「テーブルのぐらつきが気になるけど、どうやって修理すればいいのかわからない」と困っていませんか?
テーブルがぐらつくと、作業や食事に集中できないので、早く直したいですよね。
とは言っても自分ではどのように直せばいいかわからないですし、どんな傷がついているときに修理業者にお願いすればいいかもわからないのが本音ではないでしょうか。
そこで今回は、テーブルがぐらつく原因と、修理方法を紹介します。ぜひ参考にしてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/youtuber-%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%AC%E3%83%BC-%E8%84%9A%E6%9C%AC-2838945/)
「テーブルのぐらつき」4つの原因
まずは、テーブルがぐらつく4つの原因を紹介していきます。原因を把握し、適切な対策を取りましょう。
脚の下にゴミがある・床が水平ではない
テーブルがぐらつくときに考えられる原因の1つめは、脚の下にゴミ等が挟まっているまたは、床が水平ではないことです。
脚の下にゴミがあり、4本の脚の高さに差が出てしまうためにぐらつきが起こります。
また、気づかぬうちに床が凹んでしまったり、カーペットなどを敷いたために床に微妙な段差ができてしまったりすることによって、ぐらついてしまいます。
- テーブルの脚下にゴミがないか確認
ネジ・ボルトのゆるみ
テーブルがぐらつくときに考えられる原因の2つめは、ネジ・ボルトが緩んでいることです。
一般的な家庭にあるテーブルの多くが組み立て式のテーブルで、脚と天板がボルトで接合されています。
この接合部が、使っていくうちに徐々に緩んでしまうことで、テーブルのぐらつきが発生します。
- ネジ・ボルトを締め直す
脚の長さが違う
テーブルがぐらつくときに考えられる原因の3つめは、脚の長さが違うことです。
テーブルの作りが雑だったり、使っていくうちに脚が削れてしまったりして、4本の脚の長さが揃っていないことから、ぐらつきが発生してしまいます。
- 脚下に何かを挟み、高さを揃える
- 脚をカットする
作りの甘さ(補強材が足りない)
テーブルがぐらつくときに考えられる原因の4つめは、作りが甘い(補強材が足りない)ことです。
値段の安いテーブルや、DIYなどで手作りしたテーブルなどに起こりやすく、補強材を足す必要があります。
- 横材で補強する
- 斜め材で補強する
- 補強金物で補強する
テーブルのぐらつきの修理法・対処法①脚の下にゴミがある
ここからは、テーブルのぐらつきを解消する方法を紹介していきます。
脚の下にゴミがあり、ぐらついてしまっているかもしれないので、まずはテーブルの脚の下にゴミがないか確認しましょう。
また、脚の底にゴミが付着している可能性もあるので、脚を上げ、脚の底も固く絞った濡れタオルで拭くといいでしょう。
場合によってはカーペットなどで床の高さが変わってしまうことで、テーブルがぐらついてしまうことがあります。カーペットの位置をずらすなどして、対策を行いましょう。
テーブルのぐらつきの修理法・対処法②ネジ・ボルトのゆるみ
脚下をキレイにしてもぐらつく場合は、テーブルのネジやボルトが緩んでいる可能性があります。テーブルを裏返し、ネジ・ボルトを締め直しましょう。
多くの場合はボルトで止まっていますが、接合の種類はテーブルによって異なります。ボルトの場合はスパナ、ネジの場合はドライバーと、種類に合わせた工具で作業を行いましょう。
テーブルがぐらつく原因の多くはこの”ネジ・ボルトの緩み”ですので、テーブルがぐらつく場合はぜひ試してみてください。
テーブルのぐらつきの修理法・対処法③脚の長さが違う
床が凹んでしまっている場合や、脚の長さが違う場合は、脚の長さを調節しましょう。
脚底に何かを挟む
脚の長さが違う場合、脚底に何かを挟むだけで解消することができます。
具体的には、段ボールや、布、木片などを浮いてしまう脚(短い脚)の底と床の間に挟み、高さを揃えてぐらつきを解消しましょう。
挟むだけでは不安であれば、脚底と段ボールなどの調節物を両面テープやボンドなどで接着すると安定感が増しますよ。
また、家具用の硬質フェルトもあります。床を傷つけずに済むので、こちらを使ってみるのもおすすめです。
脚をカットする
脚の長さを調節する際、長い脚をカットするのも1つの手段です。長い脚を見つけ、他の脚と長さが合うようにノコギリで切るか、サンドペーパーなどで削り調節しましょう。
そうは言っても、市販のテーブルで”カットするほど脚が長い”という状態はあまりないので、DIYで作ったテーブルなどが対象でしょう。
カットする長さが1mm以上のときはノコギリを、1mm以下のときはサンドペーパーを使うことをおすすめします。
テーブルのぐらつきの修理法・対処法④作りの甘さ
