張りが出来ないように、頭が平らなものを選ぶようにしましょう。釘の場合は「平頭」、木ネジの場合は「皿頭」と袋に記載されたものを買えば大丈夫ですよ。
壊れたベッドの床板を自分で修理する方法
ベッドの床板を修理する手順は非常に簡単で、壊れた部分の板を新しい板と取り換えて固定するだけです。もしも、床板にヒビが入っていただけの場合は金具などで補強するだけでも十分に効果があります。
- 釘や木ネジは、しっかり最後まで留める
- 無垢材や合板など、割れにくい材料を使う
手順以外のポイントは上記の2つです。釘や木ネジをしっかり留めないと、ベッドを使っていて緩みが発生してしまう可能性があり危険です。
また、修理に使う材料はなるべく頑丈なものを使うようにしましょう。ベニヤ板などの壊れやすい材料を修理に使ってしまうと、せっかく修理したのにまたすぐに壊れてしまうことがあります。
次からは、壊れたベッドの修理を依頼した場合のメリット・デメリットと修理を依頼したときの流れについて紹介していきます。
壊れたベッドの修理を依頼した場合のメリット・デメリット
- メリット……修理を依頼するだけなので簡単。プロが作業してくれるので確実。
- デメリット…自分で修理するよりも値段が高い。
修理を依頼するメリットは、何より簡単で手間が掛からないことでしょう。工具を用意したり自分で修理する手間もありませんし、ベッドに合った床板があるかどうか確認する必要もありません。
また、自分で修理するのと違って、プロがしっかりと修理してくれるため自分で修理するよりも確実ですね。
対するデメリットは、やはり自分で修理するよりも値段が高いということでしょう。
また、修理のためにメーカーにベッドを送る場合は、修理が終わってベッドが帰ってくるまで寝具がない状態で過ごさなくてはいけません。修理にどのくらい掛かるのか、修理に出す前に確認しておきたいですね。
壊れたベッドはどこに修理を依頼すればいい?
ベッドの修理を依頼する場合、まずはベッドを購入したメーカーの方で修理を受け付けているかどうか確認するといいでしょう。
メーカーでベッドの修理を受け付けているかどうかは、メーカーのホームページに行けば簡単に確認することが出来ます。
もしも、メーカーでベッドの修理を受け付けていなかった場合は、メーカー以外の家具修理業者に依頼する必要があります。
家具修理業者はネットでも多く見ることが出来るので、住んでいる地域に合わせて依頼する業者を決めてみてはいかがでしょうか。
修理を依頼した場合の具体的な価格はやっぱり気になりますよね。次からは、修理を依頼したときに掛かる金額について詳しく紹介していきます。
壊れたベッドの修理を依頼した場合の金額は?
ベッドの床板交換の価格相場
¥30,000 ~ ¥40,000
※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。(引用:https://www.ienakama.com/furniture-repair/kanagawa-ken-hadano-shi/ask/page/?aid=70358)
ベッドの修理を依頼した場合、材料費以外にも出張交通費などが掛かってしまうため、自分で修理するよりも自然と値段は高くなってしまいます。
しかし、上記はあくまでも一般的な相場価格です。上記の金額よりも安く修理を受けてくれる業者がある可能性もあります。
「どうせこのくらいの金額だろう」と決めつけるのではなく、あくまで上記の金額は目安として考え、自分でも見積もりを依頼してみるようにしましょう。
もしも、壊れたベッドが保証期間内だった場合、そのまま修理してしまうと損してしまうかもしれませんね。次からは、保証期間について紹介します。
壊れたベッドを修理する前に、保証期間を確認しよう
ほとんどのメーカーでは、購入したベッドに対して保証期間を設けています。ベッドが壊れてしまったのが保証期間内だった場合、ベッドを交換してもらえたり、無料で修理が受けられたりします。
しかし、保証期間が残っていても修理などをしてしまうと、保証が受けられなくなることもあります。なので、ベッドの修理をする前に必ず今使っているベッドが保証期間内なのか確認が必要です。
保証期間の長さはメーカーによっても違い、また、最近では追加料金を払うことで保証期間を延長してくれるサービスを行っているメーカーもあります。
保証期間の確認と依頼を同時に済ませたい方は臆せず、電話で問い合わせをした方が早いかもしれませんね、
しかし、自身で修理したり、依頼したりする場合、費用だけではなく、時間と手間もかかってしまいます。
もし費用等でお考え中であれば、家具の『サブスクリプション』や『買い替え』の方が安く抑えることができるかもしれません。
以下の記事で「修理」「サブスクリプション(レンタル)」「買い替え(購入)」について比較しているので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
ベッドが壊れる主な原因
最後に、ベッドが壊れてしまう主な原因を4つ紹介していきます。以下の原因について気を付けることで、修理したり、買い替えたりしたベッドをより長持ちさせることが出来ますよ。
耐荷重を大幅に超える
ベッドに設定されている耐荷重は余裕を見て決めている場合がほとんどなので、耐荷重以上の人や物がベッドに乗ってもすぐに壊れるものではありません。
しかし、あまりにも大幅に耐荷重を超えてしまうと床板が割れてしまう可能性があります。
また、床板が割れなくても強い負荷を掛けていることに変わりはないため、その分だけ早く劣化してしまいます。ベッドに重い物を乗せ続けるなど、耐荷重を無視した使い方をするのはやめましょう。
ベッドの上で飛び跳ねる
耐荷重以内の人であっても、ベッドの上で飛び跳ねると大きな衝撃が生まれるため床板が割れることがあります。
子供の体重でも床板が割れてしまう可能性は十分にあるので、子供のいる家庭では特に子供がベッドの上で飛び跳ねないように注意しましょう。
カビや腐食
ベッドに湿気が溜まってしまうと、そこからカビが発生したり、腐食が起こってしまったりすることがあります。
カビや腐食が発生すると衛生面で悪影響を与えるだけでなく、ベッドの耐久性も低下してしまうため、ベッドが壊れやすくなってしまいます。
こまめな換気や除湿シートを使うなど、湿気への対策を行うようにしましょう。
経年劣化
どんなベッドでも、必ず経年劣化は起こってしまいます。意外と忘れがちですが、経年劣化はベッドの素材だけでなく、留め具であるネジや釘、ボルトにも起こってきます。
半年に一度程度、ボルトの緩みがないか、ネジや釘が飛び出してきていないかなどを確認するといいでしょう。
まとめ
今回は壊れたベッドを修理する方法を3つ紹介してきました。今回紹介したベッドを修理する方法にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
合っていない方法で修理しようとすると余計な費用が掛かってしまったり、修理が失敗したりする可能性もあります。
自分が使っているベッドを修理する前に、使おうと考えている方法が自分のベッドに使えるのか、自分に合っているのか、しっかり確認するようにしましょう。