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ビニールレザー製ソファの修理法は?ボロボロ・破れはDIYで対処できる!

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ビニールレザー製のソファが、「ボロボロしてきた」「破れてきた」と、あなたはお困りではありませんか?

ソファの張地には様々な素材がありますが、ビニールレザー製のソファも、DIYで修理することができるんですよ。

この記事では、ビニールレザーの素材についての解説や、ソファを修理・補修する方法についてご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

(アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/photos/p0MoUugYbvk)

ビニールレザーとは?ソファ修理前に押さえておきたい張地の種類

ビニールレザーという言葉をよく聞きますが、実際にどのような素材なのか、また、他の素材との違いについてあなたは理解していますか?

ソファの張地には、大きくわけて3種類あります。それぞれの素材の違いと特徴を確認してみましょう。

「ビニールレザー製」ソファ

ビニールレザーは「合皮」とも呼ばれる素材です。素材自体は人工的につくられるため、ソファの価格が抑えられるというメリットがあります。

また、ビニールレザーはソファを水拭きすることができます。お手入れを簡単に済ませたい方に適している素材です。

「本革製」ソファ

本革はビニールレザーとは違い、動物の皮からつくられた天然素材です。革の加工方法によって、価格帯に大きな違いがあります。

お手入れの方法次第では、本革は一生モノになりますが、水分や皮脂を避けて、ソファを常に清潔にする必要があります。手間をかけることを楽しめる素材です。

「布製」ソファ

布製ソファは生地選びの自由度が高いため、お部屋のインテリアに合わせた色・素材の張地が見つかりやすい素材です。

本革・合皮ソファと比べて、ホコリや髪の毛などのゴミが目立ちやすくなります。ソファに汚れが付いてしまった場合は、洗濯できるカバーリングタイプのソファだと、お手入れがしやすくなりますよ。

あなたのソファはビニールレザー?それとも本革?

ビニールレザー製ソファと本革製のソファは、同じ”革張りソファ”として販売されていますが、それぞれの素材ごとに、修理方法は異なります。

だからこそ、あなたが革張りソファをお持ちの場合、ビニールレザーと本革のどちらの素材が使われているのか、把握しておくことが大切です。

簡単なソファ素材の判別方法!

ビニールレザーと本革を見分けるには、ソファの座面を指で軽く押してみましょう。

指の周りにシワが寄るようであれば、ビニールレザー製の可能性が高いでしょう。この後ご紹介する対処方法を、ぜひ参考にしてくださいね。

一方、シワが寄らずに、ソファの座面全体が沈む場合は、本革製ソファの可能性が高いと言えます。本革は素材自体が高価なため、DIYで修理をするにはリスクが大きすぎます。修理はプロへ依頼をしましょう。

あくまでも簡易的な判別方法のため、ソファのラベルを確認したり、販売店へ問い合わせるほうが確実です。

ビニールレザーのソファで多い、修理が必要な症状とは?

ソファの劣化しやすいパーツは、座面や背もたれ、肘置き部分のパーツだと言われています。

ビニールレザーの修理が必要な症状として、どのような症状があるのでしょうか。あなたのソファにも当てはまる症状がないかどうか、確認していきましょう。

1.ソファ表面がボロボロになる

ビニールレザーは、使っていくうちに表面がボロボロと剥がれてくる性質があります。

合皮ソファを使い続けていくと、まずは、表面にひび割れが現れます。次第にビニールの膜が剥がれてきますので、見た目が悪くなるだけでなく、ソファ周りのゴミが目立ちやすくなるでしょう

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2.ソファ表面が破れる

表面がボロボロになったビニールレザーは、購入時よりも強度が弱くなっています。そのままソファへ座り続けていると、張地が破れてしまい、内部のクッション材が出てきてしまうことがあります。

ソファ表面の破れは、ソファを長期的に使って起きる症状だけではありません。ペットがソファで爪をといでしまい、ソファが破れてしまうこともよくあるようです。

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ビニールレザー製ソファは、本当に「修理」ができる?

ビニールレザー製ソファは、本当に修理ができるとは限りません。突然ですが、あなたは「修理」と「補修」という言葉の違いについて、答えることができますか?

「修理」とは、原因を根本から解決するという意味があります。このあと詳しくご紹介しますが、ビニールレザーの一部が破れてしまった場合、張替えといって、新しい張地と交換することで修理が可能です。

一方、「補修」とは、原因を一時的に解決するという意味があります。破れたソファの上から補修用のシートを貼りつけるだけだと、修理ではなく、補修となるんですね。

「修理」と「補修」、あなたがどちらの方法でソファを直したいのか、事前にしっかりと考えておきましょう。

ここからは、ビニールレザーのソファを修理・補修する方法3通りをご紹介します。

ビニールレザーのソファを「補修」する方法

ビニールレザーのソファが破れたり、表面がひび割れてしまった場合、原因を一時的に解決する「補修」を行うには、カラー補修クリーム補修シートを使います。

それぞれの補修方法と、補修で必要な道具を、動画と併せて解説していきます。

①カラー補修クリームを使う方法

ソファの表面がボロボロになってしまったときには、『カラー補修クリーム』を使って補修ができます。

カラー補修クリームは、革の表面に色を付けるためのクリームです。ボロボロになった部分は、ビニールレザ―内部の生地が見えているため、上から色を塗ることで、表面のボロボロが目立たなくなります

