『TomDixon./トムディクソン』は欧州を代表するデザイナー、トム・ディクソンによるイギリスのインテリアブランドです。
TomDixon.という名前を聞いたことがあるが「どんなデザインのブランドだろうか」「人気のある商品が知りたい」と思っていませんか?
今回は、TomDixon.の歴史やコンセプト、目指しているモノについて解説していきます。この記事を読んでいただければ、よりTomDixon.の魅力を感じられるでしょう。
TomDixon.の代表的な人気のある商品もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。(アイキャッチ画像:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97-%e3%82%b7%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%89-%e5%85%89-1209278/)
TomDixon./トムディクソンの歴史
1980年代トム・ディクソンは、プロのミュージシャンとしてナイトクラブを経営。パフォーマンスとしてステージで金属を溶接しながら、客の前でイスを製作しました。
その才能をジュリオ・カッペリーニに見出され、イタリアの家具メーカー「Cappellini(カッペリーニ)」から「Sチェア」を発表。MoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクションに選出されます。
1998年にHabitat(ハビタ)社のクリエイティブディレクターに就任し、2000年に大英勲章(QBA)が授与され、イギリスの産業に対する功績が認められました。
2002年、家具からホームアクセサリーのデザイン・製造・販売まで手掛ける「TomDixon.」を設立し、独特な世界感が現在も世界中のファンを魅了し続けています。
TomDixon./トムディクソンの目指しているモノ
トムディクソンは、今までの有名な家具のデザイナーたちとは違って、デザイナーを目指していたのではなくミュージシャンをしていましたが、事故にあったのが引き金となりデザイナーの道へ進みます。
独学でプラスチック・バンパー技術を習得し、廃物などでオブジェや家具を作ったのがきっかけで、素材の特徴を生かした独創的なデザインを製作するようになりました。
様式家具を現代的にしたウィングバック・チェアや、宇宙服のヘルメットから作り出したミラーボールライトなど、アイコニックなデザインでありながら機能面にもこだわりのあるインテリアを目指しています。
TomDixon./トムディクソンのトピックス
2021年2月11日、トムディクソンはデジタル技術によって作り出された仮想現実のイベント「24 HOURS IN STOCKHOLM」を開催し、最新のコレクションCLOUD(クラウド)を発表します。
このイベントで、職人の手によって作り出された彫刻のようなアルミニウムのインテリアオブジェのコレクションを展示しました。
ストックホルムに設けられた会場でCLOUDシリーズの器、花瓶、大皿を展示すると共に、トムディクソン自身が、作品の制作背景やデザインに込めた思いを語ります。
トムディクソンは現地を訪問することはできませんでしたが、現地の会場に本人のホログラムを出現させ、リモートでイベントを試みました。
TomDixon./トムディクソンの照明のシリーズ7つ
TomDixon.の照明は斬新なデザインで有名です。素材や製造方法にこだわりもある、代表的な照明のシリーズを7つご紹介します。
- BEAT(ビート)…インドの伝統的な真鍮の板金技術によりハンドメイドで製作。
- MELT(メルト)…ハーフミラー加工によって点灯時はポリッシュメタルのように、点灯時は宇宙のような光を燈す。
- CUT(カット)…ダイヤモンドカットのシェイドのように施し、メルトと同じ加工によって浮遊した宝石や切れ子細工のような光を放つ。
- ETCH(エッチ)…「デジタルエッジング技術」で幾何学的なパターンを刻みこみ、周囲に多層的な陰影を映しだすシェードを実現。
- COPPER(コッパー)…真空蒸着技術で実現した鏡のようなシェードが特徴。銅が使われている。
- OPAL(オパール)…フロスト電球のような白乳シェード。
- SPRING(スプリング)…ステンレスリボンで形作られたシェードが特徴のペンタントランプ。
TomDixon.の照明は独創的なデザインですが、部屋を魅力的に引き立てるようなペンダントやフロアスタンド、テーブルスタンド等の形で幅広く展開されています。
TomDixon.トムディクソン①美術館用のチェア
次の章からは、TomDixon.の代表的な人気のある商品をご紹介します。
最初にご紹介するのは、ロンドンの王立美術館のプロジェクトに収めるチェアとしてデザインされたイス『Scoop Chair High(スクープ チェア ハイ』。
レーシングカーのシートのように、体を包み込むようなデザインで全体をカバーリングしたデザインが特徴です。ダイニングチェアとしてもサイドチェアとしても使用できます。
- 商品名:Scoop Chair High
- ブランド名:TomDixon.
