布張りソファはリメイクをすれば新品同様に生まれ変わらせることができます。
布張りソファを長く使っていると、雰囲気を変えたくなったり、傷や汚れが目立ってきたりしていませんか?
普段はいいですが、自宅に人を招いたときは少し気になりますよね。ですがリメイクをすれば、新品同様のソファに生まれ変わり、部屋も一段とオシャレになること間違いなしです。
今回はそんな布張りソファのリメイクについて詳しく紹介しています。それぞれの特徴や、方法、注意点について解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%82%A1-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0-%E6%AE%8B%E3%82%8A-%E5%85%89-3775898/)
布張りソファをリメイクするメリット
お部屋の印象が変わる
ソファをリメイクすることで、ソファはもちろん、お部屋の印象までもガラッと変えることができます。
ソファを買い替えなくても、リメイクで十分に印象を変えることができるため、手軽でおすすめです。
傷や汚れが目立たなくなる
ソファを長年使用していると、傷や汚れが気になりだします。特に布製のソファは飲み物などをこぼした跡がシミになりやすいですよね。
「どうにかしたいけど、買い替えるほどガタがきてるわけでもない・・・」
そんなときこそリメイクです。傷や汚れを隠し、まるで新品のようにすることができます。
布張りソファをリメイクするデメリット
失敗することがある
リメイクは低コストのため、失敗してもさほど痛くはありませんが、それでも失敗することはデメリットですよね。
「キレイにできない」「サイズが合わない」「思ったのと違う」など、納得のいく出来に仕上がるかはわかりません。
寸法や色、素材など、リメイクする際には1つ1つ確認しながら作業を行いましょう。
手間がかかる・人手が必要なリメイクも
自らソファのリメイクをするとなると、当然多少の手間はかかります。
また、ソファはたいへん大きな家具ですので、動かしたり持ち上げたりと、リメイク方法によっては人手が必要になる可能性もあります。
複数人の手伝いや、力持ちの方の協力があったほうが安心して作業を進めることができます。
布張りソファをリメイクする3つの方法
メリットとデメリットを踏まえた上で、リメイクをしたいと思ったらこれから紹介する3つの方法を試してみてください。
ソファの張り替え
ソファ表面の生地を新しく張り替えるリメイク方法です。必要な道具と正しい手順を守れば、布製ソファの張り替えは自分でも行うことができます。
生地を張り替えるだけで、まるで新品のような見た目に生まれ変わることができますし、布の色や素材も自由に選択することができます。
今回紹介するリメイクの中では最も手間がかかりますが、業者に頼むことも可能です。
ソファカバー・布をかける
「ソファの張り替えを自分でやるのはめんどくさいし、業者に頼むのもお金かかりそう」という方は、布や市販のソファカバーをかけるリメイクがおすすめです。
張り替えよりも手軽にでき、雰囲気や手触りを変えたり、汚れや傷も隠したりすることができます。
取り外しが簡単なことがメリットな反面、ソファと布がズレやすいため、何らかの対策が必要になります。
クッションを使う
クッションは十分雰囲気を変えることができ、最も手軽にできるリメイクです。
多少の傷や汚れであれば、クッションでも目立たなくすることは可能ですし、季節や気分によって色や形を変えていくのも素敵です。
ソファに合ったクッション選びはコチラを参考にしてみてください。
布張りソファの張り替えに必要な道具
必要な道具は、作業に取り掛かる前に一式すべて揃えておきましょう。
- 張り替え用の生地
- ラジオペンチ
- ハサミ
- 縫い針
- 糸
- タッカー
ラジオペンチとは?
先端が細くなったペンチで、小さな部品をつかむのに役立ちます。ソファの張り替えの際は、古い生地をはがすときにホッチキスの針を外すために使います。
タッカーとは?
別名ホビーホッチキスと言い、文房具のホッチキスの大きいバージョンです。ソファの張り替えの際は、生地をソファに固定するために使います。
ラジオペンチもタッカーも、ホームセンターや100円ショップで購入することもできます。
布張りソファを張り替える手順
必要な道具がそろったところで、張り替えの手順をご紹介します。
- 古い生地を剥がす
- 新しい生地を古い生地の大きさに合わせて、ハサミで切る
- タッカーや縫い針を使って、新しい生地をソファ本体に留めていく
- 完成!
