近年、徐々に浸透して始めた家具のサブスクリプションですが、いざ利用を検討するとデメリットが気になりますよね。
また、デメリットを知ると同時に、「サブスクリプションを利用するメリットは?」「どのサブスクリプションサービスがおすすめ?」と気になる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、家具のサブスクリプションが持つ7つのデメリットについて詳しく解説していきます。また、3つのメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
便利なサブスク家具サービスのデメリットとは?
月額料金を支払うことで対象の家具を利用できる「家具のサブスクリプション(以下、サブスク家具サービス)」ですが、便利である反面、以下のような7つのデメリットもあります。
- 多数のレンタルは高くつく
- 使わなくても料金が掛かる
- 長期利用は高くついてしまう
- 追加費用が掛かる場合がある
- 家具の種類が限られている
- 対象エリアが限定されている
- 最低利用期間が決まっている
上記のデメリットからも分かるように、料金や利用条件に関することが多いですね。この7つの中で、「そんなデメリットがあるの?」と気になるものはありましたか?
より快適にサービスを利用するためにも、デメリットについてしっかりと理解しておきたいですね!次の章からは、7つのデメリットについて詳しく解説していきます。
サブスク家具サービスのデメリット①多数のレンタルは高くつく
1つ目のデメリットは、1度に多くの家具を利用すると月々の固定費が高くなってしまうことです。
例えば、リビング家具を揃える場合、「ソファ」「テーブル」「テレビ台」などが必要になるかと思います。
料金はサービス・家具によっても異なりますが、それぞれ月額3,000円とした場合、月々約1万円ほど掛かる計算になります。1年利用する場合、年間12万円と考えると高く感じる方もいるのではないでしょうか?
とはいえ、月額500円から利用できるサブスク家具サービスもあり、固定費を抑えることは十分に可能です。家具のデザインも気になりますが、レンタル料金の方もしっかりと確認しましょう。
なるべく料金を抑えたい方は、リビングのみに限定したり、部屋のワンポイントに利用したりするなど限定的に揃えるのがおすすめです。
サブスク家具サービスのデメリット②使わなくても料金が掛かる
2つ目のデメリットは、サブスク家具サービスのメリットでもある「定額制」というルールです。一見便利に思える定額制ですが、家具を使っていなくても料金が掛かってしまうデメリットもあります。
引越しや部屋の模様替えとなると、「シェルフがあったら便利そう」「あの椅子もおしゃれだな」といろいろ借りたくなるとは思いますが、結局ほとんど使わないというケースも非常に多いです。
例えば、あると便利だろうと借りたシェルフが月額2,500円・おしゃれと思って借りた椅子が月額2,000円だとしたら、使っていなくても月々約5,000円ほど掛かります。
家具が好きな方なら良いですが、使っていないのに月々5,000円の出費となると高く感じる方もいるのではないでしょうか?無駄な出費を抑えるためにも必要な物だけを借りるのが賢明です。
サブスク家具サービスのデメリット③長期利用は高くついてしまう
3つ目のデメリットは、レンタル期間が長くなると損をしてしまう場合があることです。
例えば、「月額2,550円」でレンタルできるソファが「定価50,000円」である場合、20ヶ月(1年8ヶ月)以上利用すると定価より高くなってしまいます。
月額2,550円×20ヶ月(1年8ヶ月)=合計51,000円(20ヶ月以上使うと定価より高くなる)
但し、サブスク家具サービスの中には定価を超えないように料金設定していたり、レンタル料金を差し引いて家具を購入できたりするなどデメリットを補っているサービスもあります。
サブスク家具サービスの長期利用を考えている方は、しっかりと料金設定を確認して損をしないよう気をつけましょう。
サブスク家具サービスのデメリット④追加費用が掛かる場合がある
4つ目のデメリットは、月々の料金に加えて追加費用が掛かってしまう場合があることです。
サブスク家具サービスによって料金・条件は様々ですが、以下のような追加費用が発生する場合があります。
- 組み立て・設置料:家具の組み立て・設置による手数料
- 修繕費:破損した家具の修繕に掛かる費用
- 時間指定料金:配達時間の指定による手数料
- 解約手数料:最低利用期間中の解約による手数料
- 返却・回収手数料:家具の返却・回収による手数料
特に返却・回収手数料には注意しておきましょう。月々数百円で借りられる家具でも、返却に掛かる手数料が数千円となることもあり、月々のレンタル料金より高くなることも多いです。
気軽に利用できるサブスク家具サービスですが、余計な出費をしないためにもしっかりと利用規定を確認しておきましょう。
サブスク家具サービスのデメリット⑤家具の種類が限られている
5つ目のデメリットは、利用できる家具の種類が限られていることです。サブスク家具サービスは、各サービスが取り扱っている家具しかレンタルできないので、どうしても選択肢が限られてしまいます。