- 素材:張地:DESIGNER GUILD/カシア CA09ブラック(綿82% モダール9% ポリエステル9%)BUTE/モリーメルトンMO0202ブラック(ウール70% ポリアミド25% その他5%) 中材:ウレタンフォーム 脚部:オーク材(ブラック色)
- サイズ:幅63㎝ 奥行60cm 高さ92cm 座面高46cm アーム高68cm
- 価格:187,000円(税込)
- 重量:17.5kg
- 商品URL:Scoop Chair Highをチェック
TomDixon.トムディクソン②英国的なデザインのテーブル
次にご紹介するのは、代表的な人気のあるデザインの『Fan Table Base+White Marble Top Raund 900(ファンテーブルベース+ホワイトマーブルトップ ラウンド900)』.
孔雀の羽根をモチーフにした英国の伝統的なウィンザーチェアのデザインをアレンジしました。車輪から放射線上に伸びるスポークのような意匠が特徴です。
- 商品名:Fan Table Base+White Marble Top Raund 900
- ブランド名:TomDixon.
- 素材:天板:ホワイトマーブル ベース:パーチ材(ブラック塗装)/オーク材
- サイズ:幅90㎝ 奥行90cm 高さ45cm 天板厚2cm
- 価格:150,700~151,800円(税込)
- 商品URL:Fan Table Base+White Marble Top Raund 900をチェック
TomDixon.トムディクソン③シルエットが変化ペンライト
次にご紹介するのは、デザインが繊細なスプリングタイプの照明『Spring Pendant Large(スプリング ペンライト ラージ)』。
ステンレス・スチール製のリボンを束ねたようなペンライトです。光がリボンの間をすり抜け、シェードのシルエットが自由自在に変化します。
トム・ディクソンの照明専用に開発された調光可能な内蔵LED電球を使用しています。
- 商品名:Spring Pendant Large
- ブランド名:TomDixon.
- 素材:ステンレススチール
- サイズ:幅95~112㎝ 奥行95~112cm 高さ12~70cm ※高さはシャフト部分を含みません 全長:330㎝
- 価格:330,000円(税込)
- 重量:4.2Kg(コード除く)
- 商品URL:Spring Pendant Largeをチェック
TomDixon.トムディクソン④オブジェ風フロアライト
次にご紹介するのは、メルトタイプのフロアライト『Melt Surface LED(メルト サーフェイス内蔵LED フロアライト仕様)』。
シェードの不規則な凸凹面へ光を反射させることで、物体が溶け落ちるような視覚効果を演出します。
灯りを消した時と点灯した時と全く異なる表情を見せ、周りの景色を映し出す鏡のオブジェと変化します。
- 商品名:Melt Surface LED
- ブランド名:TomDixon.
- 素材:ポリカーボネート
- サイズ:幅50㎝ 奥行50cm 高さ28.4cm
- 価格:148,500円(税込)
- 重量:1.8Kg(コード除く)
- 商品URL:Melt Surface LEDをチェック
TomDixon.トムディクソン⑤香りを楽しむキャンドル
最後にご紹介するのは、生活の中に癒しを与える『Scent Candle Medium London(セント キャンドル ミディアム ロンドン)』。
赤レンガや公園に自生するクロッカスやイラクサ、ロンドン郊外のダゲナムに流れるテムズ川のほのかな潮の香りが楽しめます。
- 商品名:Scent Candle Medium London
- ブランド名:TomDixon.
- 素材:銅・大理石・ワックス(ソイワックス50%・パラフィン50%)
- サイズ:幅8㎝ 奥行8cm 高さ8.5cm
- 価格:12,650円(税込)
- 重量:全体重量:300g 内容重量:260g
- その他:燃焼時間:約60時間
- 商品URL:Scent Candle Medium Londonをチェック
TomDixon./トムディクソンの評判・口コミ
TomDixon.(トムディクソン)の家具をいくつかお伝えしましたが、リアルな口コミや評判も気になりますよね。
そこで、購入者のリアルな口コミや評判を集めましたので合わせて紹介します。
・シックな照明。値は張るが、1つあるだけで部屋の雰囲気をグレードアップ出来る。
・レパートリーが多いので自分の好きなデザインの照明が見つかるはず。
・1度見たら忘れない独創的なフォルムの照明。リビングに置いているが友人に「どのブランド?」と興味を示してもらえます。
・モダンデザインが好きだったので購入しました。まるで芸術作品のよう。大切に愛用しています。
TomDixon.(トムディクソン)の口コミや評判をまとめると「モダンデザイン」「独創的なフォルム」に魅力を感じている良い口コミがほとんどでした。
まとめ:TomDixon./トムディクソンでアートな部屋に
今回は、トム・ディクソンによるイギリスのインテリアブランド『TomDixon./トムディクソン』についてご紹介しました。
TomDixon.の家具やインテリアの商品は、素材の特徴を生かした斬新的なデザインが評価されてきたブランドです。
ひとつお部屋に取り入れるだけで、アート的でユニークなインテリアが生まれます。ぜひ、TomDixon.のインテリアをお部屋に利用してはいかがでしょうか。