「テーブルの凹みを修理したいけど、どうすればいいかわからない」と困っていませんか?
お皿を落としてしまったり、子供が傷をつけてしまったり、よく使うテーブルはダメージを受けやすい家具です。
そこで今回は、テーブルの凹みを自分で修理する方法と業者に依頼するポイントを紹介していきます。テーブルの凹みは個人でも簡単に修理することができるので、ぜひ参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC-%E6%9C%A8%E6%9D%90-%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-%E6%9C%A8%E9%80%A0-1030971/)
凹みを修理する前に、テーブルの種類を確認しよう
凹みの修理方法は、テーブルの塗装方法によって異なります。修理をする前にまずはテーブルの塗装の種類を確認しましょう。
ウレタン塗装
テーブルの仕上げ塗装の中では最も頻繁に使われる塗装で、多くの一般家庭のテーブルに使われています。
- ツヤ・光沢がある
- 変形やひび割れが起こりにくい
- 手入れの必要がほとんどない
- 熱に弱く、熱いものを置くと白く変色する
オイル塗装
オイル塗装は、植物油を木の表面に塗り込む塗装です。木目を生かす塗装で、無垢材のテーブルなどに使われています。
- ナチュラルな仕上がりで、木目を生かすことができる
- 木の経年変化が楽しめる
- 傷がつきやすく、オイルの塗り足し等のメンテナンスが必要
ウレタン塗装の方がオイル塗装より光沢がありますが、見た目では判断が難しいので、買った際の説明書を見ることをおすすめします。
個人でできる、テーブル凹みの修理方法2つ
テーブルの塗装を確認したところで、ここからは修理方法を紹介していきます。個人でできるテーブルの凹みの修理方法は2つあります。
1つめは、凹んだ部分の木に水分を含ませ、木の膨張によって凹みを直す方法です。
2つめは、凹んだ部分を木工用のパテ等で埋め、凹みを直す方法です。
水分を含ませ、木を膨張させる | パテ等で凹みを埋める | |
ウレタン塗装 | × | 〇 |
オイル塗装 | 〇 | 〇 |
水分を含ませる方法は、塗膜が厚いウレタン塗装には向かないので注意してください。
テーブルに水分を含ませ、木の膨張によって凹みを直す修理方法
木材には、水分が含まれると元に膨らむ習性があります。この修正を利用して、凹みを直す修理方法を紹介します。
- 塗れふきん
- アイロン(凹みが深い場合)
- 凹みに、水を含ませたふきんをしばらく置く
- 深いへこみは、ふきんの上からアイロンで5~10秒温め、蒸気を与える
たったこれだけで、へこみが目立たなくなります。凹みが直ったら、水分をふき取り、オイルを塗り直すとさらに良いでしょう。
この方法はオイル仕上げの家具のみ可能です。表面をコーティングする塗装を施した家具にはNGです。
テーブルの凹みに合わせて、2種類のパテを選ぼう
テーブルにパテを埋めて凹みを修理する手順を紹介する前に、まずは必要な道具を紹介していきます。
補修用のパテには、木工用のパテとエポキシパテの2種類があります。凹みの大きさによって使い分けましょう。
木工用のパテ
木工パテはエポキシパテに比べて乾燥が遅く柔らかいのが特徴です。そのため、小さな凸凹に入りやすく、細かい傷を治すことに向いていると言えます。
また、エポキシパテに比べると乾燥後のヤスリがけが楽で、サクサク削れるのもメリットです。
木工パテは乾燥すると、盛った分より減ってしまうので、大きい傷を直すのに向かないのがデメリットです。
エポキシパテ
エポキシパテは木工パテに比べて乾燥がとても早く硬いのが特徴です。
木工パテに比べると、乾燥しても盛った分より減らないので、大きい傷を直すのに向いてます。
細かい所には入りにくいので、小さい傷に向かないのがデメリットです。
パテ埋めに必要なもの
テーブルの凹みを修理する際に必要なものを揃えていきましょう。
- パテ
- ヘラ(パテについてることが多い)
- 紙やすり
- 補修用のペン
パテは、木に合わせて数種類の色がありますので、修理するテーブルに合わせた色のパテを選びましょう。
もし色が合わなくても、補修用のペンで上から塗れば目立たなくなるので、パテの色は大まかで構いません。
紙やすりはあまり粗いものだと、元のテーブルまでも削ってしまうため、400番以上の細かいやすりを選びましょう。
