「椅子のぐらつきが気になるけど、どうやって修理したらいいんだろう」とお困りではありませんか?
椅子がぐらつくと、座り心地が悪くなるだけでなく、椅子自体の破損やケガの可能性も出てくるため放置するのは危険です。
今回は、椅子のぐらつきを修理するための方法について詳しく紹介していきます。椅子のぐらつきに困っている方は、この記事を参考にして早めに修理するようにしましょう。
(トップ画出典:https://pixabay.com/ja/photos/椅子-地中海-シート-待つ-2233512/)
椅子がぐらつく原因
椅子がぐらつく原因には、椅子自体に問題がある場合と、室内に問題がある場合の2つのパターンがあります。それぞれのパターンがどうして起こるのか、詳しく見ていきましょう。
椅子に問題があるパターン
椅子に問題があるパターンでは、ネジのゆるみや、家具のパーツの大きさが揃っていない場合などに起こります。
DYIで作成した椅子や、自分で組み立てをするタイプの椅子に起こることが多いです。
室内に問題があるパターン
室内に問題があるパターンでは、床が水平でなかったり、床に凹みがあったりする場合に起こります。
椅子を別の部屋で使ってみて、ぐらつきがないようであれば、部屋自体に問題があるということになります。
椅子のぐらつき修理は自分で?業者に依頼する?
室内には問題がなく、椅子自体にぐらつきの原因がある場合、ぐらつかないようにするためには椅子の修理が必要です。
椅子のぐらつき修理は、DIYで修理するか業者に依頼して修理してもらうか、という2つの方法があります。2つの方法にはそれぞれ異なるメリット・デメリットがあり、向いている人も違います。
自分に合っていない方法を利用すると余計な手間が掛かってしまう場合もあるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
まずは、DIYで修理する場合のメリット・デメリットと、修理方法について紹介していきます。
椅子のぐらつきをDIYで修理する場合のメリット・デメリット
椅子のぐらつきを自分で修理した場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
- メリット……依頼するよりも安い値段で修理ができる。道具さえ用意できればすぐに修理ができる。
- デメリット…自分で修理するため手間が掛かってしまう。失敗する可能性がある。
DIYで修理する場合の一番のメリットは、修理に掛かる値段が安いことでしょう。また、道具を既に持っている方は、道具を用意する必要がないので更に安い値段で修理ができます。
安い値段で修理できれば手間が掛かってもいい方や、DIYなどの作業に慣れている方などにおススメです。
椅子の構造によって修理の方法が違う
修理の方法は椅子の構造によって違います。修理したい椅子がどんな構造なのか、修理する前に確認しましょう。
- 木材を組んでいる椅子
- ネジや釘などの固定具を使っている椅子
椅子の構造は、主に上記の2つです。椅子の構造によって、修理に必要な道具も違うので道具を用意するときにも注意しましょう。
次の章では、修理に必要な道具について紹介していきます。修理したい椅子を確認してから、構造に合った道具を用意しましょう。
椅子のぐらつきを修理するのに必要な道具
紹介する道具は、ネットやホームセンターなどで購入することができます。まだ持っていない方は、お好みの方法で購入しましょう。
木材を組んでいる椅子の場合
金槌
金槌は、椅子を分解するときなどに使います。特別に必要な機能などはないので、購入する場合は値段が安いもので大丈夫です。
ボンド(接着剤)
ボンドや接着剤は、必ず木工用のものを用意しましょう。木工用ではない接着剤だと、木材同士がしっかりくっつきません。
やすり
やすりは、椅子のパーツに残った古い接着剤を削るために使用します。紙やすりでも代用が可能です。
ネジや釘などの固定具を使っている椅子の場合
ドライバー
六角棒レンチ
椅子によっては、六角レンチで固定されている場合もあります。修理したい椅子に使われている固定具が何かを確認してから、道具を用意しましょう。
ぐらつきを修理する方法:木材を組んでいる椅子の場合
- 組んである椅子のパーツを外す
- 古い接着剤をやすりで削る
- パーツが組み合わさる部分に接着剤を塗る
- 組み立てる
- 紐やテープなどで、接着剤を塗った部分が浮かないように固定する
- 接着剤が固まるまで待って、完成
椅子のパーツを外すときは、金槌を使って少しずつ分解するようにしましょう。一気にパーツを外そうとすると、パーツが割れてしまう場合があります。
また、椅子を再び組み立てるときに時間が掛かってしまうと、塗った接着剤が乾いてしまいます。組み立ては素早く行いましょう。不安な方は、接着剤を塗る前に組み立てを練習しておくと安心ですよ。
文章で読んでも分かりにくい、と感じる方のために動画も紹介します。こちらも参考にしてみてください。
ぐらつきを修理する方法:ネジを使っている椅子の場合
ネジなどの固定具を使っている椅子の場合、ぐらつきの修理はとても簡単です。
固定具を使っている椅子の場合、固定具がゆるんでいることがぐらつきの主な原因です。そのため、固定具を締め直すだけで椅子のぐらつきは簡単に修理できます。
ただし、単純に椅子の固定具を締め直しただけでは、しばらくするとまた固定具が緩んでぐらつきが起こってしまいます。
固定具の緩みを抑えるには、ネジの固定剤を使用するのが簡単でおススメです。こちらも、他の道具と同じようにネットやホームセンターなどで購入しましょう。
椅子のぐらつき修理を依頼した場合のメリット・デメリット
次に、椅子のぐらつき修理を依頼した場合のメリット・デメリットについて紹介していきます。
- メリット……修理の手間が掛からない。プロが修理するので失敗がない。
- デメリット…椅子が戻ってくるまでに時間が掛かる。DIYで修理するよりお金が掛かる。
椅子の修理を依頼した場合の一番のメリットは、なにより修理の手間が掛からないことでしょう。まとまった時間がとれない多忙な方や、修理作業を面倒に感じる方は依頼するのがおススメです。
椅子のぐらつき修理を依頼した場合の金額
修理を依頼するにあたって、どのくらいの金額が掛かるのか気になりますよね。
修理を依頼する業者によっても異なりますが、今回調べた『家具クリニック』さんでは椅子の組み直しを8,000円から受け付けていました。
金額はあくまでも目安であり、椅子の状態によって金額が高くなることもあります。そのため、事前に見積もりを依頼して詳細な金額を出してもらうと安心して依頼することができるでしょう。
また、見積もりの金額があまりにも高額だった場合、悪質な業者である可能性もあります。金額が高すぎると感じた場合は、他の業者にも見積もりを出してもらい比較してみましょう。
まとめ
ぐらつく椅子を修理する場合、取れる方法はDIYで修理する方法と業者に修理を依頼する方法の2つです。
DIYで修理した場合、修理の費用は安く抑えられますが、修理する手間が掛かってしまいます。
対して、修理を依頼した場合は修理の手間は掛かりませんが、椅子が戻ってくるまでに時間が掛かる上、修理費用もかかります。メリット・デメリットを見比べて、より自分に合う方法で修理しましょう。
自分に合っていない方法を使うと、余計な手間が掛かり、失敗する可能性も高くなってしまいます。