「コーヒーを飲んでいたらうっかりカーペットにこぼしてしまった!どうしよう!」
コーヒーを飲んでいたら、自分の不注意でこぼしてしまうことありますよね。筆者もコーヒーを1日に何杯も飲むので何度かこぼしたことがあり、毎回ショックを受けています…。
この記事では、コーヒーの染み抜き方法の基本から応用編まで紹介します。紹介する方法を使えば、自宅だけではなく、外出先でコーヒーをこぼしたときにも使える方法なので読んでみてください。
カーペットに染みが!染みの種類は何?必要な道具は?
カーペットに何かしらこぼしてしまうと、大変なのは染み抜きの作業です。染み抜きの業者に頼んでキレイにできれば良いですが、こぼした直後だと慌てていてそんなこと考えている余裕がありませんよね。
正しい染み抜きの方法を知っているかで、カーペットの汚れが残るか決まってしまいます。
まず、カーペットの染み抜きで知っておくことは、汚れの種類に対して対処の仕方が違うことです。汚れには、次の3種類あります。
- 水溶性(例:コーヒー、紅茶)
- たんぱく質(例:血液、牛乳)
- 油性(例:ケチャップ、クレヨン)
ここからは、水溶性の汚れであるコーヒーの染み抜きの方法を紹介します。(紅茶でもやり方は一緒なので、紅茶でも染み抜きできます。)必要な道具は次の3つです。
- 乾いたタオル数枚
- 中性洗剤
- ぬるま湯で濡らしたタオル
よくコーヒーをこぼす人はいつでも対応できるように覚えておきましょう。
コーヒーの染み抜きの手順①カーペットを乾いたタオルでたたく
ここからは基本のコーヒーの染み抜きの方法を順番に説明します。最初にすることは、カーペットのこぼした場所に乾いたタオルをひいてたたくことです。次の方法で進めていきましょう。
- 乾いたタオルで染みができている箇所をたたく
- 染みが乾いてきたら、水をたらして乾いたタオルでたたく
- タオルに色が出なくなるまで1と2を繰り返す
注意してほしいのが、こぼした箇所を乾いたタオルでこすってはいけません。こすってしまうと、汚れがカーペットに残ってしまう原因になるので、たたくだけにしてください。
コーヒーの染み抜きの手順②中性洗剤をかけて汚れをふき取る
①でタオルに色が出なくなるまで染み取りが完了したら、次に汚れが付いた部分に中性洗剤をかけて汚れをふき取ります。
中性洗剤は、食器用洗剤でも大丈夫です。成分が表示されている容器の裏面を見て【中性】と表示があれば使えます。
- 中性洗剤を水で薄める
- タオルを中性洗剤を薄めた水で濡らす
- 汚れた箇所を濡らしたタオルでふく
ここで注意してほしいのが、こぼした箇所に直接中性洗剤をかけることはやめてください。
原液を直接かけてしまうと、中性洗剤でもカーペットが変色する可能性があるので、必ず水で薄めるか、濡らしたタオルにつけて汚れをふき取るようにしましょう。
【弱アルカリ性】と表示がある洗剤でも使えますが、カーペットの素材によっては、変色する可能性があるので、中性洗剤の方が安全です。
コーヒーの染み抜き手順➂洗剤をふき取り乾拭きして乾かす
②で中性洗剤で汚れた箇所のふき取りが完了したら、染み抜きはほぼ完了です。
- 洗剤を濡らしたタオルでふき取る
- 濡らしたタオルでふいた場所を乾いたタオルでふき取る
- 乾燥させる
洗剤をきれいにふき取らないとカーペットに中性洗剤が残ってしまい、変色などの原因になります。念入りにふき取るようにしましょう。
濡れた箇所を乾燥させるときは、ドライヤーを使っても大丈夫です。これで基本のコーヒーの染み抜きは完了です。
カーペットに重曹や塩をまいても染み抜きできます
コーヒーをこぼしたときに家に中性洗剤が無い場合がありますよね。そんなときは、別の方法があります。準備するのは次の3つです。
- 重曹または塩
- 掃除機
- 乾いたタオル
コーヒーをこぼしてしまったら、すぐに重曹または塩を多めに振りかけましょう。重曹や塩は水分を吸いやすいので、カーペットのコーヒーを吸い取ってくれます。
次に乾いたタオルでこぼした箇所に重曹(または塩)をもみこみます。もみこむことで、奥に染みているコーヒーの成分を吸い出すことが目的です。
最後に掃除機でコーヒーを吸着させた重曹(または塩)を取って完了です。
異例①コーヒーをこぼしてから時間が経っている場合は?
