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観葉植物の土の入れ替え方。大事なのは”水はけ”と”通気性”

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『観葉植物が生長してきたから土を入れ替えたいけどやり方を知らないから困っている』

『観葉植物の土を入れ替える時は市販の土を買って育ててはいけないの?』

観葉植物を育てていて上記のような悩みを抱えていませんか?本記事では観葉植物の土の入れ替え方や入れ替えする時期・タイミングについて紹介をします。

観葉植物を入れ替える具体的な方法を1つずつ手順を追って説明しているので、是非最後まで読み進めていってください。

観葉植物の生育に適している土とは?

観葉植物の生育に適している土は、”水はけ”と”通気性”が良いものを選びましょう。この2つが良い土は、水と空気の通りがよく観葉植物にとって生長しやすい環境です。

水はけと通気性が良い土は団粒構造(だんりゅうこうぞう)と呼ばれています。土は大小さまざまな粒の塊で形成をされていて、バランスよく土の塊が混ざり合っているもののことです。

逆に団粒構造ではない土を選んで観葉植物を育ててしまうと、土の隙間が全くなく水はけも通気性も悪く、最終的に水も空気も届かないまま根が腐ってしまいます。

観葉植物の土を入れ替える理由とは?

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『観葉植物を育てて一年経ったけど、上手く生長しているな!』と考えている方は気を付けましょう。なぜなら観葉植物は一年~数年に一度は土の入れ替えをする必要があるからです。

観葉植物が元気にすくすくと生長していたとしても、土を入れ替える必要があります。その理由は2つです。

土を入れ替える理由
  • 土が細かくなるから
  • 土質が酸性からアルカリ性に変化するから

土が細かくなるから

観葉植物を育てている土は、団粒構造で大小さまざまな土の塊であることを先ほど説明しましたが、年月が経つにつれて土が粘土状のものに変化していきます。

土が大小さまざまな土で、水はけや空気の通りが良かったものから粘土状の土に変化をするとどうなるかというと、水はけが悪く空気の通りも悪くなり、最終的に根が腐ってしまいます。

根が腐ってしまうと根が水に浸かった状態が続いて、観葉植物が根から酸素を吸収できずに苦しい状態に。

土質が酸性からアルカリ性に変化するから

観葉植物の土を入れ替える理由の2つ目は、土の質(酸性度合い)が変化をして生長に必要な栄養素が吸収されにくくなり、根の成長障害や病気になってしまうからです。

観葉植物を生育する際に与える肥料や土壌改良によって、元々の土の性質から変化をしていきます。他にも外で観葉植物を生育している方は、雨の影響で土が酸性に傾いている観葉植物が多いです。

観葉植物によって適している酸性度というのは異なりますが、適した酸性度合いで生育をする為に、定期的な土の入れ替えは必要です。

観葉植物の土を入れ替えるために自作する必要はあるのか?

観葉植物の土を入れ替えるために、近くの土を掘って自作する必要があるのかと考えている方もいるかもしれませんが、実際には市販の観葉植物用培養土で問題ありません。

もしも自作したいという方は、自分が育てている観葉植物と育てている環境に合わせた土の作り方をしなくてはいけません。

例えば団粒構造を維持するために、赤玉土と腐葉土の組み合わせで作る場合は赤玉土が6・7割、腐葉土が3・4割。この配合比率で作りましょう。

また室外であれば、土の割合が8、保水性の高いバーキュライトを2の割合で配合。室内であれば土の割合を7、虫やカビ対策としてピートモスを3の割合で配合がおすすめです。

初心者は市販の土を購入するのがおすすめ

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土の配合が難しいと感じた方は、市販の土を購入するのがおすすめです。土にもいくつか種類があり、それぞれに特徴があります。

1つの種類の土だけでは植物は育ちにくいので、配合して土の良い特徴だけ残した土を作りたいですが、初心者の方にはおすすめできません。

市販されている観葉植物専用の土は、観葉植物が生長するのに適している土の配合で作られているので安心です。

また市販されている土には肥料も配合されているので、今まで以上に観葉植物が生長してくれます。

観葉植物を植え替えるタイミングはいつが良いのか

植物に元気がなくなってきたと感じたとしても、必ず土が原因とは限りません。土を頻繁に変えてしまうと、観葉植物の根を痛める原因になるので適切なタイミングで植え替えを行いましょう。

