高級テーブルが欲しいけど、木の種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からない…とお困りではありませんか?
たくさんの種類から1つの木材を選ぶのは一見大変そうに感じますが、木の性質を事前に知っておけば、素材選びがスムーズにできますよ。
今回は、木製テーブルの素材の選び方について、木材の特徴や人気ランキングを紹介し、初めての人でも分かりやすく解説しています。
また、記事の後半では、おすすめの高級ダイニングテーブルもご紹介しています。ぜひ、テーブル選びの参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://www.pexels.com/photo/man-in-black-sleeveless-shirt-sitting-on-wooden-high-chair-beside-wooden-tables-near-window-996219/)
広葉樹・針葉樹で、木の性質が異なる!
木製のテーブルを選ぶなら知っておきたいのが、テーブルに使われる木の種類です。
木の種類は「広葉樹」と「針葉樹」に分けられますが、それぞれに木の特徴があります。
広葉樹の特徴
広葉樹の特徴は、重く、硬いことです。例を挙げると、ナラ(オーク)・ウォールナット・ブラックチェリーが広葉樹となります。
針葉樹の特徴
針葉樹の特徴は、軽く、柔らかいことです。例を挙げると、スギ・ヒノキが針葉樹となります。
高級テーブルの木材には、どんな種類がある?
高級テーブルの木材には、どんな種類があるかも把握しておくと便利です。
それぞれ、広葉樹と針葉樹のどちらにあたるかどうかも紹介しています。
広葉樹:ナラ(オーク)
ナラ(オーク)は、ドングリの木で広葉樹です。断面が虎の模様に似ており、「虎斑(こはん)」とも呼ばれます。
ソファやキャビネットなど、大型家具の素材・フローリングの床材として使われるほど耐久性があります。
広葉樹:ウォールナット
ウォールナットは、世界三大銘木のひとつで有名な広葉樹です。経年変化で色が段々と薄くなっていくことが特徴です。
強度・高級感のある素材として人気の木材で、ヴィンテージなお部屋との相性が抜群です。
針葉樹:スギ
スギは、日本の代表的な樹木の種類です。針葉樹らしい、まっすぐな美しい木目が特徴です。
針葉樹のなかでも軽量な素材なので、軽いテーブルをお探しの方におすすめです。
世界三大銘木を知っておこう!
高級な木製テーブルをお探しなら、”世界三大銘木”のテーブルは、一度は手に入れたい素材としておすすめです。
世界三大銘木とは、「ブラックウォールナット」・「チーク」・「マホガニー」のことをいいます。
参考までに、家具の製造を行っている『有限会社樹工房』のサイトから、それぞれの木材の希少性と、店舗での在庫状況をご紹介します。
素材 | 希少性 |
ブラックウォールナット | 常時在庫があり、希少性は低い |
チーク | 海外からの輸入が制限されているため、希少性が高い |
マホガニー | ワシントン条約で伐採が禁止されており、最も入手が困難 |
(参考:https://itsuki-kobo.co.jp/publics/index/23/detail=1/b_id=78/r_id=32/)
希少性が低い「ブラックウォールナット」は、常時在庫を持っているそうです。一方、希少性の高い「チーク」と「マホガニー」の家具をお客様が希望する場合は、別の木材を提案する場合があるそうです。
テーブルの種類として、人気の木材とは?
ここまで、様々な木の種類をご紹介してきましたが、木製テーブルを購入している方はどんな木材を選んでいるのか、気になりませんか?
家具情報を扱っているInteriorPlus(インテリアプラス)によると、一枚板テーブルの人気ランキングは以下の素材になったそうです。ランキング1位から5位までをご紹介します。
- 1位:ウォールナット
- 2位:ブビンガ
- 3位:トチ
- 4位:アフリカンチェリー
- 5位:モンキーポッド
(参考:https://www.interior-plus.jp/blog/12019/)
最も人気な木材は「ウォールナット」という結果でした。実は、この記事を書いている私も一番好きな木材がウォールナットなんです。
やはり、店頭で端材を見るだけでも、他の木材とは違う独特な高級感が見受けられます。ランキング1位も納得の結果です。
高級テーブルを選ぶ前に…木材の仕上げの種類も確認しよう!