テーブルにパテを埋めて凹みを修理する手順
パテで埋めるために必要なものが揃ったら、さっそく作業に取り掛かりましょう。作業は、5~10分あれば簡単にできますよ。
- 凹みをパテで埋める
- ヘラで余分なパテを取り除く
- 乾いたらやすりをかけて、さらに余分なパテを削る
- 色が目立つようなら、補修用のペンで塗り、周りの色と合わせる
やすりで削る際には、本来のテーブルの部分を削らないように注意しましょう。乾く前にヘラで余分なパテをできるだけ取り除いておくことが重要です。
テーブルの凹みが大きい場合は修理業者に依頼しよう
大きい凹みは、個人のDIYで完璧に修理をするのは非常に難しいです。パテを平らに充填し、紙やすりでさらに平らに削っていかなくてはなりません。
さらに、着色の段階で、既存部分との差をなくし、目立たなくさせることは慣れてないとできないでしょう。
特に凹みの範囲が広い場合は、木目を再現した仕上げができず不自然な仕上がりになりかねないので、専門の修理業者に相談しましょう。
傷の修理は、グリーンワークスのサイトによると、軽度なテーブル傷の修理費用相場は、「1万3千円~」となっています。
修理業者の選び方
ここからは、3つの修理業者の選び方を紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
- ホームページを見る
- 複数の業者から見積もりを取る
- 予算内で修理してくれ、口コミや実績を元に業者を選ぶ
1.まずはホームページを見る
まずは各修理業者のホームページを見てみることから始めましょう。修理業者の中にはホームページがない業者も存在しますが、やはりホームページがある業者の方が信頼が置けます。
ホームページに実績や職人の顔などが公開されているので、複数の修理業者を比べてみましょう。
2.複数の業者から見積もりを取る
複数の業者から修理依頼の見積もり取ることで、ある程度の相場が把握できます。修理費用は修理業者を選ぶ上で重要になりますので、見積もりは複数の業者から取りましょう。
また、業者に修理をお願いするときに「修理費用は安いのに、送料がかなりかかった」ということがありがちです。費用を出す際のポイントとして、送料まで計算に入れるようにしましょう。
3.予算や実績、口コミを元に業者を選ぶ
複数の業者から見積もりを取り、修理費用が明確になれば、あとは口コミや実績などから総合的に判断しましょう。
例えば、テーブルの凹みに対して好意的な口コミや、多くの実績があるかを基準にすると、選びやすいですよ。
良い修理業者を選ぶための3つのポイント
ここでは、良い修理業者を選ぶためのポイントを紹介しています。安心して愛着のある家具を任せるためにも、ぜひ業者を選ぶ際の参考にしてくださいね。
1.家具の引き取りに対応している
「家具の引き取りをしてくれるか」は、修理業者を選ぶ上で非常に大切です。家具の引き取りをしてくれる業者を選びましょう。
家具の中でも、テーブルは比較的重たい家具ですよね。そんな家具を自分で持ち運ぶのはかなり手間がかかりますし、運んでいる途中に新たな傷をつけてしまう可能性もあります。
業者を比較する際には、「家具の引き取りをしてくれるか」を確認しましょう。
2.ホームページに多数の実績を載せている
ホームページに多数の実績を上げている業者は信頼できる業者です。実績も、修理の風景や、修理工程などを詳しく掲載している業者が良い業者と言えるでしょう。
特に、今あなたが悩んでいるような「テーブルの凹み」についての実績や口コミがあると、安心して大切な家具を預けることができますよね。
最近では、ホームページ以外にも、ブログやSNSなどに修理事例を投稿している業者も多いため、チェックしてみるといいですよ。
3.見積りが無料
見積りが無料かどうかは確認しておきましょう。とくに、出張見積りをしてくれる業者だと、家具の状態を細かく見てくれるので、安心して修理をお願いできますよ。
修理業者を比較する際に、複数の業者から見積もりを取るため、見積りが無料な業者は助かりますよね。
まとめ
今回は、テーブルの凹みを自分で修理する方法と、業者に依頼する場合のポイントを紹介してきました。最後まで読んでいただきありがとうございます。
テーブルの凹みは、やり方を知っていれば個人でも簡単に修理することができるため、修理方法を知っているか知らないかで大きな差になります。
ぜひ今回の記事を参考にして、お気に入りのテーブルの凹みを修理し、より快適にテーブルを使ってあげてくださいね。