「革製ベッドに付いた傷を修理したいけど、どうしたらいいのか分からない……」とお困りではありませんか?
オシャレな見た目が人気の革製ベッドですが、傷が付いてしまうと一気に見栄えが悪くなってしまいますよね。
そこで今回は、革製ベッドの修理方法についてまとめて紹介していきます。是非修理する際の参考にしてみてください。
(出典:https://item.rakuten.co.jp/ashleyhomestore/q256053k/)
革製ベッドを修理する2つのやり方
革製ベッドを修理する方法には、DIYで修理する方法と修理業者に依頼する方法の2つがあります。
- メリット……ベッドが使えない期間が短い。業者に依頼するより安く修理できる。
- デメリット…修理するのに手間、時間が必要。道具を用意する必要がある。
- メリット……専門の業者が修理するので失敗がない。
- デメリット…修理が終わったベッドが戻ってくるまでの期間が長い。値段が高い。
それぞれのメリット・デメリットは上記の通りです。より自分に合っていると感じる方法で修理をするようにしましょう。
まずは、DIYで修理する場合の詳細について紹介していきます。修理方法を選ぶ参考にしてみてください。
DIYでは修理できない革製ベッドのダメージ
革製ベッドのフレームにヒビや割れがあった場合は、DIYでは修理ができません。
ベッドフレームにヒビや割れがあると、ベッドの強度が一気にさがってしまいます。補強をしても、ベッドの強度が完全に元に戻ることはありません。
ヒビや割れを放置するとベッドが急に壊れてしまったり、ケガをしてしまったりする可能性があります。
ベッドフレームにヒビや割れがあった場合、無理にDIYで修理しようとせずに専門の業者に依頼しましょう。
ベッドに使われている革の種類
革には、『合皮』と『本革』の2種類がありますが、ほとんどの革製ベッドには合皮が使われています。
なぜなら、本革は傷が付きやすく、水分にも弱い非常にデリケートな素材なので、ベッドに使う素材として向かないためです。
加えて、本革の扱いは難しいためDIYの修理に使うと失敗する可能性が高くなってしまいます。
本革自体も高価なので、DIYで修理するときに使用するとリスクが大きくなってしまいます。張替える革は必ず『合皮』を用意しましょう。
革製ベッドをDIYで修理する方法:①貼るレザーを使う
革製ベッドに付いた傷や革の剥がれを修理するには、『貼るレザー』を使うのがおススメです。
- 傷の周辺の汚れを拭き取る
- 貼るレザーを貼りたい大きさにカットする
- シワができないように丁寧に張り付ける
傷や革の剥がれた部分に張り付けるだけで、革製ベッドが簡単に修理できます。黒色以外にも、赤色や白色などのカラーバリエーションがあるので、自分が使っているベッドに合った色のものを購入しましょう。
次は、貼るレザーを使わずにベッドを修理する場合の方法について紹介していきます。
革製ベッドをDIYで修理する方法:②接着剤を使う
貼るレザーを使わずに修理したいと考えている場合、革用接着剤を使って修理しましょう。
- 傷や剥がれがある部分の汚れを拭き取る
- 用意した合皮の裏面にまんべんなく接着剤を塗る
- シワが寄らないように丁寧に貼り付ける
- テープなどで、1時間ほど固定しておく
接着剤は必ず『革用』と表記されているものを使うようにしましょう。革用の接着剤を使わないと、貼り付けた革がすぐに剥がれてしまう可能性があります。
また、先述したように革は合皮を用意しましょう。合皮はホームセンターやネットで購入できます。自分のベッドに合った色の革を購入しましょう。
革製ベッドをDIYで修理する方法:③補修クリームを塗る
合皮は劣化してくると表面がポロポロと剥がれてきてしまいます。革の表面が剥がれた程度ならば、補修クリームを塗るだけで綺麗にできます。
- 表面の汚れを拭き取る
- 補修クリームを塗る
- しっかりと乾かす
補修クリームの色は、自分が使っているベッドに合った色のものを購入しましょう。革の色に合わせることで、より革表面の剥がれを目立たなくすることができます。
補修クリームの色が浮いてしまう場合は、別の色の補修クリームと一緒に使用してみましょう。色を合わせることで、微妙な色の違いを出すことができますよ。
革製ベッドの深い傷を修理する方法
ベッドに付いた傷が大きかったり、深かったりした場合、革を貼り付けても表面に傷の凸凹が残ってしまうことがあります。
傷が大きかったり、深かったりするときは、まずは傷を埋めて表面を平らにしてから革を貼り付けると綺麗に仕上がりますよ。
革製ベッドの基盤には木材が使われているため、傷の修復をする場合にはイージーリペアキットを使うのがおススメです。
- 付属しているホットナイフ(黄色い本体)の電源を付ける
- ホットナイフでリペアスティックを溶かして穴を埋める
- 余計な部分を削り落とす
次は、修理を業者に依頼する場合のポイントについて紹介していきます。
革製ベッドの修理を依頼した場合の値段相場
ベッドの修理を依頼する場合、どのくらい値段が掛かるのか気になりますよね。
修理業者によって値段は異なりますが、一般的にベッドの修理を依頼した場合の相場は5,000円~20,000円となっています。(参考:Local Works – 家具 組み立て、修理の費用相場より)
しかし、こちらの相場はあくまでも目安であり、破損が酷い場合や修理箇所によって値段は異なります。確実な金額が知りたい方は、修理業者に見積もりを依頼しましょう。
革製ベッドの修理業者を選ぶポイント
ベッドは大きな家具のため、何も考えずに業者を選んでしまうと後々に苦労する可能性があるため気を付けましょう。
- ベッドの引き取りに来てくれるのか
- 送料がいくら掛かるのか
特に上記の2点は修理業者を選ぶときに注意しましょう。ベッドの引き取りサービスを行っていない場合、自分で引き取りを依頼する必要が出てきてしまいます。
また、住んでいる場所から遠い修理業者に依頼してしまうと、送料が高額になってしまう場合があります。
住んでいる場所の近くにある修理業者、もしくは送料が一律に設定されている修理業者を依頼すると送料の値段を抑えることができますよ。
まとめ
革製ベッドの修理には、DIYで修理する方法と修理を依頼する方法の2つがあります。それぞれのメリット・デメリットやベッドの状態を考慮して、より自分に合った方法でベッドの修理をするようにしましょう。
また、破損が酷かったり、DIYでの修理が難しいと感じたりした場合は無理にDIYで修理しようとするのはやめましょう。
修理箇所を増やしてしまったり、急なケガを負う原因になったりしてしまいます。無理せずに専門の業者に修理を依頼しましょう。