なかでも、”サフィール”というメーカーの補修クリームは、普段からソファの補修を行うプロもおすすめする補修クリームです。

ソファの修理方法
  • ソファ表面の汚れをとる
  • ソファがひび割れた部分へクリームを塗る
  • 表面を乾燥させる
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②合皮補修シートを使う方法

ビニールレザーのソファが破れてしまったときには、ビニールレザーでつくられた『合皮補修シート』を使って補修することができます。

合皮補修シートは、ゴムのように伸び縮みする素材です。そのため、ソファに負荷がかかりやすい座面の補修に使っても、問題ありません

必要な道具
  • はさみ
  • 合皮補修シート

ソファの補修方法
  1. 補修する場所を綺麗にする
  2. 補修シートを好きな大きさにカットする
  3. カットした補修シートをソファへ貼りつける

ビニールレザーのソファを「修理」する方法

ビニールレザーのソファがひび割れたり、表面が破れてしまった場合、原因を根本から解決する「修理」を行うには、ソファの張替えを行います。

張替えとは、古い生地をはがして、新しい生地をソファへ固定することをいいます。ソファの張替えは大がかりな作業となるため、修理時間をゆっくりとれるタイミングで挑戦するのがおすすめです。

もしも、カバーの取り外しが簡単にできる、カバーリングタイプのソファをお持ちであれば、カバーを新しく交換すればよいので、張替えの手間は不要になりますね。

必要な道具
  • 新しいビニールレザー
  • ラジオペンチ
  • ハンマー
  • 縫い針(革用の丸い針がおすすめ)
  • 革用の糸
  • タッカー
ソファの補修方法
  1. 張り替えたい部分の合皮をはがす
  2. 新しく用意したビニールレザーを、古い張地の大きさに合わせてハサミでカットする
  3. タッカーや縫い針を使って、ビニールレザーをソファ本体に留めていく

ビニールレザー製ソファを、プロへ修理依頼する参考費用

ビニールレザー製のソファをプロへ修理依頼した場合、ソファの修理費用がどれくらい必要なのか、あなたは知っていますか?

今回は、椅子の修理を行っている「Repairchair」のサイトから、参考までに、合皮ソファの張替え費用をご紹介します。

ソファの大きさ(ビニールレザー製) 修理費用
1人掛けソファの総張替 50,000~80,000円
2人掛けソファの総張替 100,000~14,000円
3人掛けソファの総張替 150,000~200,000円

(参考:https://psgdra.com/price/)

ビニールレザー製のソファをプロへ修理依頼すると、上記の費用だけでなく、ソファを工場まで送るための「送料」や、職人の「加工費」が追加で必要となることもあります。

ソファの大きさや修理内容にもよりますが、予算は10~20万円ほどで考えておいたほうがいいかもしれませんね。

DIYとプロ、ソファ修理はどちらへ依頼するのがおすすめ?

ここまで、DIYでの修理方法・プロへ依頼した場合の費用についてご紹介しましたが、あなたのソファはどちらで修理をすべきか、迷っていませんか?

適切な修理方法を選ぶには、修理の「手間」と「費用」のどちらを優先させたいか考えてみましょう。

あなたがもしも、修理費用を抑えたいのであれば、DIYでの修理がおすすめです。費用がかからない代わりに、材料や道具を集める手間や、修理の手間がかかってしまいます。

一方、手間をなるべくかけたくない!と思うのであれば、プロへ修理を依頼しましょう。DIYよりも修理費用の負担が大きくなりますが、修理の手間を最小限にすることができます。

修理頻度は少なくできる?ビニールレザーの劣化を防ぐ方法は?

ソファの修理がうまくできても、何度も同じ修理を繰り返していては、なんだか損をしたような気分になりますよね。

修理頻度を少なくするには、ビニールレザーの劣化を防ぐ必要がありますが、残念ながら、ビニールレザーは劣化を防ぐことができない素材です

同じ革でも本革と違い、人工的な素材であるビニールレザーは、生地が製造された時点から、劣化が始まっています。

全てのビニールレザーには寿命がありますので、ソファの修理費用に充てるよりも、新しいソファを購入して、気分を一新するのもいいかもしれませんね。

まとめ

今回は、ビニールレザー製ソファを修理・補修する方法や、プロへ修理を依頼した場合の参考費用についてご紹介しました。

修理を行う前に、まずは、ビニールレザーという素材について理解しておきましょう。

また、「修理」と「補修」という、言葉の意味の違いについて理解しておくこともおすすめです。あなたのソファをDIYでどう修理・補修すると良いのか、判断しやすくなります。

ビニールレザーには必ず寿命があります。「手間と費用、どちらもなるべくかけたくない!」という方は、修理や補修をせずに、新しいソファに買い替えるという手もありますよ。

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