ソファの形によって、タッカーで留める場所や、縫い針で縫うときのポイントが異なります。
既に張られていた古い布を参考にしながら作業をすると、キレイな仕上がりになりますよ。
布張りソファを張り替える際の注意点
古い生地は慎重に剥がす
古い生地は、新しい生地をカットするときの型紙代わりにしたり、タッカーを留める場所や縫うポイントの参考にしたりと、剥がした後も重要になります。
破れないように慎重に剥がし、どの布がどのように留められていたかわかるように作業しましょう。
見えない部分はこだわらない
座面の裏やソファの下など、目につかない場所まできれいに仕上げようとするととても大変な作業になります。
見えない部分はこだわりすぎずに、縫い幅やホッチキス幅を気にしすぎないようにしましょう。
布張りソファの張り替えをプロ(業者)に依頼したときの修理費用
張り替えの方法について一通り説明してきましたが、プロにお任せするとどの程度の費用になるのか気になりませんか?
今回は、いすやソファの修理を行っている「Repairchair」のサイトから、参考までに布張りのソファの張り替え費用をご紹介します。
ソファの大きさ(布製) | 修理費用 |
1人掛けソファの総張替 | 50,000~80,000円 |
2人掛けソファの総張替 | 100,000~14,000円 |
3人掛けソファの総張替 | 150,000~200,000円 |
(参考:https://psgdra.com/price/)
こちらが(工賃+生地代)の目安になります。ここに送料が別途で15,000~30,000円かかります。
布張りソファにソファカバーや布をかけるリメイクの方法
ソファカバーをかける
ソファカバーのタイプは2種類あります。それぞれのメリット・デメリットを比較して選びましょう。
マルチタイプ
留め具などがなく、ソファにかけるだけのタイプがマルチタイプです。着脱が簡単ですが、その分ズレやすいのがデメリットです。
フィットタイプ
ソファを丸ごと覆うタイプのカバーがフィットタイプです。着脱はしにくいですが、カバーがズレにくいのがポイントです。
名称 | 着脱 | ズレ |
マルチタイプ | 簡単 | ズレやすい |
フィットタイプ | しにくい | ズレにくい |
ソファカバーをかける注意点としては、熱や湿気が溜まりやすく、カビを発生させてしまう可能性があるため、定期的にカバーを外すといいでしょう。
また、サイズが違うものを購入してしまうミスも起こりやすいので、サイズの確認を忘れないでください。
布をかける
ブランケットやタオルケットなどの大きめの布や、家にある余った布を継ぎはぎして大きな布にするなど、家にあるものでリメイクできるのがメリットです。
最も自由度が高いリメイクで、布もお気に入りのものを選んでも良いですし、裁縫が得意な方は継ぎはぎなどでアレンジをしても面白いかもしれません。
注意点としては、ソファと布が非常にズレやすいため、安全ピンやマジックテープなどで固定することをおすすめします。
リメイクではなく”買い替える”という選択肢も・・・
ここまで読んで、「リメイクってちょっとめんどくさいな」と感じる方は思い切って新品を購入してしまうのも手です。
布製のソファでは革製のソファの雰囲気は出ませんし、クッション性やバネの故障、サイズの変更などはリメイクではどうにもできません。
ソファの寿命は5~10年と言われており、長い期間使用している場合は買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
買い替える際は、サイズや色、素材などを吟味して購入してくださいね。
布張りソファのリメイク まとめ
今回は布製のソファについて、リメイクの種類や方法を紹介してきました。
布製のソファは汚れやシミが付きやすい反面、リメイクのバリエーションも多く、工夫すれば長く使えるソファです。
「リメイクをすることで、どのようなソファにしたいのか?」「そのためにどんなリメイクを選択すればいいのか」を考えて、最適なリメイク方法を選択しましょう。
この記事で紹介したものを参考にして、ぜひ素敵なリメイクを成功させてください。