高級テーブルを選ぶ前には、木材の仕上げ方法も確認しておくと、購入した後も長持ちさせることができますよ。
木材の仕上げ方法には、たくさんの種類があります。今回は、家具メーカー『大塚家具』で紹介されている仕上げ方法を7種類ご紹介します。
仕上げの種類 | 解説 | お手入れ方法 |
漆塗り | 木の樹液を手作業で何回も塗り重ねた仕上げ。紫外線に弱い。 | ホコリを払ったあとに、柔らかい布で乾拭き。 |
オイルフィニッシュ | 植物性のオイルをすり込む仕上げ。木の質感を楽しむことができる。 | 普段は乾拭き。年に数回オイルのすり込みが必要。 |
フレンチポリッシュ | 昆虫の分泌物をアルコールで溶かし、何度も塗り重ねる仕上げ。 | ホコリを払ったあとに乾拭き。年に数回ワックスをかける必要がある。 |
ラッカー塗装 | 主にアクリル樹脂を使って仕上げる。日光や熱で黄ばみやすい。 | |
ポリウレタン塗装 | 表面に薄い樹脂の膜をつくる仕上げ。つるつるした質感になる | 普段は乾拭き。ひどい汚れは中性洗剤を使って拭き上げる。 |
ポリエステル塗装 | 鏡面仕上げに使われる塗装。部分的に塗り直しもできる。 | |
UV塗装 | 紫外線で硬化する塗料を使った仕上げ。 |
7種類の仕上げ方法の中で、最もお手入れがラクな仕上げは「ポリウレタン塗装」「ポリエステル塗装」「UV塗装」です。
ここからは、広葉樹・針葉樹ごとに、おすすめの高級ダイニングテーブル・メーカーを4種類ご紹介していきます!
広葉樹の木材でおすすめ!高級テーブル①飛騨産業
家具の産地として名高い岐阜県高山市に拠点を置く、飛騨産業(ひださんぎょう)からは、森のことばシリーズの『テーブル(W180)』をご紹介します。
通常は廃棄される”木の節”を活かした珍しいテーブルです。節入りのテーブルは、「木そのものの表情が好き!」という方におすすめです。
- 【サイズ】幅:180cm 奥行:100cm 高さ:70.5cm 天板厚:3.5cm
- 【素材】ホワイトオーク(節入り)
- 【仕上げ方法】(情報なし)
オークは耐久性のある木材なので、長く使って味わいを出したい方におすすめです。
広葉樹の木材でおすすめ!高級テーブル②CLASSE
佐賀県の家具メーカー、レグナテックが展開するブランドCLASSE(クラッセ)からは、『リーヴス ダイニングテーブル』をご紹介します。
シンプルで飽きの来ないインテリアをコンセプトにつくられたこちらのテーブルは、経年変化も含め、テーブル全体でウォールナット材の色合いを楽しむことができます。
- 【サイズ】W1200~2000xD750~900xH720 脚高さ 635mm
- 【素材】ウォールナット
- 【仕上げ方法】オイル塗装/ウレタン塗装
ウォールナット材の独特な色味が好きな方におすすめです。
針葉樹の木材でおすすめ!高級テーブル③天童木工
山形県天童市の高級家具メーカー、天童木工(てんどうもっこう)からは、『F-2741SG-NT』をご紹介します。
無垢材よりも強度がある「成形合板」を使ったテーブルです。スギの真っすぐな木目は、おしゃれなストライプ柄のようにも見えますね。
- 【サイズ】W1600 D900 H700
- 【素材】甲板:スギ柾目圧密材(ナチュラル) 脚:スギ柾目圧密成形(ナチュラル)
- 【仕上げ方法】ウレタン樹脂仕上
スギの木目のコントラストが美しいテーブルです。
針葉樹の木材でおすすめ!高級テーブル④ナガノインテリア
福岡県朝倉市に本社を構える家具メーカー、NAGANO INTERIOR(ナガノインテリア)からは、『DT405』をご紹介します。
針葉樹のテーブルとしてスギの木を選ぶなら、1枚板のテーブルもおすすめです。黒い脚との組み合わせは、スタイリッシュな空間にも合わせやすいデザインです。
- 【サイズ】W900~2350×D700~1000×H300~700
- 【素材】スギ
- 【仕上げ方法】(情報なし)
軽量なスギ材のテーブルは、女性一人でも気軽にお部屋の模様替えができます。
まとめ
今回は、木材にこだわった高級テーブルの選び方や、おすすめのテーブルを4種類ご紹介しました。
広葉樹・針葉樹の違いで、木材の性質は異なります。直感で選ぶのも大切ですが、重く硬い家具と、軽く柔らかい家具のどちらがあなたの生活にぴったりなのか、よく考えてみてくださいね。
また、テーブル選びでは、仕上げの種類まで知っておくと便利です。購入後のお手入れが簡単で、テーブルが長もちしやすくなりますよ。
この記事を読んで、「これだ!」と思えるような、一生モノのダイニングテーブル探しのお手伝いができたら、とても嬉しいです。