「テーブルの天板を修理をしたいけど、どうすればいいのかわからない」と困っていませんか?
木製のテーブルは長く使っていると、天板に傷がついたり、汚れたりしますよね。
そこで今回は、個人でできるテーブル修理の方法から、業者に修理をお願いするメリット・デメリット、日ごろのメンテナンスなどを解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/study-%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-%E6%9D%BF-1894583/)
テーブルの天板修理をする前に
まずはテーブル天板がどのように汚れているのか、どのような傷がついているのかを把握し、それに合った修理方法を探していきましょう。
汚れ
テーブルの天板に汚れが目立つ場合、洗剤等を使って落としましょう。後ほど紹介する方法でほとんどの汚れは落ちます。
それでも落ちないひどい汚れの場合は、上から塗装してしまうか、修理業者にお任せしましょう。
傷
傷は、小さいものと大きいもので修理方法が異なります。小さいものであれば、家庭で簡単に修復が可能です。
また、大きい傷も、パテで埋めたり塗装したりと、自宅で修理が可能です。自分でやるのが不安であれば、業者にお願いするといいでしょう。
塗装の剥げ
塗装の剥げは、塗料を塗り直す必要があります。自宅で修理が可能な種類のテーブルと、業者に任せた方がいい種類のテーブルがあるので、後ほど解説します。
凹み・欠け
凹みも、大きな傷と同様にパテで埋めて補修することができます。
割れ
テーブルが割れてしまった場合は、業者に修理をお願いすることをおすすめします。よほどDIYに慣れていないと、キレイに修理するのは難しいでしょう。
次章からは、それぞれの欠陥ごとに詳しい修理方法を紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
テーブルの天板についた汚れの修理方法
木製のテーブルは基本的に乾拭きをお勧めします。特に、無垢材のテーブルは水分に弱いため、水がついたらすぐに拭くようにしましょう。
汚れがこびりついていて乾拭きでも取れない場合は、以下の手順で拭き取ってみてください。
- 中性洗剤をぬるま湯で薄める
- タオルに含ませて固く絞る
- 拭き取る
- テーブルに残った中性洗剤を、堅く絞った新しい濡れタオルで拭き取る
- 最後に乾拭きする
これでほとんどの汚れが落ちますが、これでも落ちない場合は、塗装し直すか、業者にお願いしましょう。
テーブルの天板についた小さな傷は、水性ペンで修理可能
テーブルは毎日使うものです。子供やペットがひっかいて、小さな傷ができてしまうこともあるでしょう。
小さな傷は、実は水性ペンを使うことでかなり目立たなくなります。以下の手順でぜひやってみてください。
- ペンで傷の部分を塗る
- 指でこすり、なじませる
これだけでかなり目立たなくなります。水性ペンは、天板の色に合った色のペンを選んで塗りましょう。
また、薄い色のペンで先に塗り、そのあと濃い色のペンで塗ると、より目立たない、天板になじむ色になりますよ。
ホームセンターなどでは、木工家具の補修専用のペンも売っています。あらゆる色があり、木になじむので、こだわりのある方はこちらも見てみてください。
テーブル天板についた大きな傷や凹み・欠けの修理に必要なもの
なにかにぶつけたり、勢いよくものを落としたりしてテーブルが凹んだときも、個人での修理が可能です。
大きな傷や凹みは木部補修用のパテを使って埋めることができます。
- 木工用のパテ
- ヘラ(パテについてることが多い)
- 紙やすり
- 補修用のペン
木工用のパテは、木の色に合わせて数種類の濃さがありますので、ご自分のテーブルに合わせた色のパテを選びましょう。
もし色が合わなくても、補修用のペンで上から塗れば目立たなくなるので、パテの色は大まかで構いません。
テーブル天板についた大きな傷や凹み・欠けの修理手順
パテで埋めるために必要なものが揃ったら、さっそく作業に取り掛かりましょう。作業は簡単で、5~10分あればできますよ。
- キズや凹みをパテで埋める
- ヘラで余分なパテを取り除く
- 乾いたらやすりをかけて、さらに余分なパテを削る
- 色が目立つようなら、補修用のペンで塗る
やすりで削る際には、本来のテーブルの部分を削らないように注意しましょう。乾く前にヘラで余分なパテをできるだけ取り除いておくことが重要です。
テーブル塗装の前に天板種類を確認
テーブルの塗装が剥げていたり、汚れや傷が目立ったりした場合、塗装修理をする前にテーブルの塗装の種類を確認しましょう。
ウレタン塗装
