リモートワークの影響もあり、注目が集まっている書斎&ワークスペース。一口に“書斎”と言っても、レイアウトには多様なパターンが存在し、人によって活用方法も様々です。
そこで今回は、書斎の基本レイアウトやおしゃれに見せるテクニックを解説していきます。
また、書斎レイアウトの実例も紹介するので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/photos/fireplace-apartment-room-416042/#content)
書斎のデスクレイアウトの基本パターン
初めて書斎を作るとき、多くの方が“デスクを配置する場所”に悩むかと思います。
書斎のデスクレイアウトは、主に3つの基本パターンが挙げられます。
- デスクを壁に付ける
- デスクを壁から離して配置する
- デスクを部屋の角に置く
どのレイアウトにも善し悪しがあるので、自分の用途に合っているものを選んでみてください。
次の章からは、上記の3つのレイアウトについて詳しく解説していきます。
書斎の基本レイアウト①デスクを壁に付ける
デスクを壁に付けるレイアウトは、椅子の背面側にスペースができ、部屋を広く確保できます。
また、壁しか視界に入らないことから、作業に集中しやすいメリットもあります。
モニターが落ちる心配もないので、仕事をするのにぴったりなレイアウトと言えるでしょう。
但し、目の前に壁があることで圧迫感を感じてしまう方もいます。そのような場合、奥行きがある机を選ぶと圧迫感を軽減できます。
書斎の基本レイアウト②デスクを壁から離して配置する
デスクを壁から離すレイアウトは、視線の先が開けているので、開放感がある書斎を求める方におすすめです。
逆に言えば、家具や物が目に入るので、作業に集中できるよう周辺環境をすっきりさせておきましょう。
デスクを壁から離す際は、しっかりと動線を確保するのがポイントです。デスクと壁を60cm以上離しておけば、よりスムーズに出入りができます。
また、パソコンで作業をする方は「逆光で画面が見えなくなる」「モニターが落ちやすくなる」という点にも配慮が必要です。
書斎の基本レイアウト③デスクを部屋の角に置く
デスクを部屋の角に置くレイアウトは、デッドスペースを有効活用できるのが魅力です。
また、高さのある収納棚やモニターを置いても、圧迫感を感じにくいメリットがあります。
「部屋数が少ないからデッドスペースを活かしたい」「省スペースで集中できる書斎が欲しい」という方に、おすすめのレイアウトと言えるでしょう。
但し、部屋の間取りの影響を受けやすいので、構造によってはデスクを配置できない場合があります。
書斎を作るスペースのメリット・デメリット
書斎と言えば“個室”のイメージが強いですが、共有スペースやデッドスペースを活用した書斎もあります。
この章では、各スペースのメリット・デメリットを解説するので、書斎作りの参考にしてみてください。
個室
個室に書斎を作る最大のメリットは、仕事や趣味に集中しやすいことが挙げられます。
更にプライバシーが守られているので、1人でリラックスするのに最適なスペースと言えるでしょう。
但し、「家族との時間が減る場合がある」「スペースや光熱費が必要になる」といったデメリットもあるので注意が必要です。
共有スペース
リビングなどの共有スペースに書斎を作る場合、照明や空調などを共有できるため、余分なコストがかかりません。
個室のようなプライバシーはないですが、本棚やパーテーションで仕切りを設ければ、生活空間が分離されて作業がしやすくなります。
但し、周りの雑音などが気になる方は、作業に集中するのは難しいかもしれません。
デッドスペース
書斎のスペースを確保できない場合は、階段下や出窓などデッドスペースを活用するのがおすすめです。
活用していないスペースを使うので、部屋に圧迫感を与えずに書斎を作ることができます。
但し、場所によっては「必要なスペースを確保できない」「コンセントや照明がない」など不便に感じる場合があります。
書斎を作るときは「デスクサイズ」にも要注目
書斎を作るとき、レイアウトやスペースも重要なポイントですが、用途に合ったデスクサイズを選ぶことも重要です。
サイズ選びに失敗すると「作業がしづらい」「窮屈に感じる」といった問題が起きてしまいます。