コーヒーをこぼしたことに気づかず、染みができていて時間が経ってしまっていることありますよね。この場合でも染み抜きする方法があります。
準備するものは、カーペット用の洗剤と、洋服用のブラシ(またはヘアブラシ)、乾いたタオルです。
- コーヒーをこぼした箇所にブラシをかけて毛を起こす
- こぼした箇所の汚れを掃除機をかけて取る
- こぼした箇所を水で濡らし、カーペット用の洗剤をつける
- 乾いたタオルでこぼした箇所をたたく
- タオルに汚れが移らなくなるまで4を繰り返す
時間が経っていても染み抜きはできるので、いつの間にかコーヒーの染みができていた場合でも対処は可能です。汚れに気づいたときに対処しましょう。
コーヒーにミルクを混ぜていたらどうすればいい?
普段からコーヒーにミルクや砂糖を混ぜて飲む人もいますよね。砂糖だけ混ぜていれば水溶性なので、紹介した方法で大丈夫です。問題はミルクを混ぜていた場合です。
ミルクはたんぱく質を含むので、水溶性の染み抜き法では汚れが残ってしまう可能性があります。たんぱく質を含むものをこぼしたときの染み抜きをする必要があるのです。
- こぼした箇所に乾いたタオルをしいてたたく(汚れをタオルに移動させる)
- タオルに色が映らなくなったら、こぼした箇所に重曹をかける
- 重曹を濡れたタオルでたたいて、こぼした箇所となじませる
- 重曹が乾燥するまで待つ
- 掃除機で重曹を吸い込んで完了
途中までは、何も混ぜていないコーヒーの染み抜きする方法と同じです。たんぱく質は熱を加えると固まってしまうので、ぬるま湯は使えません。
重曹を使えば、においも消してくれるのでカーペットからコーヒーのにおいも消えてお得ですね。
どうしてもカーペットの染みが取れない場合は?
頑張って染み抜きをしても染みが残ってしまうことがあります。そんなときは、カーペット専用の染み抜きの洗剤を使ってみましょう。中性洗剤より染み抜きの効果はあります。
染み抜き専用の洗剤を使っても汚れが残ってしまった場合は、専門の業者に頼みましょう。しいているカーペットが大事なものだったら、どうにかして汚れを取りたいですね。
専門業者であれば染み抜きの料金は高くなりますが、汚れのことを熟知しているプロなので、きれいな状態で戻ってくる可能性も高いでしょう。
コーヒーの染み抜きはどれでも応用できます
今回紹介したコーヒーの染み抜き方法は、基本がわかれば服でもカバンでも何でも染み抜きできます。例えば外でカフェに入ったら、コーヒーを洋服にこぼしてしまうことありますよね。
手順は基本の染み抜きと同じです。コーヒーをこぼした箇所に乾いたタオルやハンカチをあてて、汚れを移動させるようにたたきます。色が無くなるまでたたいたら応急処置の完了です。
家に帰ってからこぼした箇所に洗濯用の中性洗剤をつけて洗濯をすれば、きれいな状態になるでしょう。
基本の染み抜き方法を知っていれば、クリーニング屋で高い料金を払わなくても済みますね。
カーペットにコーヒーをこぼした場合はどうする? まとめ
今回はカーペットにコーヒーをこぼした場合の染み抜きの方法を紹介しました。コーヒーは染みが残りやすいので、手早く対処することが大事です。
時間がたった後でも染み抜きは可能ですが、なるべくならカーペットを痛めずにきれいに汚れを取りたいですよね。
専門業者に任せた方がきれいになる可能性は高いですが、お金をかけるよりは自分でできる範囲で染み抜きをした方が安く済みますし、カーペットを運んだりする手間も無くなるでしょう。
コーヒーをこぼさない方が良いですが、何かあったときに対処を知っておくだけでもお得ですよね。