以下のような状態が観葉植物に現れていたら、植え替えを行うタイミングです。

植え替えを行うタイミング
  • 鉢の底から観葉植物の根が出ている
  • 水のしみこみが遅い
  • 葉の色が悪い

鉢の底から観葉植物の根が出ている

観葉植物を育てていて、年月が経つと鉢の底から観葉植物の生長した根が出ていることがあります。

観葉植物の根は鉢の中で生えるスペースがなくなると、最終的に鉢底の穴から出てくるようになります。

これは植物でいう「根腐り」の前兆でもあるので、これを発見したらすぐに大きな鉢を購入して植え替えをしましょう。

水の染み込みが遅い

『観葉植物を購入した最初の頃は水を与えたらすぐに水が浸透していったのに、最近は水の染み込みが悪いな』と感じたらそれは植え替えが必要なタイミングです。

土が団粒構造ではなくなり、また土自体が古くなっていることもあり、水が上手く吸い込まれない状態になっています。

この状態になると水の通るスペースもなくなり、植物が枯れる原因にもなってしまうのですぐに植え替えをして新しい土にしましょう。

葉の色が悪い

本来であれば濃い緑色の観葉植物のはずなのに、生えてくる葉の色が黄緑色だったり、水やりをしてもすぐに萎れてしまったり、根元の葉が枯れてしまったりしていると土の養分が足りない可能性があります。

土の養分が足りないと観葉植物の葉の色が悪くなり、黄緑色や黄色い葉が生えてきてしまいます。

例外として観葉植物が日の光に当たりすぎていると、葉焼けを起こしている可能性もあるので、置き場所を変えてみて葉の色を確認しましょう。

置き場所を変えてみて葉の色が変わらないようだったら、土の養分が足りない可能性があるので植え替えの準備をしましょう。

観葉植物の土を入れ替えする時期はいつが良いのか?

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観葉植物の土を入れ替えする時期は、植物の生長期間中で暖かい時期に行ってください。具体的な時期だと、気温が高くなり始める5月や秋に差し掛かる9月頃が入れ替えに最適です。

寒い時期に土の入れ替えをしてしまうと、観葉植物が弱り枯れてしまう可能性があります。観葉植物は寒い時期に入れ替えをすると、成長スピードと再生力が弱まっているので枯れる原因になります。

時期をみて観葉植物にしっかりと根を張ってもらうために、植物の状態を見ながら土の入れ替えは行いましょう。

観葉植物の土を入れ替える際は鉢も入れ替える

観葉植物の土を入れ替える際は、一緒に鉢も新しくして入れ替えをしましょう。土を入れ替えるタイミングは根も生長をしていて、元々入れていた鉢も小さくなっています。

小さい鉢に新しい土を入れたとしても、根が生長していたら土を新しく入れ替える意味がなくなってしまいます。

土を入れ替える機会で新しく一回り大きな鉢を購入して、観葉植物を大事に育てていきましょう。

観葉植物の植木鉢を選ぶときのポイントについては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、鉢の選び方が分からないという方はぜひご覧ください。

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観葉植物を入れ替える方法

土の入れ替えは言わば引っ越し作業です。短い時間でサッと終わらせないと、観葉植物が弱ってしまいます。スムーズな作業をする為にも、入れ替える方法を簡単に紹介します。

観葉植物を入れ替える方法
  1. 鉢の底に軽石や、発砲スチロールのコマ切れを敷く
  2. 土を鉢の1/3程度入れる
  3. 土や根を軽く揉み、腐った根はハサミで切り取る
  4. 観葉植物を鉢に入れ、隙間を土で埋め手で押し固める
  5. 水やりをして土の入れ替えは完了

上記の流れで土の入れ替えをしましょう。土の入れ替えを行う際、土が濡れていると入れ替え作業がしにくいので事前に水やりは控えて、入れ替えを行ってください。

また土を入れる際根の間に土が入りこみにくいので、土を少しずつ足して入れていき根の隙間を埋めるようなイメージで土の入れ替えをしましょう。

観葉植物の土を入れ替えた後の育て方

土の入れ替えが終わった後、観葉植物の生育は注意をして行いましょう。

観葉植物の根がまだ土の中で安定をしていない為、今まで通りの環境で生育をすると弱ってしまう可能性があります。

育てる場所は風を避けることが出来、明るい場所で尚且つ直射日光が当たらないような場所で生育をしてください。

また水やりのタイミングにも注意が必要です。土の入れ替え直後の根は水の吸い上げが悪い状態にあります。土の表面が乾き新しい芽や葉が出てくるようになったら、十分な水やりをしてあげましょう。

まとめ:市販の土を購入して土を入れ替えよう

本記事では観葉植物の土の入れ替えに焦点を当てて紹介をしました。それでは本記事のまとめです。

本記事のまとめ
  • ”水はけ”と”通気性”が良い土を入れ替えで使う
  • 土を入れ替える理由は、土が細かくなるのと土の酸性度が変化するから
  • 初心者は市販の土を購入して入れ替えをする

初心者の方であれば市販の観葉植物専用の培養土を購入して、土の入れ替えをしてみてください。

まずは育てている観葉植物の状態を見て、植え替えをする必要があるのかをチェックしてみる所から始めてみてはいかがでしょうか。

また観葉植物の土選びに関しては、こちらの記事で詳しく紹介をしています。本記事では紹介が出来なかった、ハイドロカルチャーについて解説をしているので是非ご覧ください。

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