「ベッドの床板が壊れてしまったから修理したいけど、どうすればいいのか分からない……」とお困りではありませんか?
ベッドが壊れてしまうのは滅多にないことのため、急な破損に慌ててしまう方も多いでしょう。
そこで、今回はベッドを修理する方法を3つ紹介していきます。是非ベッドを修理する際の参考にしてみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/photos/Xdk7tFHP6kU)
ベッドの床板が割れてしまうと……
床板とは、マットレスを支えているベッドの基盤部分のことを言います。床板は敷いているマットレスを動かさないと確認できないため、ベッドのフレームなどに比べて目にする機会は少ないでしょう。
しかし、床板が割れていたり、ヒビがあったりするとマットレスの身体を支える機能が低下してしまい、寝心地に影響が出てしまいます。
加えて、床板にダメージがあるとベッド自体の耐久性も低下してしまいます。床板のダメージは放置せずにすぐに対処するようにしましょう。
次からは、床板が割れたり、ヒビが入ってしまったりした場合の修理方法について紹介していきます。
ベッドの床板にダメージがあった場合の修理方法・対策
ベッドの床板に割れやヒビなどのダメージがあった場合の修理方法・対策は、主に3つあります。それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
床板をDIYで修理する
難しそうなイメージがあるベッドの修理ですが、DIY初心者の方でもベッドを修理することは可能です。
しかし、DIYでの修理には時間と手間が掛かってしまいます。まとまった時間が取れない、もしくはなるべく手間を掛けたくない、という方には向いていません。
床板修理を業者に依頼する
2つ目は、プロの方に修理を依頼する方法です。専門的な知識を持つプロの方に修理を任せるため、失敗する心配がありません。
しかし、ベッドが修理されて戻ってくるまでに早くても数日は掛かってしまうので、依頼する際はベッド以外の寝る場所を用意しておきましょう。
ベッドの床板自体を買い替える
ベッド自体を買い替えるのではなく、ベッドの床板だけを買い替えて付け替える方法です。ベッド自体を買い替えるよりも値段が安く、DIYで修理するような手間も掛かりません。
ただし、ベッドに合う床板が確実に売っているとは限りません。ベッドに合った床板がなかった場合は、床板を買い替えることができないので注意しましょう。
ベッドの床板をDIYで修理するときに必要な道具
まずは、ベッドの床板をDIYで修理する際に必要な道具を2つ見ていきましょう。
ドライバー
ドライバーは、床板の割れてしまった部分を取り外したり、新しい木材を取り付けたりするのに必要です。
手動のドライバーを使っても修理することは可能ですが、手動だと時間が掛かる上に、いくつもネジを締めていると手が疲れてしまいます。
また、電動ドライバーであれば釘やネジを使う際の下穴を開けることもできるため、多様性を考えると電動ドライバーを用意しておきたいですね。
釘、木ネジ
釘、もしくは木ネジは、新しい木材を固定するために必要になります。釘と木ネジのどちらを用意するかは、修理するベッドを見て決めましょう。
元々ベッドに使われているものと同じ固定具を使った方が、仕上がりの見栄えが良くなりますよ。
また、用意する釘や木ネジは、出っ張りができないように頭の部分が平らなものを選びましょう。釘は『平頭』、木ネジは『皿頭』と袋に表記されているものを選べば大丈夫です。
ベッドの床板をDIYで修理する方法
ベッドの床板を修理する方法は簡単で、割れた部分を取り外して新しい木材を固定するだけです。ヒビが入っているだけなら金具で固定するだけでも十分に効果がありますよ。
修理する際のポイントは、釘や木ネジをしっかりと最後まで留めることです。釘や木ネジの固定が不十分だと、ベッドを使っている間に床板が外れてしまう可能性があるため危険です。
また、修理に使用する木材は『無垢材』や『合板』などのなるべく頑丈なものを選ぶようにしましょう。
