ソファのボタンが徐々に緩んできて、何かに引っかかった勢いで外れてしまった…!なんてことはありませんか?
取れたボタンは簡単に修理できそうなイメージがありますが、ボタンの種類・位置によっては、自分で修理するには難しい場合もあります。
この記事では、ボタンの修理前に確認すべき点・ボタンの修理方法についてご紹介しています。
記事の後半では、ボタン修理をプロへ依頼した場合の対応内容や、修理の参考費用も解説しますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://www.pexels.com/photo/brass-needle-through-red-cloth-button-39548/)
ボタンが取れたソファで困っていませんか?
「タフティングソファ」や「ボタン締めソファ」とも呼ばれている、ボタンが付いたソファ。
自宅でワンちゃん・猫ちゃんと暮らしている方は、ボタンがあるタイプのソファだと、おもちゃと勘違いしているのか、よく噛みつかれたり、引っかかれてしまうことが多いですよね。
ペットを飼っていなくても、ソファのボタンは段々と緩んできてしまいます。状態によっては、完全にボタンが外れてしまい、困っている方も多いのではないでしょうか。
ソファ修理を考える前に、まずはソファについているボタンの意味から確認してみましょう。
修理は必要?ソファについたボタンの意味
実は、ボタンでソファの生地を留めているのには意味があるってこと、あなたは知っていましたか?
ソファにボタンを固定する技術は、「ボタンタフティング」と言われ、以下のような役割があります。
- クッション材を留める役割
- ソファを装飾するため
ボタンがソファに深く入っていて、均一なものほど、職人の技術が高いと言われています。「ボタンタフティング」は、それだけ難易度が高い技術なんですね。
(参考:http://www.tachikawa-isu.com/up-ko-zo-.html)
ソファの修理をする前に①ボタンの種類を確認しよう
ソファのボタンといっても、大きくわけて2種類のボタンが使われているんですよ。
あなたのソファがどちらのタイプのボタンになるのか、確認してみましょう。
- 釘で留めるタイプ
- 糸で留めるタイプ
それぞれのボタンの画像と併せて、ボタンの特徴をご紹介します。
釘で留めるタイプ
釘で留めるタイプのボタンは、画びょうのような形をしています。このままソファへ突き刺して、固定できるタイプですね。
糸で留めるタイプ
糸で留めるタイプは、ボタンの裏に糸を通すためのリングが付いています。ソファに糸を通して、固定するタイプですね。
ソファの修理をする前に②ボタンが取れた位置を確認しよう
ソファの修理を行いたい場合、もう1つだけ確認しておくべきことがあります。
それは、ボタンが取れたソファの位置です。あなたのボタンは「背面」と「座面」のどちらから外れましたか?
この後詳しくご紹介しますが、外れた位置によってソファの対処方法が異なります。
また、外れたボタンは紛失していませんか?ボタンは、ソファと同じ生地で作られていることがほとんどです。ボタンを紛失していれば、似たような生地でボタンを新しく作成する必要があります。
ここからは、外れたボタンの修理方法についてご紹介します。
自分で修理できる?ソファ”背面”のボタンが取れた場合
ソファ背面にあるボタンが取れてしまった場合は、自分で修理することは難しいでしょう。
その理由は、ソファの背中にある生地を、一度はがす必要があるからです。
ソファ背面にボタンを付けるタイミングは、ソファの背中に生地を張る前です。「糸で留めるタイプ」のボタンを取り付けてから、背面の生地を上から張っていきます。
ソファの背面は、お部屋に置く場所によっては目立ってしまいます。失敗したときのことを考えると、自分で修理はできないと判断したほうがいいでしょう。
自分で修理できる?ソファ”座面”のボタンが取れた場合
ソファ座面にあるボタンが取れてしまった場合は、自分で修理できる可能性があります。
「釘で留めるタイプ」のボタンであれば、元の位置にボタンを刺しなおすことで修理ができます。
「糸で留めるタイプ」のボタンであれば、ソファの裏側にある薄い布を外し、針と糸を使って自分で修理ができるでしょう。
ボタンが無くなってしまったときや、ボタンの生地がボロボロになった場合は、自分で修理する手間が増えてしまいますね。
そのような場合、素直にプロへ修理を依頼するようにしましょう。
ソファのボタン修理は、プロへ依頼するのがおすすめ
ソファのボタン修理は自分で修理をするよりも、プロへ依頼するほうがおすすめです。
なぜなら、プロへ依頼した場合、ボタンの付け替えだけでなく、ソファ自体のメンテナンスも行ってくれるからです。
例えば、座面や背面のクッションがへたっている場合は、クッション材の交換ができますし、生地が劣化している場合は、新しい生地に張替えることができます。
ボタンが外れただけでなく、全体が劣化しているソファ・長年使っているソファ・高級ブランドのソファなどは、自分で対処しようとせずに、プロへ修理を依頼するといいですよ。
ソファのボタンが邪魔に感じるなら、ボタンを無くす修理もできる
この記事を書いている私も、自宅にボタンが付いたソファがありますが、浅くボタンが付いているソファだと、「ボタンが体に当たって、ちょっと邪魔だなぁ…」と感じることはありませんか?
ボタンが付いているソファは、デザイン性が高く人気ですが、実際に使ってみると、やっぱり普通のソファが良かった…なんて思うことも。
そんなときには、新しいソファを買い替えるのではなく、ソファの張替え修理と同時に職人さんへ依頼してみましょう!
ボタン有りのソファからボタン無しのソファへ変更すれば、ソファのお手入れも少しはラクになるかもしれませんね。
プロへ依頼した場合の修理費用
最後に、ボタン修理をプロへ依頼した場合の、修理の参考費用をご紹介します。
今回、参考となる修理事例を調査したところ、残念ながら、ボタン修理だけの修理費用を見つけることはできませんでした。
しかし、実際にボタン修理も含めて修理を行った事例がありましたので、参考までにご紹介します。
修理内容
- ソファの裏地が破れてはがれていたため、生地の張り替え修理。
- ソファ用クッションのボタンが取れていたので、新しく付け替える修理
ソファのサイズ(3人掛け):幅174cm×奥行74cm×高さ65cm
(※クッションのサイズ:幅65cm×奥行68cm×厚さ10cm)
ソファの修理費用
ソファ1台:16,800円~、クッション1枚:4,200円~。
(参考:http://abe-mokkou.jp/reform/case04.html)
ソファの大きさや生地の種類によっては価格が変動します。
一度修理店へ見積もりを依頼して、大まかな修理費用を確認してみましょう。
まとめ
今回は、ソファのボタンが外れてしまった場合の、修理前に確認すべき点・ボタンの修理方法についてご紹介しました。
ソファのボタンが外れてしまったら、まず初めに行うべきことは、「ボタンの種類の確認」と「外れた場所の確認」です。
ソファ背面のボタンが外れた場合、自分では修理できません。ソファの座面のボタンが外れた場合は、それぞれのボタンの種類に応じて自分で修理ができる可能性があります。
あなたのソファが全体的に劣化していたり、長年使っているソファ、高級ブランドのソファの場合は、自分で修理しようとせず、プロへ修理を依頼したほうが安心ですよ。