室内のインテリアに観葉植物を取り入れたいと考えている方は多いですよね。
ただ、室内に観葉植物を置いた経験が無い方は、どのように育てればいいのか分からず不安ですよね。
そこで今回は、初心者が室内に観葉植物を置く時のポイントと、おすすめの観葉植物をお伝えしますので、是非最後までご覧ください。
室内で観葉植物を育てるためのポイント
まずは、室内で観葉植物を育てるときに大切な3つのポイントを抑えていきましょう。
- 風通し
- 日当たり
- 水やり
風通し
観葉植物を室内で育てるときに大切な1つ目のポイントは風通しです。
出来るだけ風通しの良い部屋に観葉植物を置くように意識しましょう。
もし、風通しが良くない部屋に観葉植物を置くときは、サーキュレーターを使って植物の周りの空気が循環するように心がけましょう。
ただし、観葉植物に風が直接当たらないよう注意が必要です。葉が揺れるほど強い風を受けると観葉植物の生長を妨げてしまいます。
日当たり
観葉植物を室内で育てる時の2つ目のポイントは、日当たりです。
観葉植物の種類によっては、室内で育つものでも、日光が差し込む窓際を好む品種や数時間だけ日光が差し込む半日陰を好む品種もあります。
置き場所の日当たりによって、適した観葉植物を置くように心がけましょう。
水やり
観葉植物を室内で育てる時の3つ目のポイントは、水やりのタイミングです。
屋外と比べて、室内は水分が蒸発しにくいため、観葉植物の水やりの頻度を抑えましょう。
土が乾く前に水やりをしてしまうと、根腐れやカビの発生の原因となりますので、土や観葉植物の様子を見ながら水やりをしましょう。
室内でも育てやすい観葉植物
室内で観葉植物を育てるためのポイントについて見ていきましたので、次は室内で育てやすいおすすめの観葉植物を5つ紹介します。
- ヒメカズラ
- モンステラ
- オーガスタ
- アグラオネマ・マリア
- パキラ
ヒメカズラ
ヒメカズラは、つる性の観葉植物です。直射日光が苦手で、半日陰で元気に育ちます。
湿気の多い環境を好み、乾燥が苦手なため、適度に霧吹きで葉水を行いましょう。
モンステラ
モンステラは、熱帯地域原産のサトイモ科の植物で、切れ込みの入った大きな葉がインパクトのある特徴的です。
直射日光が苦手で半日陰を好み、丈夫で室内でも早く生長するため、初心者にもおすすめですよ。
オーガスタ
オーガスタは、バナナに近い仲間の熱帯地域原産の観葉植物で、明るい日陰で元気に育ちます。
乾燥にも強く、冬場はほとんど水やりをしなくても育つため、手間がかからず初心者にもおすすめですよ。
アグラオネマ・マリア
アグラオネマ・マリアはまだら模様が特徴の葉をもつ観葉植物です。特徴的な見た目からインテリアとしての人気も高いですよ。
耐陰性があり、LEDライトの光だけでも元気に育つことが出来るため、初心者でも育てやすくおすすめです
パキラ
パキラは独特な幹をもつ観葉植物で、耐陰性が強く、明るい日陰や半日陰であれば、元気に生長します。
10cmほどの手のひらサイズから1~2m程度のシンボルツリーサイズまで様々な大きさがありますよ。
【部屋別】おすすめの観葉植物
室内でおすすめの観葉植物について見ていきましたが、中にはトイレやキッチンなどの日光が入らない場所に観葉植物を置きたいと考えている方もいますよね。
そこで、部屋別で育てやすいおすすめの観葉植物をお伝えしていきます。
キッチン
キッチンに置くおすすめの観葉植物は、サンスベリアです。サンスベリアは縦に鋭く伸びる葉が特徴の観葉植物です。
サンスベリアには高い空気清浄効果があり、清潔感を保ちたいキッチンに最適の植物と言えますね。
リビング
リビングに置くおすすめの観葉植物は、ベンジャミンです。ベンジャミンは、ツヤのある葉が特徴で「家族の絆」という花言葉を持つ観葉植物です。
シンプルな見た目から様々なインテリアと合わせやすいため、リビングに置くのがおすすめですよ。
トイレ
トイレに置くおすすめの観葉植物は、アイビーです。アイビーはつる性の観葉植物で、寒さに強く、日陰でも元気に育つことが出来ます。
日光が当たらないトイレでも、週1回程度のペースで日光の当たる場所に置いてあげると元気に生長しますよ。
ペット注意!犬・猫にとって危険な選んではいけない観葉植物
室内に置くおすすめの観葉植物について見ていきましたが、実は犬や猫などのペットを飼っている場合、注意が必要な観葉植物があります。
そこで次は犬、猫にとって危険な観葉植物をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
犬にとって危険な観葉植物
犬にとって危険な観葉植物の代表例がポトスです。ポトスは、サトイモ科に分類されるつる性の観葉植物です。
ただ、犬がポトスを間違って噛んでしまった場合、口の中の痛みや激しい炎症、他にも嘔吐・皮膚炎・発熱などを引き起こす可能性があるので注意が必要ですよ。
猫にとって危険な観葉植物
猫にとって危険な観葉植物の代表例がドラセナです。ドラセナは、丸みを持った楕円状の葉が特徴の観葉植物です。
ただ、猫がドラセナを間違って食べてしまった場合、下痢や嘔吐、麻痺などを引き起こす可能性があるので注意が必要ですよ。
室内に虫が湧かないようにするには?