テーブルの仕上げ塗装の中では、最も頻繁に使われる塗装として知られています。おそらく多くの家庭のテーブルに使われています。
- ツヤがある
- 変形やひび割れが起こりにくい
- 手入れの必要がほとんどない
- 熱に弱く、熱いものを置くと白く変色する
ウレタン塗装のテーブルは、塗装修理に特殊な機械を使うため、業者に依頼するといいでしょう。
オイルフィニッシュ
オイルフィニッシュは、植物油を木の表面に塗り込む塗装です。木目を生かす塗装で、無垢材の高価なテーブルに使われています。
- ナチュラルな仕上がりで、木目を生かすことができる。
- 木の経年変化も楽しめる
- 傷がつきやすく、オイルの塗り足し等のメンテナンスが必要
- メンテナンスは簡単
ウレタン塗装の方がオイルフィニッシュより光沢がありますが、見た目では判断が難しいので、買った際の説明書を見ることをおすすめします。
オイルフィニッシュは自宅でも簡単に塗装することができます。オイルフィニッシュのやり方についてはコチラの記事を参考にしてください。
テーブル修理を業者に頼んだ際のメリット・デメリット・相場
ここまでは自宅でできる修理の方法を紹介してきましたが、修理のプロにお願いするとどうなるのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。
ここからは、修理業者にお願いした際のメリット・デメリットと価格相場を紹介します。
修理業者にお願いするメリット・デメリット
ここでは、修理業者にテーブルの再塗装をお願いするメリットとデメリットを紹介していきます。
- 手間がかからない
- キレイに仕上がる
- 個人ではできない修理ができる
- 損傷個所とそれ以外の箇所との見分けがつかない(個人でやるとこれが一番難しい)
- お金がかかる
- 修理日数が長いことも
- 修理の間、テーブルが使えない(貸し出しをしている業者もある)
修理業者によっては、現場修理をしてくれたり、修理期間中のテーブルの貸し出しを行ってるので、これらのデメリットが当てはまらない業者もあります。
テーブル修理の相場
グリーンワークスのサイトを参考にすると、1時間以内に終わる軽度なテーブル傷の修理費用相場は、「1万3千円~」となっています。
修理業者の選び方3つのポイント
ここからは、修理業者を選び方の3つのポイントを紹介していきます。修理業者を選ぶ際の参考になるので、ポイントを把握しておきましょう。
1.まずはホームページを見る
まずはホームページを見ましょう。修理業者の中にはホームページがない業者も存在しますが、やはりホームページがある業者の方が信頼が置けます。
ホームページに実績や施工方法、職人の顔などが公開されていると、なお良いです。
2.複数の業者から見積もりを取る
修理の見積もりは複数の業者から取りましょう。複数の業者から取ることで、相場が把握できますし、修理費用を比較することができます。
3.送料まで合わせて予算を考える
業者に修理をお願いするときにありがちなのが、「修理費用は安いのに、送料がかなりかかった」ということです。
修理業者を選ぶ際には、送料まで計算に入れて比較するようにしましょう。
良い業者はこんな業者
ここでは、良い業者の特徴を紹介しています。業者を選ぶ際の参考にしてくださいね。
1.家具の引き取りに対応している
テーブルの天板はかなり重いですよね。そんな家具を自分で持ち運ぶのはかなり手間がかかりますし、運んでいる途中に新たな傷をつけてしまう可能性もあります。
業者を比較する際には、「家具の引き取りをしてくれるか」を確認しましょう。
2.ホームページに多数の実績を載せている
ホームページに多数の実績を上げている業者は信頼できる業者です。実績も、数だけでなく修理の風景や、修理工程を掲載している業者が良い業者と言えるでしょう。
最近では、ホームページ以外にも、ブログやSNSに修理事例を投稿している業者も多いため、チェックしてみるといいですよ。
3.見積りが無料
見積りが無料な業者は良い業者です。とくに、出張見積りをしてくれる業者だと、家具の状態を細かく見てくれるので、安心して修理をお願いできますよ。
修理業者を比較する際に、複数の業者から見積もりを取るため、見積りが無料な業者がいいですよね。
まとめ
今回は、個人でできるテーブル修理の方法から、業者に修理をお願いするメリット・デメリット、日ごろのメンテナンスなどを解説してきました。
木製テーブルの天板を修理するには、テーブルの特性を理解し、状況に合わせて修理をする必要があります。
ぜひ今回の記事を参考にして、正しい方法で修理を行ってください。
愛着のあるテーブルをよみがえらせて、より長くテーブルとの時間を過ごしてくださいね。