省スペースでおしゃれな部屋を演出できる壁掛けテレビ。その魅力を活かすためには「配線」を隠すことが重要です。
そこで今回は、壁掛けテレビの配線の隠し方について解説します。この記事を読んでもらえれば、よりすっきりとした空間を演出できるでしょう。
また、配線整理の注意点やケーブル隠しの実例も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/インテリア-デザイン-テーブル-2591365/#content)
壁掛けテレビの配線を隠す方法
壁掛けテレビで特に頭を悩ませるのが「配線整理」。おしゃれな部屋を演出するには、如何に配線を上手く隠せるかが重要です。
壁掛けテレビの配線を見えないようにするには、主に5つの方法が挙げられます。
- 「コンセント」を設置して配線を隠す
- 「配線カバー(モール)」で配線を隠す
- 「フェイクウォール」で配線を隠す
- 「DIY」で配線を隠す
- 「家具」で配線を隠す
次の章からは、5つの方法について解説していくので、自分に合った方法で配線を整理してみてください。
①「コンセント」を設置して壁掛けテレビの配線を隠す
配線を綺麗に隠したい方は、壁掛けテレビを設置する場所に「コンセント」と「アンテナ端子」を取り付けるのがおすすめです。
そうすれば配線を長く取る必要がないので、電源ケーブルやアンテナ線をコンパクトにまとめられます。
なお、賃貸マンションなどに住んでいる方も、大家さんや不動産屋から許可をもらえれば増設できる可能性があります。
スマートに配線を隠したい方は、ぜひ相談してみると良いでしょう。
②「配線カバー」で壁掛けテレビの配線を隠す
配線を隠す方法として最もポピュラーなのが「配線カバー」を使った方法です。
“モール”と呼ばれる市販の配線カバーで隠せば、壁内を通さずにケーブル類を隠すことができます。
モールには「カットして長さを調整できる」「粘着テープで固定できる」といった特徴があるので、初めての方も挑戦しやすいかと思います。
カラーバリエーションが豊富なので、画像の部屋のように壁の色に合わせて目立たないものを選ぶのがおすすめです。
③「フェイクウォール」で壁掛けテレビの配線を隠す
壁掛けテレビを利用する際、「フェイクウォール(偽の壁)」を増設してテレビを設置する方法があります。
この方法なら「賃貸だから壁面に穴を開けるのは無理」「壁面がコンクリートだから配線を通せない」という方も、綺麗に配線を隠すことが可能です。
なお、コンセントパネルまでの配線は「モール」を使って隠すことで、よりすっきりとした印象に仕上がります。
フェイクウォールの種類は様々で、極力既存の壁紙に溶け込むようなデザインを選ぶ方もいれば、部屋のアクセントになるように趣の異なるデザインを選ぶ方もいます。
④「DIY」で壁掛けテレビの配線を隠す
賃貸などで壁に穴を開けられない場合は「DIY」で対応するのも1つの手です。
例えば、「ディアウォール」というアイテムで2本の柱を立てれば、壁に傷付けることなく壁掛けテレビを設置できます。
ディアウォール:2×4材(38mm×89mm)などを使って、壁に傷付けることなく柱を設置できるアイテム
柱に板壁を取り付けて穴を開ければ、フェイクウォールと同じように配線を隠すことが可能です。
なお、ディアウォールは突っ張り棒の要領で設置できるので、取り付けも撤去も簡単にできます。
⑤「家具」で壁掛けテレビの配線を隠す
壁掛けテレビの配線は「家具」で隠すのもおすすめです。画像のように棚やテレビボードを利用すれば、手っ取り早く配線を隠すことができます。
特にテレビボードは「配線を隠しやすい」「DVDデッキなどを収納できる」という特徴があるので、部屋をすっきり見せるのにとても便利です。
なお、家具で配線を隠すときは「ケーブルの見える範囲を少なくする」「真っ直ぐケーブルを垂らす」ことを意識すると、よりすっきりとした印象に仕上がります。
配線が少し見えるだけでも気になる場合は、先程紹介した「モール」を使って隠すと良いでしょう。
壁掛けテレビの配線整理で注意すべきポイント
壁掛けテレビの配線を整理する際は、以下の2つのポイントに注意しておきましょう。
- 許可を得てから作業を行う(コンセントの増設など)
- 配線整理に不安がある方はプロに任せる
許可を得てから作業を行う
コンセントの増設など特別な作業をする場合、必ず大家さんや不動産屋に確認を取りましょう。
賃貸によって許可される作業範囲が異なるので、ルールに従って配線整理をするようにしてください。
配線整理に不安がある方はプロに任せる
「上手く配線整理ができるか不安」という方は、プロに任せるのがおすすめです。
費用はかかりますが、プロに任せれば漏電の心配がなく、よりすっきりとした部屋に仕上げられます。
配線を隠した壁掛けテレビの実例を紹介
この章では、配線を隠した壁掛けテレビの実例をいくつか紹介します。
テレビ裏にコンセントとアンテナ端子を増設すれば、画像の部屋のようにケーブルを完全に隠せます。
賃貸だと増設できない可能性がありますが、スマートに配線を隠すならコンセント・アンテナ端子の取り付けがおすすめです。
こちらのシンプルな部屋は、配線カバー(モール)と家具を利用して配線を上手く隠しています。
よりすっきりとした印象にするため、壁面・モール・家具の色を合わせているのがポイントです。
先程は「ディアウォール」を使ったDIYを紹介しましたが、こちらの部屋では「塩ビ管」を使って配線を隠しています。
DIYは「自分好みにアレンジしやすい」「費用を抑えられる」というメリットがあるので、この機会に挑戦してみるのも良いでしょう。
テレビの代わりにプロジェクターの利用もおすすめ
「どうしても壁掛けテレビの配線が気になる」という方は「プロジェクター」の利用も検討してみると良いでしょう。
近年は軽量小型モデルや天井に取り付けるプロジェクターも販売されており、場所を取らずに映像を楽しむことができます。
プロジェクターにもよりますが、配線工事が不要で100インチ以上の大画面が手軽に楽しめるのは、特に賃貸に住んでいる方にとって魅力的かと思います。
すっきりとした環境でダイナミックな映像を楽しみたい方は、ぜひプロジェクターの利用も検討してみてください。
壁掛けテレビの配線を隠す方法まとめ
今回は、壁掛けテレビの配線を隠す方法について解説しました。改めて紹介した方法を簡単にまとめてみます。
壁掛けテレビの配線を隠す方法 | 特徴 |
コンセント・アンテナ端子 | スマートに配線を隠せる |
配線カバー(モール) | 最も一般的な方法で費用が安い |
フェイクウォール | 賃貸でも壁裏に配線を隠せる |
DIY | 費用が安くアレンジしやすい |
家具 | 作業の手間が要らず手取り早い |
壁掛けテレビの配線を見えないようにするだけで、部屋の印象は大きく変わります。
この記事も参考にしていただき、より素敵な部屋を演出してみてください。