ここまでお読みいただいた方の中には、室内の観葉植物から虫が湧かないか不安に感じている方もいますよね。
実は、室内に観葉植物を置いている場合でも、対策をしないと虫が湧いてしまう可能性があります。
そこで、室内の観葉植物に虫を湧かないよう対策できるグッズを2つお伝えします。
- 木酢液
- ハッカ油
木酢液
木酢液は酢酸成分が含まれ、フェノールやアルコールなどを主成分とした液体で防虫効果があります。
木酢液を200~500倍に希釈した液体を霧吹きで1日1回観葉植物に散布すると高い防虫効果が期待できますよ。
ただし、希釈しても薫製のような独特の臭いがするので、必ず散布する際は屋外か換気をしながら行いましょう。
ハッカ油
ハッカ油にも高い防虫効果が期待できます。ハッカ油のスプレーを散布するだけでも、観葉植物に寄り付く虫全般に効果がありますよ。
またハッカ油の爽やかな匂いが、部屋に更なる癒しをもたらしますので、一石二鳥と言えますね。
虫がつきにくい観葉植物
観葉植物に虫を湧かせないためのグッズをお伝えしましたが、もっと手軽に虫対策できる方法は無いのか気になっている方もいますよね。
そのような方に向けて、虫が付きにくい観葉植物を2つお伝えしますので、是非ご覧ください。
- ペパーミント
- ローズマリー
ペパーミント
ペパーミントは、アロマにも使われるメントール成分を含む植物で、人間にとってはリラックス効果があります。
ただ、虫にとってメントールは苦手な香りのため、ペパーミントがあるだけで、虫が寄り付かなくなりますよ。
ローズマリー
ローズマリーは、特徴的な香りを持つ、縦に長い見た目を持つ観葉植物です。
ローズマリーも、アロマの一種として使われ、周りに虫を寄せ付けない効果があります。また料理の香りづけにも使われるため、見るだけではなく、様々な場面で活躍しますよ。
屋外に出すときは慎重に
室内の観葉植物は、時々屋外に出すことで、日光や新鮮な空気を取り込むことが出来ます。
ただし、観葉植物を屋外に出す時に注意するべきポイントが2つあります。
- 直射日光を当てすぎない
- 水やりのタイミングに注意する
直射日光を当てすぎない
観葉植物を屋外に出す時の1つ目の注意するべきポイントは、直射日光を当てすぎないようにすることです。
室内の観葉植物がいきなり強い日差しを浴びると、日焼けしてしまい、大きなダメージを受けてしまいます。必ずベランダや木陰などの直射日光が当たらない場所に置くよう心がけましょう。
水やりのタイミングに注意する
観葉植物を屋外に出す時に注意するべき2つ目のポイントは水やりのタイミングです。
屋外に観葉植物を置くと、室内よりも土や観葉植物の乾燥が速くなります。
特に夏で晴れが続く時は、室内に置いているときのペースで水やりをすると、水分が足らずに枯れてしまう恐れがあります。
そのため、屋外に観葉植物を置く時にはより一層、水やりが足りているかを監視しましょう。
室内でも育つ観葉植物まとめ
今回は室内で観葉植物を育てる時のコツと室内でも育つ観葉植物の種類をお伝えしました。
- 室内で観葉植物を育てる時のコツは、「風通し」「日当たり」「水やり」の3つを意識
- ペットを飼っている方は危険な観葉植物では無いか注意して観葉植物を選ぶ
- 部屋に虫がわかないように対策を行うか、虫がつきにくい観葉植物を選ぶ
観葉植物を置くと、より雰囲気の良い部屋を作ることが出来ますので、今回紹介した観葉植物の中で気に入ったものがあれば取り入れてみてはいかがでしょうか。