とはいえ、サブスク家具サービスによって異なりますが、豊富な家具を揃えているサービスも多いです。(例えば「サブスクライフ」というサイトでは、約45,000種類の家具・家電を取り扱っています。)
尚、サブスク家具サービスは比較的シンプルなデザインが多いため、個性的・派手なデザインが好きな方はお気に入りを見つけるのが大変かもしれません。
いろんなデザインを取り揃えるサービスもありますが、必ずしもお目当ての家具がある訳ではないので、どうしても欲しい家具がある場合は購入を検討してみてください。
サブスク家具サービスのデメリット⑥最低利用期間が決まっている
6つ目のデメリットは、家具をレンタルできる最低利用期間が決まっていることです。
各サービスによって最低利用期間が異なり、期間が短いものでは1〜3ヶ月、長いものでは24ヶ月(2年)からレンタル可能となっています。
好みの家具が見つかって半年間のレンタルを希望していても、最低利用期間が2年からという場合もあるので、まずは最低利用期間を確認することが大切です。
尚、最低利用期間中に解約を申し込むと「解約手数料」が発生してしまうので気をつけましょう。
サブスク家具サービスのデメリット⑦対象エリアが限定される
7つ目のデメリットは、各サービスによって利用できる地域が限定されることです。
中には日本全国に対応したサービスもありますが、都市圏限定など一部地域に限定されたサービスも多いです。
例えば、サブスク家具の有名どころである「subusclife」「airRoom」「CLAS」は、対象エリアが以下のようになっています。
- subusclife:日本全国(一部離島を除く)
- airRoom:東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県(離島を除く)
- CLAS :東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・京都府・兵庫県(一部提供外地域あり)
現在(2020年7月時点)は、都市圏を中心としているサービスが多いですが、今後エリアが拡大していく可能性もあります。
気になるサービスを見つけた方は、まずは自分の住まいが対象エリアに入っているのか確認してみましょう。
デメリットだけじゃない!サブスク家具の3つのメリット!
ここまでサブスク家具サービスのデメリットを紹介してきましたが、中には「メリットも気になる」という方も多いかと思います。
サブスク家具サービスには3つの大きなメリットがあるので、この章で簡単に紹介します。
- 初期費用が抑えられる
- 定期的に家具・インテリアを変えられる
- 処分に手間が掛からない
初期費用が抑えられる
サブスク家具サービスを利用すれば、月々数百円〜数千円ほどで家具をレンタルできます。一方でソファ・テーブルなどを購入すると、初期費用だけで数万円〜数十万円ほど掛かることも多いです。
特に引越しの際は、敷金・仲介手数料・保証金などの初期費用が掛かります。できるだけ初期費用を抑えたい方は、サブスク家具サービスの利用がおすすめです。
定期的にインテリアを変えられる
サブスク家具サービスは、家具の使用期間が決まっているので、定期的にインテリアを変えることができます。一度家具を購入すると、買い替えるのにお金や手間が掛かるので、インテリアを変えるのも一苦労です。
「いろんなインテリアを楽しみたい」「飽き性だから定期的にインテリアを変えたい」という方にも、サブスク家具サービスはおすすめです。
また、デザイン家具を月々数千円から借りられるサービスもあるので、デザイン家具に興味のある方もサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか?
処分に手間が掛からない
家具を処分するには、粗大ゴミに出したり、業者に引き取ってもらったりするなど何かと手間が掛かるものです。
一方、サブスク家具サービスは、使用期間後に家具を返却するだけなので余計な手間が掛かりません。定期的に家具を入れ替えるのであれば、手間が省けるサブスク家具サービスの利用がおすすめです。
尚、気に入った家具は継続利用することができ、サービスによっては購入することも可能です。
サブスク家具サービスのデメリット・メリットまとめ
今回は、サブスク家具サービスのデメリットを7つ・メリットを3つ紹介しました。改めて紹介した内容をまとめてみます。
- レンタル数が増えることで固定費を高めてしまう←要チェック
- 長期間利用することで定価を超えてしまうことがある
- 家具を使っていなくても料金が発生する
- お気に入りの家具が見つからないことが多い
- サービスの対象エリアに入っていない場合がある
- 最低利用期間が決まっている←要チェック
- 「組み立て・設置料」など追加費用が掛かる場合がある←要チェック
- 初期費用が抑えられる←要チェック
- 定期的に家具・インテリアを変えられる
- 処分に手間が掛からない
使い勝手の良いサブスク家具ですが、使い方によっては料金が高くついてしまうこともあります。
快適にサブスク家具サービスを利用するためにも、しっかりとデメリット・メリットを理解しておきましょう。