家具の修理などのDIYをしようとすると、必要になってくるのがタッカー。必要なのはわかっても実際の使い方が分からないという人も多いのではないでしょうか?
この記事では、タッカーの種類別の使い方、ステープラーについて、おすすめタッカー2つを口コミ付きで紹介していきます。
使い方を知る前に!タッカーってなに?
タッカーは、大きなホチキスのような工具で、椅子の布張りなどの家具製造、建築の現場で布や薄い木の板をとめるために使われています。自宅で家具修理をするときにも役立ちますよ。
タッカーは、ステープラーと呼ばれる針を使います。ホチキスの芯のようなものですが、ホチキスの芯より大きいものが多いです。
また、タッカーはホチキスとは違って、打ち込んだ後に針を折りたたみません。コの字型のまま突き刺して、固定します。ホチキスよりも固いものに使うことが多いので、針の先端がとがっていることも特徴です。
それぞれ使い方が違う!タッカーの4種類
タッカーには、ガンタッカー、電動タッカー、ハンマータッカー、エアタッカーの4種類があります。それぞれの特徴や使い方について書いています。
ガンタッカー
一番オーソドックスなタッカーがガンタッカーです。ホームセンターなどで手軽に手に入りますし、使う上でも一番使いやすいです。
ガンタッカーの下部を、とめる部分に押し当てながら、レバーを握ることでステープラー(針)を打ち込みます。打ち込むと反動がくるので、しっかり下に押さえつけながら使います。
プラスチック製と金属製があり、プラスチック製は安価ですが耐久性が低く、金属製は高価である分耐久性が高いです。
電動タッカー
電気を使ってステープラー(針)を打ち込むので、ガンタッカーのように力が必要ありません。軽くスイッチを押すだけで、簡単にステープラーを打ち込むことができます。
コード式のものと充電式のものがありますが、作業場所を選ばない充電式が主流です。コードをつないだり、充電をするところは違いますが、その他はガンタッカーと同じように使います。
簡単に作業ができるかわりに、電動タッカーはほかのタッカーよりも高価です。頻繁にタッカーを使う人、作業範囲が広い場合に向いています。
ハンマータッカー
ハンマータッカーは一番小型で持ち運びや収納に便利です。その名の通り、ハンマーのように振り下ろして使います。
振り下ろしながら使うので、狙った場所に打ち付けるのが難しいです。ただ、慣れるとスピーディーに連続で打ち付けることができるので、建築関係のプロが使っていることも。
ただし、ハンマータッカーはハンマーのように打ち付けて使うので、壊れやすいのが弱点です。
エアタッカー
エアタッカーはエアーコンプレッサーを使ってステープラーを打ち込みます。空気圧を使って打ち込むので、厚手の革製品などにも使うことができます。
ただ、エアーコンプレッサーが必要になってきますので、一般家庭向けではありません。
ステープラーの種類
ステープラーのサイズは、打ち込んだ後に見える肩幅と、打ち込んだ後に見えない部分の足長の長さで決まります。材質は鉄やステンレスなどが代表的です。
また、打ち込んだ後に目立たないようなものや、色が付いたものなど様々な仕様のステープラーがあるんですよ。様々なステープラーがありますが、それぞれのタッカーに対応しているものとしていないものがります。
タッカーのメーカー、さらにその中でもガンタッカーや電動タッカーなどのタッカーの種類によっても合うステープラーが変わってくるのです。
なので、選ぶ際は手持ちのタッカーのメーカー公式サイトなどで、対応しているステープラーを購入しましょう。
失敗した針を外す!ステープルリムーバーの使い方
タッカーを使っていて、上手く打ち込めなかった時の対処法を紹介します。
深く打ちこめなかった時は、金づちで奥まで打ち込むことで解決できることもあるので、深く打ち込めなかった時は試してみてください。
金づちでは上手く入っていきそうもなかったり、そもそも打ち付ける場所がずれてしまったりした場合は、一度ステープラーを取りはずしましょう。その時は、ステープルリムーバーという道具を使います。
ステープルリムーバーは色々な形状のものがありますが、ざっくりまとめると先が薄く細い金属でできている道具です。先の細い部分をステープラーの下に入れ込んで、てこの原理を使ってステープラーを外します。
タッカーの使い方に注意しよう
タッカーを使う際の注意点3つをまとめましたので、安全にタッカーを使うためにもチェックしておいてくださいね。
ステープラーの扱いに気を付けよう
ステープラーの先はとがっているので、補充の際などは気を付けてください。また、小さなお子さんがいる人はお子さんの手の届かない場所に保管しましょう。
タッカーを打ち付ける時は巻き込みに注意
タッカーを打ち付ける時は、タッカーの下に衣服や手を挟まないようにしましょう。単純な話ですが、衣服や指を挟むとケガの原因になりますので、十分注意してください。
狙った場所に打ち込むコツ
打ち付ける場所からズレてしまう時は、打ち付ける場所に印を書くとやりやすいです。また、ステープラーがうまく刺さらない場合は、サイズが合っていない可能性があります。ステープラーのサイズを確認しましょう。
おすすめタッカー タカギ「パワーハンディータッカー」
椅子やソファの張替えDIYをするなら、タカギの「パワーハンディータッカー」をおすすめします。商品名通り、パワーがあるので厚手のものもしっかりと止めることができますよ。
ただし、タッカーにパワーがある分、使う時にも力が必要です。女性には不向きかもしれません。体重をかけて作業ができるものは良いとしても、壁紙などに使うのは厳しいでしょう。
タッカーを使わない時は、意図せず打ち込まないようにロック機能がついています。ロックをかけておけば、お子さんが触ってしまっても大丈夫です。
