ソファーの革の傷や汚れがひどくなってきたので、修理に出すか悩んでいませんか?
この記事では、自分で補修する方法、修理店に出したときの流れと修理できる内容について紹介しています。
また、修理するよりも買い替える方がお得な場合もあるので、買い替えのタイミングや革の寿命についても紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください!
(トップ画像出典:https://pixabay.com/photos/chair-seat-bench-furniture-558951/)
まずはソファーの革の素材を確認しよう
革のソファーを修理すると言っても、革の種類や劣化の度合いで対処法が変わってきます。まずは自分のソファーの素材を確認しましょう。革製のソファーの素材には2種類あります。
- 本革:動物の皮を使った天然素材
- 合皮:布地に合成樹脂を塗った人工素材
見分け方は、本革の場合、指で押さえると自然な細かいしわがよったり、革の独特な臭いがします。
しかし、合皮の場合は、指で押さえると不自然な大きなしわができたり、無臭やビニールのような臭いがするので、一度自分で確認してみてください。
革の簡単な修理なら自分でもできる!
自分の使っている革の素材が確認出来たら、次は自分で補修できるかを判断します。しかし、補修はあくまでも一時的なものなので、根本的に解決するなら修理店に依頼しましょう。
合皮の場合
合皮の場合、「合皮補修シート」を使います。ホームセンターやネットショップで購入でき、種類も豊富です。購入前にサイズや色を調べておきましょう。
- 補修箇所より少し大きめにカット
- 補修箇所の周りの汚れを拭きとる(油分やほこりが残っていると張り付かない)
- シワができないように貼り付ける
本革の場合
表面が軽く剥がれている場合、「革用補修クリーム」を塗るだけで目立たなくなります。塗った後はしっかり乾かしましょう。
革が破けている場合、修理店に依頼しましょう。本革の場合は革の張替えが必要になります。
どちらの素材も表面が破れてきたり、あまりにボロボロの場合は修理店に依頼するしかありません。
革のソファーを修理するならプロに依頼するのが安心
簡単な補修なら自分でするのもいいですが、あまりにもボロボロな場合は修理店に依頼するのが安心です。
下手に自分で補修して革を傷めたり、余計に破れが広がったりする場合もあるので、自分でするのは不安という方も修理店に依頼しましょう。
- 見積り
- 引き取り・修理
- 納品・お届け
修理の金額やお届けまでの期間は、修理店によってばらつきがありますが見積りの段階で確認できるので、納得いく場合はそのまま修理を依頼しましょう。
修理できる内容は?
プロの修理店に依頼すれば、自分では直せないような傷や破れも修理することができます。
- シワやヒビ
- 色褪せ
- タバコの焦げ跡
- 破れや穴あき
- カラーチェンジ
もちろん本革や合皮に関係なく様々な傷を修理してもらえるので、自分では修理不可能な傷や自分で治すのは不安という方は修理店に依頼しましょう。
しかし、あまりにも傷がひどすぎる場合は、買い替える方が良い場合もあることを頭の隅に置いておきましょう。
まずは修理店に見てもらおう
「修理がいいのか、買い替えがいいのか・・・」と素人には傷や汚れを見ただけでは判断できないことがほとんどだと思います。そのようなときはまずは修理店に見てもらい、プロの意見を聞きましょう。
見積りの方法は修理店によって様々ですが、写真を送るだけでざっくりと見積りをしてくれる修理店もあるので、うまく活用するのがいいですね。
しかし、細かい部分まで見積りしてもらうには直接見てもらうのが一番なので、できるなら実物をみて見積りをしてもらいましょう。
革のソファーを長持ちさせる方法
修理してもらってもすぐにボロボロになってしまっては意味がないですよね。新しくソファーを買うとしてもここで紹介する3つの方法を使えば、ソファーを長持ちさせられるでしょう。
ソファー用カバー
ソファー用カバーを使うことで、革に直接触れなくなるので長持ちします。
革は空気中の水分や汗などで、乾燥やべたつきなどの劣化が起こりますが、ソファー用カバーを使えば革に直接触れなくて済むから長持ちするのです。
シートクッション
シートクッションはソファー用カバーと同様、座面に直接触れなくなるので革が長持ちします。
また、ソファー用カバーよりも分厚くクッション性があるため、座面の保護にもなり、座りやすくなるのも特徴です。
直射日光に当てない
もっとも簡単に行える方法は、直射日光に当てないことです。本革も合皮も直射日光や熱に弱く、革の乾燥やべたつき、色落ちの原因になってしまいます。当てないようにしましょう。
修理はもうできないかも。革のソファーの寿命
傷や汚れがひどくなってきたソファ。修理しようか悩んでいるかもしれませんが、もしかすると革の寿命かもしれません。
「本革の寿命」は10年以上と言われていて、お手入れの度合いによっては30年以上持ち、一生ものになるのが特徴です。
しかし、中のクッションが悪くなったり、骨組みが痛んだりしたときは買い替えが必要になります。
「合皮の寿命」は5年~7年と言われています。加水分解という性質があり、時間が経てば革がボロボロになってしまうのです。革がボロボロと落ちてくるようなら、買い替え時かもしれません。
革の修理がダメならソファーの買い替えも検討しよう
長年同じソファーを使っていると、愛着がわいてくるかもしれません。どうしても修理したいと考える人もいますが、寿命が来ている場合は部分的に直してもすぐに破れてしまいます。
また、傷や破れがひどいソファーは、使っていなくても子供やペットが遊んでケガの原因にもなるかもしれません。部屋のイメージを悪くすることもあるでしょう。
新しいソファーを購入すれば、気分も一新するのでおすすめですよ!
ソファーの革がボロボロに。買い替えに適したタイミング
ここではソファーの買い替えに適したタイミングを3つ紹介します。
1つ目は、破れや汚れがひどいときです。あまりにもひどいとケガをする可能性もあるので、買い替えるのがいいでしょう。
2つ目は、座り心地が悪いときです。ソファーはリラックスするために使うものなので、座り心地が悪いと元も子もありません。長年使っていることによってクッションが悪くなる場合もあります。
3つ目は、家の雰囲気に合わない場合です。引っ越しなどで家の雰囲気と合わないなと思ったときは、寿命と考えてもいいかもしれません。部屋のイメージが壊れるようなら、買い替えをおすすめします!
まとめ
簡単な傷や汚れなら自分で補修できますが、傷がひどい場合や自分で直すのは不安という方は、修理店に依頼しましょう。革をまるまる張り替えたり、修理店によってはカラーチェンジも行ってもらえます。
素人には傷の判断は難しいので、まずは見積りに出して金額や納期に納得いけば修理を依頼しましょう。
ただ、場合によっては、修理するよりも買い替える方がお得なこともあります。
座り心地が悪くなったり部屋のイメージと合わなくなった場合も、買い替えのタイミングなので、新しいソファーを買って気分を一新させましょう!