人にもよりますが、本やノートを置いて読み書きするなら「幅80cm×奥行40cm」、ノートパソコンで作業するなら「幅100cm以下」でも不便なく利用できます。
なお、インテリアショップ「Garage」ではデスク選びのポイントを紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
書斎を作る際は「椅子を引くスペース(目安:75cm)」や「人が通れるスペース(目安:60cm)」も確保しておきましょう。
快適な書斎を作る3つのポイント
この章では、快適な書斎を作るための3つのポイントを紹介します。
- デスクの上をスッキリさせる
- コンセントの位置を確認する
- インテリアの色味を意識する
デスクの上をスッキリさせる
書斎に限ったことではないですが、デスクの上が散らかっていると集中力が下がります。
作業効率を悪くしないためにも、机の上には物を置かないようにしましょう。
デスクに収納がない場合、手の届く位置に収納家具を設置すると便利です。
コンセントの位置を確認する
仕事がメインになる場合、パソコン・ルーター・プリンターなどを使うので、コンセントの位置が重要になります。
予めコンセントの位置を確認し、書斎を作るスペースに適しているのか確認しておきましょう。
なお、コンセントが離れている場合、延長コードでカバーすることができます。
但し、「掃除がしにくくなる」「見た目が悪くなる」という点には注意しておきましょう。
インテリアの色味を意識する
より快適な書斎を作るには、インテリアの色味にも注目しておきましょう。
例えば、黒色には「高級感を与える」、茶色には「心を落ち着かせる」、青色には「集中力をアップさせる」といった効果があります。
人によって色の好みは異なりますが、色彩心理を意識すれば理想的な書斎を作ることができます。
書斎をおしゃれに見せるテクニック
書斎を作る際、多くの方が「おしゃれな空間に仕上げたい」と考えるかと思います。
以下の3つのポイントを意識すれば、より雰囲気のある空間に仕上げることができます。
- 空間に統一感を出す(部屋全体の色味や家具のデザインなど)
- インテリアに遊び心を加える(アクセントクロスなど)
- 生活感があるものを隠す(ティッシュなど)
上記のポイントを押さえておけば、おしゃれですっきりとした書斎を演出できるでしょう。
次の章では、書斎レイアウトの実例を紹介するので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
おしゃれな書斎レイアウトの実例
この章では、おしゃれな書斎レイアウトの実例を3つほど紹介します。
こちらの書斎は、落ち着きのある黒色と茶色を基調とし、シックな印象に仕上がっています。
間接照明やペンダントライトを取り入れ、明るさを抑えて上品さを演出しているのもポイントです。
このように色味や光を意識すれば、おしゃれな書斎を作ることができるでしょう。
こちらの書斎は、収納棚が視線から外れるように設置され、作業に集中できるよう工夫が施されています。
本や資料も綺麗に収納されており、すっきりとした印象に仕上がっています。
また、インテリアの色味や材質を揃えているのもポイント。統一感を出すことで、よりおしゃれな雰囲気を生み出しています。
こちらの書斎は、全体的にグレーで統一されており、クールな印象に仕上がっています。
ちなみにグレーには「ストレスを緩和してくれる」「落ち着きを与えてくれる」といった効果があるので、書斎でゆったりと過ごしたい方におすすめです。
また、刺激が少ないグレーの中に、プラントやオブジェを配置してアクセントを加えているのもポイント。
このように遊び心をプラスすれば、堅苦しくない空間を演出できます。
まとめ:特徴を把握して書斎のレイアウトを決めよう
今回は、書斎レイアウトのパターンや、おしゃれな書斎作りのポイントを紹介しました。
“書斎=個室”のイメージがありますが、共有スペースやデッドスペースを活用すれば、立派な書斎を作ることが可能です。
なお、書斎はデスクの大きさや配置する向きなどで使い勝手が変わります。更に空間の色味や明るさも書斎の印象を左右します。
ぜひこの記事も参考にしていただき、あなただけの素敵な空間を手に入れてみましょう。