ベニヤ板などの壊れやすい木材で修理してしまうと、せっかく修理してもまたすぐに壊れてしまうことがあります。
ベッドの床板修理を業者に依頼する前に
ベッド修理を依頼する業者を選ぶ前に、まずは使っているベッドの保証期間が残っていないか確認しましょう。
保証による対応はメーカーによって異なりますが、保証期間内であれば新しいベッドと交換してくれたり、無料で修理を受けてくれたりする場合もあります。
また、メーカーによっては保証期間が過ぎていた場合でも安く修理を受けてくれることもあるため、依頼する業者を探す前にベッドを購入したメーカーのHPなどを確認しましょう。
ベッドの床板修理を依頼した場合の値段相場
修理業者によって金額は異なりますが、一般的にベッドの修理を依頼した場合の相場は5,000円~20,000円程度です。(参考:Local Works – 家具 組み立て、修理の費用相場より)
相場はあくまでも目安であるため、修理箇所やベッドの状態によって修理金額が相場よりも高額になることはあります。
しかし、あまりにも修理金額が高額だった場合、依頼したところが悪質な業者である可能性もあります。提示された金額が高すぎると感じた場合は、他の業者にも見積もりを依頼してみましょう。
【買い替える前に確認しよう】ベッドに使われている床板の種類
ベッドの床板には、主に2つの種類があります。それぞれにメリットとデメリットがあるので、買い替える前にどちらの種類を購入するか考えておきましょう。
実際に販売されている商品を見ながら確認してみましょう!今回は、「木下家具」で販売されているベッドをご紹介します。
張り床タイプ
ベッドの床板が1枚、もしくは2枚の板から作られているタイプのものです。安いベッドに使われていることの多い床板です。
- メリット……隙間がないため断熱性がある。すのこタイプよりも強度が高い。
- デメリット…湿気が溜まりやすく、カビが発生しやすい。通販での取り扱いが少ない。
すのこタイプ
販売されている多くの床板は、すのこタイプの床板です。大きさや値段の選択肢が張り床タイプよりも多いため、より自分のベッドに合ったものを見つけやすいでしょう。
- メリット……通気性がいいのでカビが繁殖しにくい。通販で購入しやすい。
- デメリット…張り床タイプに比べて強度が弱い。
床板はどこで購入できる?
床板は家電量販店や、楽天、アマゾンなどの通販サイトで購入することができます。ベッドを購入したお店が近くにある方は、お店の方に相談してみるのもいいでしょう。
また、上記で取り扱いが少ないと紹介した張り床タイプの床板ですが、手ごろな厚さのある板でも代用することができます。
板は、ホームセンターなどで購入することが可能です。どうしても張り床タイプの床板に取り換えたいという方は板での代用も検討してみましょう。
ベッドの床板を長く使うために
せっかく床板を修理しても、またすぐに壊れてしまっては意味がありません。ベッドの床板を壊さずに長く使うためには、下記の2つのことに気を付けて使いましょう。
- 耐荷重を守る
- 急な衝撃を与えない
耐荷重を超えたものが乗ったからすぐにベッドが壊れる、ということはありませんが、耐荷重を超えた負荷をベッドに掛け続けると壊れるのが早くなってしまいます。
耐荷重を超えた重い物を、ベッドに長時間乗せ続けるのはやめましょう。
また、床板は急な衝撃にとても弱いです。ベッドの上で飛び跳ねたり騒いだりすると、子供の体重であっても床板は簡単に割れてしまいます。
子供のいる家庭は特に、子供がベッドの上で飛び跳ねないように注意しましょう。
ベッドの床板修理方法まとめ
難しそうなイメージのあるベッドの修理ですが、床板の修理に限ればDIYの経験がない方でも簡単に修理することが可能です。
しかし、修理に手間や時間を掛けたくない方にはDIYでの修理は向いていません。手間や時間を掛けたくない方は、業者に依頼するか床板そのものを買い替える方法をおススメします。
今回紹介した3つの方法の中で、より自分に合っていると思う方法でベッドの修理をしましょう。