ここからは、作りの甘さや補強材の不足が原因のぐらつきに対する修理法を3つ紹介していきます。
横材で補強する
まずは、横材で補強するということです。幅10cm程度、厚み5mm程度のベニヤを端から端まで4辺、天板と脚に打ちつけることで、テーブルのぐらつきは収まります。
また、横と背面(座らない面)に板を取り付けたり、脚元に横材を設けてたりすることで、ぐらつきを解消することができます。
斜め材で補強する
構造物を安定させるために使われる斜め材のことを筋交い(すじかい)と言います。筋交いは、テーブルや椅子から木造建築まで、あらゆる構造物に使用されています。
この筋交いを入れることで、テーブルが安定し、ぐらつきを抑えることができます。
天板と脚を斜めに渡すように、木材やを入れたり、直角三角形の板を天板と脚の接合部分にあてたりするといいでしょう。
また、筋交い用の部材もAmazonやホームセンターなどで売っているので、確認してみてください。
補強金物で補強する
横材や筋交い以外にも、家具のぐらつきを抑えるものがあります。それが補強金物です。
補強金物は、天板と脚が交わる箇所に取り付けることで、天板と脚をしっかりと固定し、テーブルのぐらつきを直すものです。
こちらもAmazonやホームセンターで売っています。大きさや形など、様々な種類がありますが、大きめのL字金具や、下のような斜め材が入っている金物が強くておススメです。
番外編:アジャスターがある場合にはそれを利用しよう
テーブルの脚の裏を見てみると、ネジのようなものがありませんか?ネジがあるテーブルは、アジャスター付きのテーブルです。
アジャスターとは、テーブルの脚の長さが異なる場合に脚の長さを調節する道具です。このアジャスターがついていると、脚のカットをしたり脚底になにかを挟んだりする必要がありません。
アジャスターを回して調節するだけで、ぐらつくことなく快適に使うことができます。
また、アジャスターを後からつけることも可能です。アジャスターをつけることで、今後ぐらついたときは調節できるので、1度つけると便利ですよ。
原因がわからない時や自分での修理が不安なときは業者に頼もう
さて、ここまで家庭でできる対処法・修理方法を紹介してきましたが、「ぐらつく原因がわからない」「自分で補強したり、DIYしたりするのはハードルが高い」と思っている方もいるのではないでしょうか。
原因がわからなかったり修理するハードルの高さを感じたりする場合は、やはり業者に修理を依頼することをおすすめします。
業者にお願いすることで、ぐらつきの原因に合わせて最適な修理をしてくれますし、仕上がりも個人で修理するよりキレイになりますよ。
テーブルの修理を業者に依頼した場合の料金相場
業者に修理依頼することで、個人で修理する手間が省け、仕上がりもきれいになる一方で、個人で行うよりもコストがかかってしまうのがデメリットです。
テーブルの修理を業者に依頼した場合の料金相場は、大塚家具のサイトを参考にすると、テーブル脚のカットを修理依頼する場合、費用は約1万円~です。
業者に任せるメリットと、かかる費用とを見比べて、どちらを優先するか選んでくださいね。
修理業者を選ぶ時に考慮したい3つの比較ポイント
では、どのような修理業者に依頼すればいいのでしょうか。ここでは、修理業者を比較する際のポイントを紹介していきます。
1.口コミや実績を見る
修理業者のホームページには、これまでの修理の実績や修理を依頼したお客さんの口コミが掲載されています。
今回のテーブルのぐらつきに対して、多数の実績や、好意的な口コミがある修理業者を選びましょう。
2.複数の業者から見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取り、費用を比較することは重要です。修理業者の多くは、見積りが無料となっていますので、3~5社の見積もりを取りましょう。
その中で、予算内で修理をしてくれ、口コミや実績が豊富な業者を選ぶと良いでしょう。
3.運搬まで考える
テーブルの修理を業者に依頼する際にネックとなるのが、「家具の運搬」です。修理業者が家具の引き取りを行っているかは確認したほうがいいでしょう。
また、家具の引き取りもお願いする場合は、送料まで確認し、合計で修理費用がいくらかかるのかを計算しておきましょう。
テーブルのぐらつき修理 まとめ
今回は、テーブルがぐらつく原因と、それに合わせた7つの修理方法を紹介してきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
テーブルがぐらついて気になるときは、まず最初にぐらつく原因を突き止め、それに応じた対策をとることで解決することができます。
ぜひ今回の記事の内容を参考にして、テーブルのぐらつきを直し、安定したテーブルで快適な生活を送ってくださいね。