タカギは創業150年以上の老舗メーカーで、大工用品、園芸用品、電動工具、家庭用品まで幅広く扱っています。長年培ってきた技術で確かな品質の製品を作っていますので、安心感がありますね。
【口コミ】使い方次第では危険!タカギのタッカー
タカギのパワーハンディータッカーを実際に購入した人の口コミを紹介します。
こちらの口コミを比較して、こちらのタッカーを購入。
女性が使うには力がいるので、両手でエィっ!!!と使っております。
打ち付ける素材が固いときは刺さり方が悪くて何度もやり直すことがありましたが、賃貸の壁にガショーン!ガショーン!と上手に刺さってくれます。
一度だけ失敗があり、高い位置に踏み台に登り、エィっ!!!とやりましたら、力が入らず、タッカーに跳ね返されひっくり返りました(O_O)
やはり押さえつける力が必要なので、これからはきちんと力が入る場所で無理せず使っていこうと心に誓った出来事でした。
でも、これからいろいろ使えそう!何に使おうかワクワクです。出典:https://www.amazon.co.jp/%E9%AB%98%E5%84%80-%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%82%AE-PWHT-100-GISUKE-%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC/dp/B00L4V6LN4?th=1
やはり、女性が使うのは少し大変なようですね。壁などの力が入りにくい場所での使用は、避けたほうが賢明でしょう。
700くらいつまみ全回(強)で打ち続けましたが特に壊れることもなく使えています。
打ち付ける力も変わっていないと思います。
針抜きもついているので便利です。出典:https://www.amazon.co.jp/%E9%AB%98%E5%84%80-%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%82%AE-PWHT-100-GISUKE-%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC/dp/B00L4V6LN4?th=1
さすが、老舗メーカータカギの商品だけあって、耐久性もばっちりなようです。たくさんDIYしたいと思っている人も、気兼ねなく使えますね。
ちなみに、ステープラーは別売りなので、注意してください。タッカーを購入する際はステープラーと同時購入しましょう。
おすすめタッカー ボッシュの「バッテリータッカー」
電動タッカーならボッシュの「バッテリータッカー PTK3.6LI」をおすすめします。ボッシュはドイツに本社がある、電動工具を専門に扱っているメーカーです。
電動タッカーだから、力が弱い女性でも問題なく使えますよ。コードレスタイプなので、作業場所を選びませんし、コードが絡まるわずらわしさもありません。
スイッチ一つで作動するため、誤作動が心配という人もいるかもしれませんが、大丈夫です。タッカーをしっかり押し付けた状態でないと、ステープラーが出ない仕組みになっているので、誤作動の心配もありません。
また、別売りのアダプターを購入すればホチキスとしても利用できますよ。
【口コミ】音が気になる?ボッシュ「バッテリータッカー」
ボッシュの「バッテリータッカー PTK3.6LI」を実際に使用した人の口コミを紹介します。
断熱材、防音シートの取り付けで使いました、ハンドタイプを使ってたのですが、屋根裏では力が入らず、コレを買いました、結果、凄く使いやすく、楽だった….最初からコレ買って置けば良かったです。
出典:https://www.amazon.co.jp/BOSCH-%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5-PTK3-6LI-%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC/dp/B0146D3ZMG/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5+%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC&qid=1570108658&s=diy&sr=1-1
力の入らない高い場所での使用には、電動タッカーが役立つようです。また、作業する範囲が広い場合も電動タッカーを使うと、疲れずに早く作業が進みますよ。
製品サイズはあまり大きくなく、片手で持つには丁度良いと思います。
一方、音が大きいですね。
仕組み的には仕方ないのでしょうが、もう少し防音対策がついていればなお良かったかなと思います。出典:https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5-BOSCH-PTK3-6LI-%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC/product-reviews/B0146D3ZMG/ref=cm_cr_getr_d_paging_btm_next_4?ie=UTF8&reviewerType=all_reviews&pageNumber=4
音が大きいという口コミが見受けられました。夜間や早朝での使用は避けたほうがよさそうですね。
タッカーの使い方 まとめ
タッカーの種類や、使い方、タッカーを使う時の注意点、おすすめタッカー2つを口コミと一緒に紹介してきました。タッカーは種類によって、使い方や向いている使用場所などが違うことが分かったと思います。
タッカーをしっかり使えれば、自宅で家具の修理や部屋のDIYができるようになります。自宅での修理は費用を抑えられますし、自分好みに仕上げられるのがうれしいですよね。
自分に合ったタッカーを見つけて、DIYを楽しんでみてはいかがでしょうか?